グリフィン

グリフィン Griffon

この堂々たる獣の胴体はライオンのもので、と前足は巨大のもの。さらに、一対の大きな羽が生えている。

グリフィン 脅威度4 Griffon

経験点1,200
真なる中立大型サイズ魔獣
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚夜目〈知覚〉+12

防御

アーマー・クラス 17、接触11、立ちすくみ15(+6外皮、-1サイズ、+2【敏】
ヒット・ポイント 42(5d10+15)
頑健 +7、反応 +6、意志 +4

攻撃

移動速度 30フィート、飛行80フィート(標準)
近接 噛みつき=+8(1d6+3)、鉤爪(×2)=+7(1d6+3)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 飛びかかり引っかき(×2)=+7、1d4+3)

一般データ

【筋】16、【敏】15、【耐】16、【知】5、【判】13、【魅】8
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +9; 戦技防御値 21(対足払い25)
特技 《技能熟練:知覚》、《鋼の意志》《武器熟練:噛みつき
技能 〈軽業〉+10、〈知覚〉+12、〈飛行〉+6; 種族修正 +4〈軽業〉、+4〈知覚〉
言語 共通語(話せない)

生態

出現環境 温暖/丘陵
編成 単体、2体、獅子軍(6~10)
宝物 乏しい

グリフィンは強な捕食飛行生物で、高所にあるから急降下して襲いかかり、くちばしと鉤爪獲物をとらえる。攻撃的でなわばり意識の強いグリフィンはただの獣などではなく、むしろグリフィンの敬意を勝ち取れた者にとっては計算高い戦闘要員にして忠誠心の高い相であり、友や近者を守るためにぬまでう。

体重は500ポンド(約225kg)を超え、体長は鉤状のくちばしから毛の尻までで8フィート(約2.4m)に達するグリフィンは、紋章などの図学でや権威や正義のシンボルとして長年使われてきた威堂々たるシルエットであたりを打ち払う。現実には、グリフィンは食料を狩ることと自分の身を守ること以外の抽象的な事柄にはほとんど興味を示さない。に調教されたり友となったりして乗騎として仕えるが、グリフィンは別段人型生物に生まれつきしみを覚えているわけではなく、グリフィン好みの食料であるを守ろうとする文明種族との間で頻繁に血なまぐさい争いが発生する。都市の人々は調教されたグリフィンの堂々たる物腰と25フィートの長に感嘆するかもしれないが、この荒々しい戚と生活域を共有することを余儀なくされた農民たちは、この獣の狩りの金切り声を裂いたら急いで家に戻って家畜小屋を守らなければならなくなったことを悟る。

グリフィンのつがいはぬまで添いとげ、殺されたつがい相や仔の復讐を行なうためなら大抵は何年もかけて探し出すことだろう。この生来の執拗さと獰猛な忠誠心こそ、グリフィン乗騎や宝の山の番人という飼育用途に供された第一の理由のようだ。生来の危険性にも関わらず、捕らえたグリフィンや盗んだ卵の取り引きは活発で、グリフィンの卵は1個当たり3,500gpまでの値がつき、生きた雛はその2倍の値がつく。だが、グリフィン乗騎を熱望するキャラクターは、グリフィンのような知性のあるクリーチャーを購入したり家畜化したりするのは大抵の善属性の神々には奴隷制と受け取られてしまうことに注意すべきである。また、グリフィン自身の自由意志による忠誠を勝ち取るのは決して容易なことではない。互いに快く合意(ないし友情)に達する方が、グリフィン乗騎を確実に得るためのずっと優雅で安全な道だ。

騎手を乗せてうようになる前に、グリフィンには騎手重量に耐える訓練が必要である。訓練に成功するためには、まずグリフィンの態度が調教師に対して“友好的”以上になっていなければならない。おそらくは、〈威圧〉判定〈交渉〉判定〈動物使い〉判定が必要になるだろう。しかる後に、6週間の訓練を行なって難易度20の〈動物使い〉判定に成功することによって、この獣はこの重みを大して気にしなくなる。そしてその知性により、調教されたグリフィン〈動物使い〉技能の説明に書かれているあらゆる“芸”を修得しているものとして扱う。おそらくは、共通語でなされた新しくシンプルな要求にも応じてくれる。

グリフィンは300ポンドまでを軽荷重で、600ポンドまでを中荷重で、900ポンドまでを重荷重で運搬できる。グリフィンに騎乗するには“特殊な鞍”が必要である。


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