ラークシャサ

ラークシャサ Rakshasa

ラークシャサ物質界で生まれるが、物質界の存在ではない。彼らはフィーンドのと形質を持つが、その運命は動かしようもなく定命の世界につながれており、彼らはそこで支配する場所を探す。浮世の喜びに取り付く操るもの、反逆者、暴君の転生者であるラークシャサは唯物的なのありようを体現している。暴によるを受けた後、その魂はこの世の退廃と利己的な関心事に強く関連付いているために、彼らはその人生の卑しさをより良く反映する姿をとり、フィーンドとして生まれ変わる。それ故に、賢者達はこの存在を「この根付く」と呼ぶようになったのだ。

下級のラクタヴァーナから強マハラジャまで多くの異なる種類ラークシャサがいるが、この種族通常最も多く遭遇するものは他の名前で知られていない――彼らは同のあるメンバーよりも強だが他のものよりは弱く、従者と主のちょうど中間に位置している。そのようなラークシャサ動物頭部(一般的なものとして大型のネコ科、、ワニ、、猛禽類など)と表裏逆になったで広く知られている。実際、野性的な特徴と奇妙に逆になった関節は全ての種類ラークシャサにおける顕著な特徴であり、ほとんどのラークシャサは姿を変える超常能力や強幻術によってこれらの特徴を隠すことができる。

ラークシャサは自らの種族のものとの間に子をなすことはできない。そのため新しいラークシャサラークシャサラークシャサでないものの組み合わせか、稀なことだがラークシャサでないもの2名の組み合わせから生まれる。ラークシャサでないから生まれたラークシャサは、母が妊娠している間に片か両が大きな事を犯した際にのみ生まれてくる。このことによって、かつて殺されたラークシャサの亡はまだ生まれていない子供の体を奪い、この世界に転生することができるのだ。稀なことだが、このような冒涜的な誕生がなるや罪なきを苦しめることがある。このような場合、両は自らでは制御できないような大いなるに曝されたためであることが多い。ラークシャサ人間よりはるかに早く成熟し、14歳より若くして完全な大人として振る舞えるようになる。このように早く成熟するにもかかわらず、ラークシャサぬまでに500年以上生きることができる。んだ後にその魂は転生のための新しい宿主を探し、この汚らわしき転生という忌まわしい輪廻を幾度となく繰り返し続けるのだ。

ラークシャサは森羅万象それぞれのクリーチャーは任ずるべき適した役割を持ち、自らの立場を理解し改するために働くことによって成功を導くことになると信じている。ラークシャサは階級制度をでもでもなく、純粋に実利上のものと捉えている。より高い階級のクリーチャーはその大きなを尊敬されるべきであり、より下の階級のものは上の人が富やを求めたなら、より高い階級のものの資産を拡張する自発的な奉仕を強要されるべきである。

ラークシャサ社会には7つの階級が存在する。(下位から最上位まで順に)パガラレイターズゴスタ食事)、アフラ(新米)、ダーシャカ従者)、パラデシラークシャサ)、ハキマ(王)、サムラタ(王の王)。ラークシャサの階級制度はラークシャサ社会全てだけではなく、生きとし生けるもの全てを包含する――ラークシャサのみがダーシャカ以上の位に到達できるにも関わらず。

ラークシャサは神は彼ら自身を凌駕するを持っていることを渋々認めているが、ほとんどのラークシャサは総じて神性という概念を小鹿にしている。神は確かに存在する最も強な存在の一員だ。しかしや野心を持つものや、稀に幸運な定命のものがラークシャサにとって神性を持つ存在に至るというがあまりに多いために、宗教的な敬意をそのようなクリーチャーに払うことはない。ラークシャサは現世から来世の存在への変移を、自らの底知れぬ潜在の証、そして神性に至る第一歩として捉えている。そのため、種族としてラークシャサ神格を奉じることを否定している。しかし彼らは的を果たすためならば、そのような無類のある存在の従者を組むことをためらいはしない。

