半ばしか形作られていない唸る犬が、この灰色がかった泡の山から盛り上がっている。
経験点1,600
真なる中立/中型サイズの粘体(変身生物)
イニシアチブ +4; 感覚 擬似視覚60フィート; 〈知覚〉+2
アーマー・クラス 14、接触14、立ちすくみ10(+4【敏】)
ヒット・ポイント 73(7d8+42); 高速治癒2
頑健 +8、反応 +6、意志 +4
完全耐性 粘体の種別特性
移動速度 30フィート
近接 叩きつけ(×2)=+10(1d6+5)
【筋】20、【敏】19、【耐】22、【知】―、【判】15、【魅】11
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +10; 戦技防御値 24(足払いされない)
技能 〈変装〉+8(【知力】の値を持っている場合は+15); 種族修正 +8〈変装〉
その他の特殊能力 変身(本文参照)
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体または集団(あるクリーチャーに化けたもの1、加えて同種のクリーチャー取り合わせの一団)
宝物 なし
変身(超常)/Change Shape ドッペルドレックの変身能力によって、擬似視覚の能力で知覚している生きているクリーチャーの形態をとることができる。ドッペルドレックは通常精神を持たないが、模倣の技能はその知力を再現するのに十分なものである。1あるいは2の【知力】を持つクリーチャーの形態を維持する間、その【知力】の値を得る。それより高い【知力】のクリーチャーを模倣する場合、ドッペルドレックは依然として2の【知力】しか持たない。ドッペルドレックが【知力】値を得るとき、ヒット・ダイスに等しい技能ランクを得、全て〈変装〉技能に配置される。それ以外はこの能力は通常の変身として機能する。ドッペルドレックが異形、動物、竜、魔獣、蟲の形態をとる場合、ビースト・シェイプIVのリストにあるクリーチャーの能力を得る。フェイ、人型生物、人型怪物の形態をとる場合、モンストラス・フィジックIVのリストにあるクリーチャーの能力を代わりに得る。植物の形態になるならば、プラント・シェイプIIIのリストにあるクリーチャーの能力を得る。ドッペルドレックは他の粘体や、人造、来訪者、アンデッドを模倣することができない。
自然な形態では、ドッペルドレックは淡い塊で海の泡のような外見をしている。しかしながらドッペルドレックは彼らが擬似視覚でとらえた他のクリーチャーを習慣的に模倣し、彼らの形態だけでなく生来の能力や【知力】の一部さえも取り入れる。その変身能力を使用したドッペルドレックは現在模倣しているクリーチャーの種別であると信じており、彼らの振る舞いは、知性が許す限りそのクリーチャーの種別の典型的な振る舞いに一致する。ドッペルドレックは平均的な人型生物のような【知力】の高いクリーチャーを模倣しようと試みるとき、周囲のクリーチャーを追跡し、その行動を絶えずコピーして、言葉として認識できるような不正確な発声を作る。孤立したドッペルドレックは最終的に元の形態へ戻る。
時折、有力な魔法やその他の手段に晒されることによって、ドッペルドレックは永続的な知性と個性を得、アウェイクンド・ドッペルドレックとなる。アウェイクンド・ドッペルドレックは6以上の【知力】を有し、自身の2倍までの【知力】を持つものに模倣するために変身能力を使うことができる。アウェイクンド・ドッペルドレックはヒット・ダイスに等しい技能ランクを依然として〈変装〉に割り当てないといけないが、新しい形態となるたびに適当だと考えられる他の技能ランクに割り振ることができる。