この巨大な黒い粘液の塊が轟音とともに前進するや、幾つもの眼球や口、さらには数々のより奇怪な何かがその膨れ上がる巨体から形を成してきた。
経験点204,800
混沌にして中立/超大型サイズの粘体(水棲)
イニシアチブ +11; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚、振動感知60フィート、全周囲視覚、夜目; 〈知覚〉+33
アーマー・クラス 33、接触15、立ちすくみ26(+18外皮、-2サイズ、+7【敏】)
ヒット・ポイント 333(23d8+230); 高速治癒10
頑健 +19、反応 +14、意志 +15
ダメージ減少 10/―; 完全耐性 [音波]、[氷雪]、聴覚喪失、粘体の種別特性、(魅惑)効果、盲目; 抵抗 [強酸]20、[雷撃]20、[火炎]20; 呪文抵抗 30
移動速度 50フィート、登攀30フィート、水泳50フィート
近接 叩きつけ(×4)=+30(3d6+15/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 15フィート; 間合い 30フィート
特殊攻撃 心狂わせる不協和音、締めつけ(3d6+15)、蹂躙(4d8+15、難易度36)、包み込み(4d6+22殴打ダメージ、加えて8d6[強酸]ダメージ、アーマー・クラス 19、ヒット・ポイント 33)
【筋】40、【敏】24、【耐】31、【知】5、【判】22、【魅】13
基本攻撃 +17; 戦技ボーナス +34(組みつき+39); 戦技防御値 51(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《強打》、《クリティカル強化:叩きつけ》、《クリティカル熟練》、《薙ぎ払い》、《薙ぎ払い強化》、《鋼の意志》、《武器破壊強化》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈水泳〉+23、〈知覚〉+33、〈登攀〉+23; 種族修正 +4〈知覚〉
言語 アクロ語
その他の特殊能力 水陸両生
出現環境 寒冷/水界または地下
編成 単体、群れ(2~6)
宝物 標準
全周囲視覚(変則)/All-Around Vision ショゴスの無数の感覚器官は、〈知覚〉への+4の種族ボーナスとともに、挟撃に対する完全耐性を与える。
心狂わせる不協和音(超常)/Maddening Cacophony 1回のフリー・アクションとして、ショゴスは正気の生命体には聞く事あたわざる音と言葉を発する事ができる。60フィート以内にいる全てのクリーチャーは難易度22の意志セーヴを行なわなければならず、失敗すると1d6ラウンドの間混乱状態になる。この混乱状態にあるクリーチャーは、毎ラウンド1d6ポイントの【判断力】ダメージを受ける。セーヴに成功したクリーチャーは、24時間の間そのショゴスの個体が発する心狂わせる不協和音に対する完全耐性を得る。この効果は[音波]依存の[精神作用]効果である。このセーヴ難易度は【魅力】修正値に基づいて算出されている。
包み込み(変則)/Engulf この特殊能力を使用するには、ショゴスはクリーチャーに組みついた状態で自らのターンを開始するか、蹂躙攻撃を行うかしなければならない。ショゴスは1ラウンドに組みつきまたは蹂躙を行えるのと同数のクリーチャーに対して包み込みを試みることができる。この特殊能力は、飲み込まれたクリーチャーがショゴスを切り開いて脱出した場合、その原形質の肉体に何の跡も残さないことを除いて、飲み込みと同様に機能する。
頭のおかしい輩や破滅を説く予言者たちでさえ、化け物じみたショゴスは単なる麻薬中毒者の幻覚や現実ならざる悪夢に過ぎないと必死になって主張しているが、要するに真実というものはもっと恐ろしいものだ。ショゴスは実在する。とはいえ、彼らは海溝の最深部や遥か遠くの忘れ去られた洞窟や廃墟にとどまっており、狂気と破壊をその粘液で塗り固められた軌跡で広めるために現われる事は滅多にない。
神々が初めて物質界にその注意を向けるよりも遠い昔、永劫とも言える過去に最初のショゴスは創造された。アボレスが彼らを創造したと主張するものもいるが、ある種の奇妙な文書は最初のショゴスを奴隷として創造したのはそれよりも古い種族であるとほのめかしている。いずれにせよ、この畏怖すべき化け物たちは自らの創造主への反乱を起こすに充分なだけの知性を発達させ、いまや彼らは光届かぬ深みを音を立てないながらも力強く徘徊している。