ラークシャサの肌は体的な損傷に驚くほど耐性があり、ほとんどの武器による攻撃無効化したり、その効果を劇的に弱めたりすることができる。しかしこの肌を貫通するほどの聖なる武器ラークシャサ生命にその一撃を届かせることができ、著しい損傷を与える。その結果ラークシャサがよく知られている場所では、敵の中にいるときに魔法を使って変装することに苦心している。

ラークシャサ・イモータルRakshasa Immortals

ラークシャサ・イモータルズ(不死なるラークシャサ)はすべき定めを免れるに至ったラークシャサである――彼らはもはや、ほとんどのラークシャサが堪え忍ぶ転生と再生の輪廻に束縛されることはなく、真に不死となる。芸術を完成させ狂気使いこなすための永遠の人生を与えられたこれらのクリーチャーは、神のを伸ばす。以下の一覧にこの世界で知られるラークシャサ・イモータルズを何体か示す(全てというわけではない)。その中でも、ラヴァナはもっとも強くもっとも年かさのものである。

ラークシャサ:タータカ Rakshasa, Tataka

この背の高い、い肌をした女性は逆向きになったを持ち、不自然特徴を持つ野生動物のような顔立ちをしている。

タータカ 脅威度15 Tataka

経験点51,200
秩序にして悪大型サイズ来訪者原住変身生物ラークシャサ
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚トゥルー・シーイング〈知覚〉+19

防御

アーマー・クラス 28、接触13、立ちすくみ24(+1回避、+15外皮、-1サイズ、+3【敏】
ヒット・ポイント 225(18d10+126)
頑健 +18、反応 +9、意志 +12
ダメージ減少 15/および刺突; 呪文抵抗 30

攻撃

移動速度 40フィート; エア・ウォーク
近接 素手攻撃=+24/+19/+14/+9(2d6+7/19~20)、噛みつき=+19(1d8+3)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 ディテクト・ソウツ難易度24)、武勇の達人
擬似呪文能力術者レベル15; 精神集中+20)

エア・ウォークトゥルー・シーイング

修得呪文術者レベル12; 精神集中+17)

6レベル(3回/日):ヒール
5レベル(6回/日):テレキネシス難易度20)、フレイム・ストライク難易度20)
4レベル(7回/日):チャーム・モンスター難易度19)、ディメンジョン・ドアフリーダム・オヴ・ムーヴメント
3レベル(7回/日):ディスペル・マジックファイアーボール難易度18)、ヘイストレイジ
2レベル(7回/日):アシッド・アローインヴィジビリティキュア・モデレット・ウーンズデス・ネル難易度17)、ミスディレクション
1レベル(8回/日):コマンド難易度16)、シールド・オヴ・フェイスマジック・ミサイルメイジ・アーマーレイ・オヴ・エンフィーブルメント難易度16)
0レベル(回数無制限):アシッド・スプラッシュオープン/クローズブリード難易度15)、プレスティディジテイションメイジ・ハンドメッセージメンディングライトリード・マジック

一般データ

【筋】24、【敏】16、【耐】25、【知】13、【判】13、【魅】20
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +26; 戦技防御値 40
特技 《回避》《強打》《クリティカル強化:素手攻撃》、《クリティカル熟練》《渾身の一打》《渾身の一打強化》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+23、〈軽業〉+18(跳躍+22)、〈真意看破〉+19、〈水泳〉+18、〈生存〉+16、〈知覚〉+19、〈知識:宗教〉+10、〈登攀〉+17、〈はったり〉+23、〈変装〉+26; 種族修正 +4〈はったり〉、+8〈変装〉
言語 共通語、獄語、地下共通語
その他の特殊能力 変身人型生物いずれか; オルター・セルフまたはジャイアント・フォームI

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、巡視隊(3~6)
宝物 標準

特殊能力

武勇の達人(超常)/Martial Artist タータカ素手攻撃は2d6ポイントのダメージを与える。タータカモンクレベルを得ているなら、タータカ素手攻撃ダメージモンク素手攻撃ダメージのいずれか高い方を使用する。ダメージ減少を克服する際、この素手攻撃秩序にして悪武器として機能する。

呪文 タータカは12レベル・ソーサラーとして呪文を発動する。タータカソーサラー通常使用できるものに加えて、クレリック呪文リストから呪文を発動することができる。タータカに対しては、クレリック呪文秘術呪文として扱う。

