Sleepwalking Suggestion/夢遊病の示唆
出典 Horror Adventures 127ページ
系統:心術(強制)[精神作用]; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー5、ウィッチ5、サイキック5、バード4、ミーディアム3、メスメリスト4
発動時間:標準アクション
構成要素:音声、動作、物質(タギットのオイル2服分、合計180GP相当)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:クリーチャー1体
持続時間:24時間
セーヴィング・スロー:意志・無効もしくは不可(本文参照); 呪文抵抗:可
術者は目標のクリーチャーを夢遊病のように眠りから覚まさせ、1~2文に限定される行動を行わせる。呪文は目標がすでに眠っているなら直ちに、意識がある場合は眠りに落ちた瞬間に効果を表す。クリーチャーが行動を起こす前に術者が指示を出すまで待機するように指示することもできる。眠っているクリーチャーはこの呪文に対してセーヴを行えない。提案された行動は、目標が自分や他人を直接傷つけるものであってはならないが、合理的である必要はない。例えば、扉は窓の鍵を開けたり、味方の糧食に毒を入れたりするように指示することはできるが、屋根から飛び降りたり、眠っている味方に対してとどめの一撃を行わせたりすることはできない。直接的な危害を加えさせる指示は、行動を行う直前に目標を覚醒させ、何をスべきだったのかを曖昧に記憶してしまう。
目標は自身の移動速度で移動するが、疾走したり速い速度で移動する能力を与えるわけではない。暗闇の中では暗視を持っているかのように移動し、ほとんどの単純なアクションや技能を用いるアクションを行うことができる。しかし、戦闘や呪文発動、具体的な認知能力を必要とするアクション(複雑な意思決定、パズルの解除、複雑な魔法のアイテムの使用など)を行うことはできない。眠りながら行動している間にダメージを受けたなら、目標は新たにセーヴィング・スローを行わなければならない。成功したなら呪文は終了し、クリーチャーは目を覚ます。対象が提案された行動を完了するか、呪文が終了するか解除されるかすると、目標は意識を持たないまま眠りについていた場所に戻り、通常通りに目を覚まさなければならない。意識がない間に何をしたかの記憶は保持されない(上記に示したのが唯一の例外である)。
スリープウォークAPGとは異なり、スリープウォーキング・サジェスチョンを睡眠以外の理由で気絶状態にあるクリーチャーに使用すると、自動的に失敗する。スリープウォーキング・サジェスチョンの影響を受けたクリーチャーは、危害を加えようとしたために起こされない限り、睡眠中に行動するように指示されていることに気づかない。