このクリーチャーの決定的にヒキガエルに似た頭部のてっぺんで、球形の目がぎらついている。たくさんの疣と隆起が緑っぽい皮膚を飾っている。
経験点600
混沌にして悪/中型サイズの人型生物(ボガード)
イニシアチブ -1; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 14、接触9、立ちすくみ14(+3外皮、-1【敏】、+2鎧)
ヒット・ポイント 22(3d8+9)
頑健 +5、反応 +0、意志 +1
移動速度 20フィート、水泳30フィート
近接 モーニングスター=+5(1d8+3)、舌=-1接触(“粘つく舌”)
特殊攻撃 恐怖の鳴き声
【筋】15、【敏】9、【耐】14、【知】8、【判】11、【魅】10
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 13
特技 《追加HP》、《武器熟練:モーニングスター》
技能 〈隠密〉-1(湿地では+7)、〈軽業〉+2(跳躍+14)、〈水泳〉+10; 種族修正 +8湿地での〈隠密〉、+16跳躍での〈軽業〉、+4〈知覚〉
言語 ボガード語
その他の特殊能力 息こらえ、沼渡り
出現環境 温暖/湿地
編成 単体、2体、軍隊(3~12)
宝物 NPCの装備品(レザー・アーマー、モーニングスター、その他の宝物)
息こらえ(変則)/Hold Breath ボガードは溺れたり窒息したりする危険をおかさずに、【耐久力】×4ラウンドの間息を止めていることができる。
粘つく舌(変則)/Sticky Tongue ボガードの舌攻撃が命中したクリーチャーは、ボガードから10フィートを超えて遠くに移動することができず、舌がくっついている限りアーマー・クラスに-2のペナルティを被る(複数の舌がくっついていてもペナルティは累積しない)。1回の標準アクションとして対抗【筋力】判定を行って成功するか、舌に2ポイントの斬撃ダメージ(アーマー・クラス11、ダメージはボガードの実際のヒット・ポイントを減らさない)を与えれば舌をはずすことができる。ボガードは目標から10フィートを超えて遠くに移動することができないが、ボガードは舌を1回のフリー・アクションではずすことができる。ジャイアント・フロッグと異なり、ボガードは目標を舌で引き寄せることはできない。
沼渡り(変則)/Swamp Stride ボガードは湿地にいる限りどんな種類の自然の移動困難な地形も通常の速度で移動できる。魔法的に変更された地形には通常通り作用を受ける。
恐怖の鳴き声(超常)/Terrifying Croak 1時間に1回、ボガードは1回の標準アクションとして大きな恐ろしい鳴き声をあげることができる。ボガードから30フィート以内にいるボガード以外のクリーチャーは難易度13の意志セーヴを行わなければならない。失敗すれば1d4ラウンドの間怯え状態になる。このセーヴに成功したクリーチャーは以後24時間、同じ個体のボガードの鳴き声の作用を受けなくなる。すでに怯え状態にあるクリーチャーは代わりに1d4ラウンドの間恐れ状態になる。セーヴ難易度は【魅力】修正値に基づき+2の種族ボーナスを加えて算出されている。
ボガードは擬人化されたカエルやガマに似ており、水かきのついた手足、大きな目、極端に広い口を持つ。このクリーチャーは大河や沼地の深みの近くに住処を構える。そこで土手の泥の小山に小さな村を作る。ボガードは繁殖池でオタマジャクシとして生まれ、最後に体長3フィートになると手足が生え、陸上生活が可能になる。氏族に受け入れられるためには、若いボガードは知性を持つ人型生物を狩って仕留めねばならず、失敗した者は追放される。ボガードは年を経るにつれ、成長し続け、色彩を失っていく。例外的に年老いたボガードは完全に白い皮膚によって筋肉で肥大した肉体を覆っている。これらのボガードの一部は祭司王のカーストの地位を得、自らの氏族を支配しグロテスクな楽しみに耽る。
多くの場合背を曲げているが、ボガードは直立すると身長5フィートで、体重は200ポンド弱である。このクリーチャーは50年は生きるが、沼地の過酷さと内輪もめのため短い年数でその生は打ち切られる。