タータカラークシャサはそのの中でもっとも捉えがたく、もっとも大きい。彼らは哲学者であり狂信者であり、ラークシャサ・イモータルの忠実な僕である。彼らは宗教と陥穽に精通しているため、人を堕落させ冒涜することに卓越している。彼らのようなラークシャサはその行を無駄にし聖なる人々を殺すために、聖地や清浄な儀式を直接襲うこともある。タータカラークシャサへの崇拝を除いてあらゆる宗教を侮蔑しており、公然とあざ笑いながら、生意気にも他宗教を信じる者に誰であれ襲いかかる。

しかしタータカラークシャサは単なる熱狂者以上の存在である。彼らは若いときから武術の訓練を行う――モンクその他の素うスタイルの体現者と同程度に、その打撃でを打ち砕くことができる。

一般的なタータカは全長12フィート(約3.6m)、重量1,300ポンド(約585kg)。


ラークシャサ:ダンダスカ Rakshasa, Dandasuka

この小さなクリーチャーは身なりがよく宝で飾りたてた汚らわしいノームに見えるが、その顔はほとんど全て口とで覆われている。

ダンダスカ 脅威度5 Dandasuka

経験点1,600
秩序にして悪小型サイズ来訪者原住変身生物ラークシャサ
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+9

防御

アーマー・クラス 19、接触16、立ちすくみ14(+1回避、+3外皮、+1サイズ、+4【敏】
ヒット・ポイント 51(6d10+18)
頑健 +5、反応 +9、意志 +6
ダメージ減少 5/または刺突; 呪文抵抗 20

攻撃

移動速度 30フィート、登攀20フィート
近接 噛みつき=+8(1d6+1、加えて“出血”)、(×2)=+8(1d4+1)
特殊攻撃 急所攻撃+1d6、出血(1d4)、ディテクト・ソウツ難易度15)
擬似呪文能力術者レベル5; 精神集中+7)

1回/日:クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス

修得呪文術者レベル2; 精神集中+4)

1レベル(5回/日):ヴェントリロキズム難易度13)、チャーム・パースン難易度13)

0レベル(回数無制限):ゴースト・サウンド難易度12)、デイズ難易度12)、ディテクト・マジックブリード難易度12)、メイジ・ハンド

一般データ

【筋】13、【敏】18、【耐】16、【知】13、【判】12、【魅】15
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +6; 戦技防御値 21
特技 《一撃離脱》《回避》《強行突破》
技能 〈隠密〉+17、〈軽業〉+10、〈真意看破〉+10、〈知覚〉+9、〈手先の早業〉+10、〈登攀〉+10、〈はったり〉+15、〈変装〉+19; 種族修正 +4〈はったり〉、+8〈変装〉
言語 共通語、獄語、地下共通語
その他の特殊能力 変身人型生物いずれか; オルター・セルフ

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または殺人集団(3~10)
宝物 標準

特殊能力

呪文 ダンダスカ2レベルソーサラーとして秘術呪文を発動する。

ラークシャサの中で「噛むもの」として知られるダンダスカ密偵や暗殺者としての役割を担う。彼らはラークシャサの随行員や秘密のネットワークの一部として現れることが多い。操り殺すために生まれた彼らは、その仕事を楽しみ血を見ることで喜ぶ。そのため、ダンダスカは敵を操り犠牲者をばらばらにするといった自らの仕事を、楽しげに笑いながらこなす。

ダンダスカは皆じっとしていることができず精的だ。彼らは活動と娯楽を強く望んでおり、伝統的な報酬として病人や狂人を好む。ダンダスカのいたずらが犠牲者に楽しまれることは滅多にない。

ひどい飢えが非常に活動的なダンダスカ体を苦しめると、このクリーチャー人型生物と血を強く求める。そのような血が流れると、ダンダスカはしばしばその汚らわしき欲求を抑えることができなくなる。血のついたを舐め、こぼれた血をですくい、戦闘でより戦術的に優れた選択肢を犠牲にして倒れた敵をかじることさえある。ダンダスカは必要なときには他のでも我慢するが、常に人型生物を好む。

