一対の輝く蝶の翅が小さな竜の背中から生えている。
経験点600
混沌にして善/超小型の竜
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 18、接触16、立ちすくみ14(+3【敏】、+2外皮、+2サイズ、+1回避)
ヒット・ポイント 22(3d12+3)
頑健 +4、反応 +6、意志 +5
完全耐性 麻痺、睡眠; 呪文抵抗 13
移動速度 10フィート、飛行60フィート(完璧)、水泳30フィート
近接 噛みつき=+4(1d3-1)
接敵面 2と1/2フィート; 間合い 0フィート
特殊攻撃 ブレス攻撃(5フィート、円錐形、多幸感、頑健難易度12、1d4ラウンド毎に使用可)
擬似呪文能力 (術者レベル3; 精神集中+6)
3/日―グレーター・インヴィジビリティ(自身のみ)
ソーサラー修得呪文 (術者レベル3; 精神集中+6)
1レベル(6/日)―グリース(難易度14)、サイレント・イメージ(難易度14)、スリープ(難易度14)
0レベル(回数無制限)―ダンシング・ライツ、フレア(難易度13)、ゴースト・サウンド(難易度13)、メイジ・ハンド、オープン/クローズ
【筋】9、【敏】17、【耐】13、【知】16、【判】14、【魅】16
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 14(18対足払い)
特技 《軽業師》、《回避》
技能 〈軽業〉+8(跳躍時+0)、〈はったり〉+9、〈交渉〉+9、〈飛行〉+23、〈知覚〉+8、〈真意看破〉+8、〈隠密〉+17、〈水泳〉+17、〈魔法装置使用〉+9
言語 共通語、竜語、エルフ語、森語; テレパシー100フィート
環境 温順や暑熱の森
編成 単体あるいは家系(2~8)
宝物 標準
ブレス攻撃(超常)/Breath Weapon 5フィートの円錐、多幸感は1d6ラウンドの間持続、難易度12頑健・無効。影響を受けたクリーチャーは多幸感の持続時間の間よろめき状態、不調状態になり、[恐怖]効果への完全耐性を持つ。フェアリー・ドラゴンはこのブレス攻撃を1d4ラウンドに1回使用できる。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
スードゥドラゴンの親戚であるフェアリー・ドラゴンはむら気で陽気ないたずら者であり、ほとんどの時間を涼しい森の空き地での休憩かある種の悪ふざけや冗談に費やす。悪ふざけのほとんどは即興だが、いくらかのフェアリー・ドラゴンは1つの本当に特別な冗談の準備に、数ヶ月あるいは数年さえ費やすことが知られている。これらの中立にして善の――しかし時に迷惑な――いたずら好きが住んでいる土地を通り過ぎる旅人たちは、あらゆる意味で想像力豊かな困り者に会ったら警戒を怠らないよう助言される(苺の汁で塗りたくられたホース、携帯用寝具の中のアント、そして枝葉の上を飾る衣服はそのほんの僅かな例である)。
トゥルー・ドラゴンとは異なりフェアリー・ドラゴンは歳経ても大きくなりはしないが、鱗は色を変え、赤から虹色を通して老年期には暗い菫色になる。フェアリー・ドラゴンは歳と共に術者としての力が伸び(典型的にはソーサラーのレベルを得る)、より強力な呪文を修得しその生来の能力を補完する。フェアリー・ドラゴンの呪文はそのいたずらを創造するあるいは強化するのに使用できる道具であることに焦点が置かれる傾向があり、幻術および心術の呪文が特に一般的である。
フェアリー・ドラゴンは他に選択肢がない限り戦闘を避ける。戦わざるを得ないなら、フェアリー・ドラゴンは殺すよりも混乱させようとし、呪文とブレス攻撃両方を使用して敵を弱体化させ散らし逃げさせようとする。この唯一の例外はフェアリー・ドラゴンの家族あるいは仲間が危機に瀕しているときである。この超小型の竜と同じくらい気まぐれな者の多くはすぐこの気の良いクリーチャーと絆を結び、この竜が面白く陽気に感じるフェイといった者とは特にそうなる傾向がある――冒険者たちとは、特にフェアリー・ドラゴンのいたずらに激怒した者とはそうして交流を持てることがある。
フェアリー・ドラゴンは時に術者の仲間となり、好奇心が強く時に無謀であるが、真なる使い魔として仕える。混沌にして善から1段階以内の属性で、《上級使い魔》特技を持つ最低7レベルの秘術系術者は、フェアリー・ドラゴンを使い魔として選択できる。