経験点4,800
真なる中立/大型サイズの粘体(変身生物)
イニシアチブ -4; 感覚 擬似視覚60フィート; 〈知覚〉-5
アーマー・クラス 10、接触5、立ちすくみ10(+5外皮、-1サイズ、-4【敏】)
ヒット・ポイント 126(12d8+72)
頑健 +10、反応 +0、意志 -1
完全耐性 [強酸]、粘体の種別特性
移動速度 20フィート、登攀20フィート
近接 叩きつけ=+13(2d6+7、加えて2d6[強酸]および“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 締めつけ(2d6+7、加えて 2d6[強酸])
【筋】20、【敏】3、【耐】22、【知】―、【判】1、【魅】1
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +15(組みつき+19); 戦技防御値 21(足払いされない)
技能 〈登攀〉+13
その他の特殊能力 収縮、罠形態
酸(変則)/Acid デストラップ・ウーズは肉のみを溶かす酸を隠し持つ。肉以外の物体で作られたクリーチャーはこの酸に対して完全耐性を持つ。
罠形態(超常)/Trap Form 1分を費やすことで、デストラップ・ウーズは中型もしくは大型で、少なくともひとつは可動箇所がある物理的な罠(落とし穴は除く)の姿をとることができる。この粘体はいつまでもこの形態のままでいることができる。この形態として取ることのできる罠の脅威度は、デストラップ・ウーズ自身と同じかそれより小さくなければならない――Core Rulebookの420~421ページに記載された適切な罠として、振り下ろされる斧の罠(脅威度1)、壁に仕込んだ大鎌の罠(脅威度4)、落ちてくるブロックの罠(脅威度5)が挙げられる。罠形態において、この粘体は自身の攻撃ボーナスを使用するが、それ以外については模倣した罠のように機能し、罠の能力とダメージを使用する。クリーチャーの罠を探すための探索がこの粘体の罠形態を見つめるための難易度を超えたなら、難易度19の〈知識:ダンジョン探検〉判定を行うこと。この判定に成功すれば、そのクリーチャーはこの罠の真の姿を見破ることができる。この粘体が何らかのダメージを受けた場合、1回のフリー・アクションとして元の形態を明らかにする。それ以外の場合、元の形態に戻るのは1回の即行アクションである。
デストラップ・ウーズ(即死罠の粘体)は自らの意志で動き狩りを行う、橙褐色の汚泥の気持ち悪い塊である。こいつは食べるためだけに存在する。オーカー・ジェリーに関連付けて考えられるデストラップ・ウーズは、通常の移動形態では12フィート(約3.7m)までの幅と6インチ(約15cm)の深さを持つ。移動している間は横方向に1~2本の足を縮ませる。これにより高さが6インチ(約15cm)増え、塊は震えながら前に転がっていく。
デストラップ・ウーズは他の粘体に比べると、襲撃する機会を探しているようには見えない――彼らは不意討ちによる狩りを好む。彼らが持つ単純な機械式の罠の姿を模すという能力は、長いこと研究者の興味を引き続けている。しかしこの能力は超常的にずる賢いものではあるが、知性の芽生えによるものではない。デストラップ・ウーズには創造的な能力は一切ない――この能力は動き回るうちに遭遇した罠のものまねをしているだけで、写し取る罠の様相は、最近遭遇したわずかな数に限られる。
このような粘体が魔法の干渉をその起源とすることは疑いのないことだ。数えきれぬ古代の墳墓の内部にはこの粘体がおり、永遠の罠の形態で忍耐強く潜んでいる。そして墓荒しが来て何百年ぶりの食事を喰らうことを待ちわびているのだ。デストラップ・ウーズについて研究するものは、オーカー・ジェリーを完璧な護衛とする失われた文明のウィザードが作成したのではないかと考えている。
オーカー・ジェリーのように、年を経たデストラップ・ウーズは巨大なサイズになる。有毒ガスを噴霧し、酸を撒き散らかし、毒を取り込むような、ずっと複雑な罠の姿を取ることのできるものもいるという噂もある。あまりにも大きいがために、複数の稼働部位を持つ部屋全体を覆う罠の姿となることができるものもいると主張するものさえいる。