殺害と騒乱のみがダンダスカの任務というわけではない。より強ラークシャサ使者従者として、仲間ダンダスカを派遣する。その通常無秩序な性向にもかかわらず、彼らは約束を違えた場合の恐ろしい結果を仄めかせるだけで、想良く信頼を得て交渉を行う。ダンダスカ交渉役は有利な結果に到達できない場合には何とかしてこの難局を切り抜ける。同様に、仲間ラークシャサに派遣された従者ダンダスカはできる限り忌まわしき段を抑え込むが、彼らの雇い主は依然として彼らを楽しませ良く食わせるようにする。しかしダンダスカがあまりにも喜び続けることには、注意しなければならない。というのは、彼らはある人がねばいいというくだらない願いのような、不用意な口を言うがためによけいな注を浴びることで知られているからだ。

ダンダスカ欲望娯楽や食料から富にまで渡る。ダンダスカは皆、快適で出来のよい衣服、ピカピカのおもちゃをこよなくする。そのほとんどはばかばかしい見たにならない程度にできるだけ多く宝を身につけ、紐を交差させるものもいる。ダンダスカは全長3フィート(約90cm)、重量55ポンド(約24.8kg)。

ラークシャサ:マハラジャ Rakshasa, Maharaja

非の打ち所のない装いと変わりな宝飾品で着飾ったこの不浄のものは、その表裏が逆になったに華なサーベルを持っている。

マハラジャ 脅威度20 Maharaja

経験点307,200
秩序にして悪中型サイズ来訪者原住変身生物ラークシャサ

イニシアチブ +13; 感覚 暗視60フィート、全周囲視覚〈知覚〉+31

防御

アーマー・クラス 37、接触24、立ちすくみ27(+1回避、+13外皮、+4反発、+9【敏】
ヒット・ポイント 310(20d10+200)
頑健 +16、反応 +21、意志 +18
ダメージ減少 20/および刺突; 呪文抵抗 35

攻撃

移動速度 40フィート、飛行30フィート(良好)
近接 +3ファルシオン=+31/+26/+21/+16(2d4+15/15~20)、噛みつき(×4)=+23(1d6+4)
特殊攻撃 追加イニシアチブディテクト・ソウツ難易度29)
擬似呪文能力術者レベル18; 精神集中+27)

コンプリヘンド・ランゲージズタンズ
回数無制限:クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス
1回/日:ドミネイト・モンスター難易度28)

修得呪文術者レベル18; 精神集中+27)

9レベル(4回/日):ウィアード難易度28)
8レベル(6回/日):グレーター・シャドウ・エヴォケーションマインド・ブランク
7レベル(7回/日):マス・インヴィジビリティグレーター・シャドウ・カンジュレーションスペル・ターニング
6レベル(7回/日):マス・サジェスチョン難易度25)、グレーター・ディスペル・マジックトゥルー・シーイング
5レベル(8回/日):テレポートフィーブルマインド難易度24)、ベイルフル・ポリモーフ難易度24)、マインド・フォッグ難易度24)

4レベル(8回/日):レッサー・グローブ・オヴ・インヴァルナラビリティスクライングチャーム・モンスター難易度23)、ディメンジョン・ドア
3レベル(8回/日):ヴァンピリック・タッチ難易度22)、サジェスチョン難易度22)、ディスペル・マジックノンディテクション
2レベル(8回/日):シー・インヴィジビリティダークネスノックミスディレクション難易度21)、レジスト・エナジー
1レベル(9回/日):アイデンティファイヴェントリロキズム難易度20)、チャーム・パースン難易度20)、マジック・ミサイルメイジ・アーマー
0レベル(回数無制限):アーケイン・マークゴースト・サウンドデイズ難易度19)、ディテクト・マジックブリード難易度19)、プレスティディジテイションメイジ・ハンドメッセージリード・マジック

一般データ

【筋】27、【敏】28、【耐】30、【知】25、【判】22、【魅】29
基本攻撃 +20; 戦技ボーナス +28; 戦技防御値 52
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《強行突破》《クリティカル強化:ファルシオン》、《呪文音声省略》《呪文高速化》《呪文動作省略》《戦闘発動》《ホバリング》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+30、〈隠密〉+30、〈軽業〉+27(跳躍+31)、〈鑑定〉+25、〈交渉〉+30、〈呪文学〉+25、〈真意看破〉+27、〈知覚〉+31、〈知識:貴族宗教神秘学、歴史〉+25、〈はったり〉+35、〈飛行〉+31、〈変装〉+30; 種族修正 +4〈知覚〉、+4〈はったり〉、+8〈変装〉
言語 共通語、獄語、地下共通語、奈落語; コンプリヘンド・ランゲージズタンズ
その他の特殊能力 変身人型生物いずれか; オルター・セルフ

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体
宝物 ×2(+3ファルシオンその他宝物

特殊能力

追加イニシアチブ(超常)/Extra Initiative 遭遇が始まる際、マハラジャイニシアチブを2回ロールする。マハラジャは2つの内高い方のイニシアチブ値で通常通り行動する。低い方のイニシアチブ値では、マハラジャは1回の標準アクションを行うことができる。

呪文 マハラジャは18レベル・ソーサラーとして秘術呪文を発動する。

全てのラークシャサを求めるが、その飢餓感が強迫観念以上のものとなっているものもいる:は生まれながらに持つ権利なのだと。ラークシャサ達に伝えられた伝説では、マハラジャのことが語られている――このラークシャサが行った略奪や残忍な行為によって彼らは同の他のものよりも高みに至り、様々な神話寓話、訓話を体現した、獣のフィーンドに転生することになったのだと。下位のラークシャサから尊敬と恭順を集めるに相応しい存在であるマハラジャは、ラークシャサという種族の中に1つの感情を想起させる。すなわち、恐怖である。

マハラジャラークシャサは大いなるを持つラークシャサがサムラタ(ラークシャサ社会的で精神的なカースト制における高位)の一員として何度かの生を過ごした後に現れる。ラークシャサマハラジャ位に昇ると、同のもの達はそれに気づき、この若いマハラジャに仕えるために遠く広範な地域から彼の元に訪れる――若いときからその支持を得ようと願うのだ。マハラジャの誕生は大きなチャンスが迫っていることを意味する。マハラジャ危険宿命を全うしたり、ラークシャサの永久の国を見つけたり、神聖なる即位を経験したり、大いなる敵を撃退してその領域を奪ったりといったことを行う。彼らは領土を広げるために、要求に従いしばしばその副官や従者に領土を十分な大きさに切り分け配布する。マハラジャが100年の間に何体も現れるというのは、極端に珍しいことだ。

マハラジャはあまりに大きく、その人生はあまりに長い。それ故にほとんどの時間を労苦の贅沢を楽しむことに費やす。軍隊を操ることも下級のラークシャサの策謀を操ることもしないには、贅沢の中で無気に、従者魅了ないし支配した人型生物であることが多い。マハラジャが十分に強であれば、善属性来訪者であることもある)で最もしいものたちに囲まれていることが多い。

マハラジャの棲み家は一般に豪奢で退廃的な大邸宅である。何十年か何百年の活動の後、のフィリグリーが円柱を彩り、ラークシャサ神話と伝説が彫り込まれた巨大な浮き彫りの彫刻でが飾られる。長椅子よりも、珍しい羽毛を詰め珍しいクリーチャーの皮から造られた豪華な枕を調度品として使用し、敗北した為政者の冠、滅んだ国の財宝、失敗した副官の頭部といった、何百年もの暴虐における利品を全てにかけている。

しかしマハラジャの素晴らしい経験とがあるからといって、脅威が存在しないとか無視できるというものではない。不忠の従者ある王、野心を持つ対抗やおせっかいな冒険者などが皆、マハラジャの支配に挑戦しようと現れるかもしれない。これに抗するため、マハラジャ自身の安全を確保するために不正なやり方を取る。それは暗殺であったり偽りの噂であったり、脅威を探し出すための幻武者であったりする。攻撃警戒し広い支配地域を持つほとんどのラークシャサマハラジャは人里離れた宮殿や豪華なをいくつももっており、それらを終わること無くして回るのだ。

ラークシャサ・ラジャヒラージャ Rakshasa Rajadhirajas

それぞれのマハラジャは固有の存在であり、その進化の過程はそれ以前の全てとは異なる弱点を与える。その人生を超えて、その生き方は無数の教訓を教え独自のを与える。一般的なマハラジャ幻術占術力術達人である。他の様々な術、えば召喚術死霊術を体得しているマハラジャもいる。マハラジャが有害なを育て続けるに従い、そのは同のものさえも凌駕する。最終的には、王の中の王、ラジャヒラージャの位を継承することもある。

マハラジャがそうである以上に、ラジャヒラージャは固有の存在である。ラジャヒラージャの脅威度が21を下回ることはない――ほとんどのものは標準のマハラジャを超える、追加の種族ヒット・ダイスを持つ。追加の種族ヒット・ダイス1つごとにこのラークシャサ脅威度は+1ずつ増加し、それに伴い有効ソーサラー術者レベルが+1ずつ増加し、ラークシャサ個々の的や哲学に応じて以下のような新しい擬似呪文能力を得る。自らが間と達人となることを望んだラジャヒラージャは、1日3回グレーター・テレポートを使用するか1日1回タイム・ストップを使用する能を得ることがある。一方自らを変質の達人と見なすものは、1日1回シェイプチェンジを使用するか回数無制限でポリモーフを使用する能を得ることがある。達人はその代わりに追加のダメージを与える擬似呪文能力を得るだろう。このラークシャサが得る新しい擬似呪文能力種類8レベルないし9レベル呪文であれば1日1回とし、5~7レベルであれば1日3回使用でき、5レベルを下回る場合には回数無制限として選択すること。しかしこれらのガイドラインでさえ、君がずっと面いラジャヒラージャを作る際に適合するように変えてしまって構わない。

転生の周期と淡い記憶はラジャヒラージャに、この周期における生とを操る明確なを与える。ラジャヒラージャはその転生の術を、他のクリーチャーの周期を変えるために使用することもできる。その結果、全てのラジャヒラージャは他の能に加えて、以下に示す特別な能を獲得する。

転生(超常):1日に1回標準アクションとして、ラジャヒラージャはリインカーネイト呪文を使用したかのようにんだクリーチャーに命を呼び戻すことができる。通常とは異なり、この目標後1日以内でなければならず、[即死]効果によって殺されたものでも構わない。このクリーチャー生命を呼び戻す他の効果と同様、転生しようとしているクリーチャーが望むのなら転生しないことを選択することができる。しかしこの効果が起きることが許可されたなら、まるでトゥルー・リザレクションによって新しい形態に返されたかのように、完全な状態で命が戻される。戦闘で彼ら自身仲間を殺し、それからその仲間に新しい体でいを続けさせるためにこの能を使用するラジャヒラージャもいる。この効果により与えられた新しい形態は亡したクリーチャーの元のサイズの1段階のサイズ以内のもののみである――この新しい体の正確な形態はラジャヒラージャによって選択される。新しい体における能力値の修正を決定するガイドラインとして、リインカーネイト呪文Core Rulebookに掲載された結果を用いること。

ラークシャサ:マライ Rakshasa, Marai

質のよいローブを着たこの素早いフィーンドは、そのに色とりどりの6匹のをまとわせている。そして長く二股に裂けたの生えた口から伸びている。

マライ 脅威度8 Marai

経験点4,800
秩序にして悪中型サイズ来訪者原住変身生物ラークシャサ
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+10

防御

アーマー・クラス 21、接触16、立ちすくみ15(+1回避、+5外皮、+5【敏】
ヒット・ポイント 94(9d10+45)
頑健 +8、反応 +11、意志 +9
ダメージ減少 10/および刺突; 呪文抵抗 23

攻撃

移動速度 40フィート
近接 噛みつき(×7)=+14(1d4+2、加えて“混乱”)
遠隔 エネルギーの矢(×6)=+14接触(1d8、加えて“特殊”)
特殊攻撃 エネルギーの矢ディテクト・ソウツ難易度18)
修得呪文術者レベル5; 精神集中+9)

2レベル(5回/日):インヴィジビリティスコーチング・レイ
1レベル(7回/日):ジャンプチャーム・パースン難易度15)、マジック・ミサイルメイジ・アーマー
0レベル(回数無制限):オープン/クローズゴースト・サウンド難易度14)、ディテクト・マジックブリード難易度14)、メイジ・ハンドリード・マジック

一般データ

【筋】14、【敏】21、【耐】20、【知】11、【判】13、【魅】18
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +11; 戦技防御値 27
特技 《回避》《呪文音声省略》《呪文動作省略》《鋼の意志》《武器の妙技》
技能 〈軽業〉+14(跳躍+18)、〈呪文学〉+8、〈真意看破〉+12、〈知覚〉+10、〈知識:神秘学〉+8、〈登攀〉+7、〈はったり〉+20、〈変装〉+16; 種族修正 +4〈はったり〉、+8〈変装〉
言語 共通語、獄語、地下共通語
その他の特殊能力 変身人型生物いずれか; オルター・セルフ

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、カルト(3~12)
宝物 標準

特殊能力

エネルギーの矢(変則)/Energy Bolts 1d4ラウンドに1回、機会攻撃を誘発する標準アクションとして、マライにいる6匹のそれぞれが最大距離60フィートのエネルギーの矢を吐き出すことができる。それぞれの矢は1d8ポイントのダメージを与え、目標難易度19の頑健セーヴ抵抗に失敗すると、以降に説明する追加の効果を及ぼす。

紫の/Amethyst Viper:[場]ダメージに加え、伏せ状態になる。

紫の/Magenta Viper:[雷撃ダメージに加え、1ラウンドの間よろめき状態になる。

紅の/Crimson Viper:[ダメージに加え、着火する(1d4、難易度19)。

/Emerald Viper:[強ダメージに加え、1ラウンドの間吐き気がする状態になる。

色の/Turquoise Viper:[音ダメージに加え、1ラウンドの間朦朧状態になる。

紫の/Violet Viper:[氷ダメージに加え、1d4ラウンドの間不調状態になる。

混乱(超常)/Confusion(実際の口かにまとわせたのいずれのものであれ)マライ噛みつきを受けたクリーチャー難易度19の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間混乱状態になる。セーヴ難易度【耐久力】に基づいている。

呪文 マライ5レベルソーサラーとして秘術呪文を発動する。

マライは第一に常軌を逸した呪文使いであり、第二に汚らわしき堕落に誘うものである。思いのままに、思うようにならない神秘の研究に耽れるなら、ほとんどのマライは他のラークシャサ陰謀に内側で関与する。単独のマライが他の呪文使いの元に留まるために、新参者の魔法使いの振りをしていることもある。マライが成功したなら、その主人はすぐに従者になるかんでしまう。

新しい魔法的な発見の可能性はマライを駆り立てる。道徳心や同情がこのフィーンドの経験を押さえつけることはない。マライラークシャサの本当の生体を知らない定命の者を拷問し搾取することを好む。そして英雄気取り(特に自分達のねぐらに侵入してきた者たち)に魔法を行使することにこの上ない喜びを感じるのだ。しかしこのようなゲームは、相マライ危険に気づいていないか少なくとも対抗することができない場合においてのみ、マライ娯楽として供される。

マライは全長6フィート(約1.8m)で、重量は160ポンド(約72kg)。そののようなは巧みに動かすことも武器装備することはできない。そのため先の素早さが必要となる仕事をするときには、一般に人型生物の姿をとる。そのようなことができないマライは、そのような作業を行うためにメイジ・ハンドのような初級秘術呪文に頼らねばならない――そうでなければ、おそらく奴隷魅了した仲間をその的に使用するだろう。

ラークシャサ:ラクタヴァーナ Rakshasa, Raktavarna

初めはきらきらる捻れた宝で飾られたに見えたが、恐ろしいを持つにその姿を変えた。

ラクタヴァーナ 脅威度2 Raktavarna

経験点600
秩序にして悪超小型サイズ来訪者原住変身生物ラークシャサ
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・マジック〈知覚〉+9

防御

アーマー・クラス 17、接触15、立ちすくみ14(+2外皮、+2サイズ、+3【敏】
ヒット・ポイント 22(3d10+6)
頑健 +3、反応 +6、意志 +4
ダメージ減少 5/または刺突; 呪文抵抗 17

攻撃

移動速度 20フィート、登攀20フィート、水泳20フィート
近接 噛みつき=+8(1d4-2、加えて“”)
特殊攻撃 ディテクト・ソウツ難易度13)
擬似呪文能力術者レベル6; 精神集中+8)

コンプリヘンド・ランゲージズ
1回/日:サジェスチョン難易度15)、チャーム・パースン難易度13)
1回/週:コミューン術者レベル12、6つの質問)

一般データ

【筋】7、【敏】16、【耐】15、【知】12、【判】13、【魅】14
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 12(足払いされない)
特技 《鋭敏感覚》《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+17、〈真意看破〉+9、〈水泳〉+11、〈脱出術〉+6、〈知覚〉+9、〈登攀〉+14、〈はったり〉+12、〈変装〉+16; 種族修正 +4〈はったり〉、+8〈変装〉

言語 共通語、獄語、地下共通語; コンプリヘンド・ランゲージズ
その他の特殊能力 主の目変身超小型の生きている物体

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または廃墟(3~10)
宝物 標準

特殊能力

変身(超常)/Change Shape 全ラウンド・アクションとして、ラクタヴァーナその姿をに収まるほどの物体(ほとんどの場合、装飾用の明かりや片手武器、財宝のかけらなど)の姿をとることができる。このラークシャサがこの形態で動かないなら、発見されていたとしても〈隠密〉判定を試みることができる。いつまでもこの物体形態を動くことなく続けることができるが、なんらかのアクションを行うとその真の姿が明らかになる。

主の目(超常)/Master's Eyes ラクタヴァーナ標準アクションとして、クリーチャー1体を自らの主人として指定することができる。ラクタヴァーナが術者の使い魔である場合、ラクタヴァーナの主人とは自動的にその術者となり、ラクタヴァーナが変更することはできない。全ラウンド・アクションとして、ラクタヴァーナの主人はラクタヴァーナを通して世界を見通すことができる。主人はこのリンクを維持しているラウンドの間精神集中をしなければならない。主人の視覚はこのとき抑止されており、ラクタヴァーナ暗視ディテクト・マジック通常の視界を使用して世界を見通すことができる。この能距離制限はなく、次元界の境界をまたいでさえ機能する。主人がこの能を使用している間にラクタヴァーナが殺された場合、主人は1d4ラウンドの間朦朧状態となる(セーヴなし)。

(超常)/Poison 噛みつき・致傷型; セーヴ 頑健難易度13; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d2【判】、加えてモディファイ・メモリー治癒 1回のセーヴ成功。犠牲者がこの“”から【判断力】ダメージを受けるたびに、モディファイ・メモリー効果によって、犠牲者はラクタヴァーナと会う前の1分間のことを忘れてしまう。これはラクタヴァーナが見えなくなるか物体形態になるまで続く。このセーヴ難易度【耐久力】に基づいている。

、血、黄金から構成されるラクタヴァーナはもっとも小さいラークシャサだ――彼らは人型生物から生まれたわけではなく、これまでの具現化に完全に失敗し、そのための卵から再誕したラークシャサの魂から作られている。

この恐ろしい存在は社会の中を、外国から武器や奇妙な品物としてからへと渡り歩く。また好奇心に誘われて家から交易人使者に持ち出されたり、捧げ者として指導者に差し出されたりすることもある。このようにしてラクタヴァーナが世界中の権の中にはいることができれば、彼らが見たものをその汚らわしい主人も知ることとなる。ラクタヴァーナの主人への隷属は主人が解放するか(より一般的な)主人のによってのみ解放される。主人がいないことほどラクタヴァーナをうろたえさせるものはほとんどなく、このように漂流しているときには、できる限り早く主人の代わりを捜す。

7レベル秩序にして悪《上級使い魔》を修得した呪文使いは、ラクタヴァーナ使い魔として獲得できる。

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