微細な砂漠の砂の渦巻く雲が積みあがり、人の形を取っていく。
経験点800
中立にして悪/中型サイズの来訪者(エレメンタル、他次元界、地)
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート、振動感知30フィート; 〈知覚〉+7
オーラ 睡眠(20フィート、難易度14)
アーマー・クラス 15、接触11、立ちすくみ14(+4外皮、+1【敏】)
ヒット・ポイント 30(4d10+8)
頑健 +6、反応 +5、意志 +3
防御能力 不定形; ダメージ減少 10/殴打; 完全耐性 エレメンタルの種別特性
移動速度 30フィート、穴掘り30フィート
近接 叩きつけ=+6(1d6+3、加えて“睡眠”)
【筋】14、【敏】13、【耐】15、【知】10、【判】11、【魅】10
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +6; 戦技防御値 17
特技 《イニシアチブ強化》、《鋼の意志》
技能 〈隠密〉+8(砂地では+12)、〈軽業〉+8、〈真意看破〉+7、〈知覚〉+7、〈知識:次元界〉+7、〈登攀〉+9; 種族修正 +4砂地での〈隠密〉
言語 地界語
その他の特殊能力 収縮、砂形態
出現環境 気候問わず/地上(地の元素界)
編成 単体、徒党(2~4)、または一団(5~10)
宝物 なし
伸びやかで予想しがたいサンドマンは、交易商人であれ、伝令であれ、冒険者であれ砂漠を旅するあらゆる者にとっての恐怖である。休息の際には、サンドマンは通常の砂の山に似ており、不毛の環境や古代の墳墓に完全に紛れている。ほとんどの場合彼らはその催眠能力に頼り、敵を眠らせて無意識状態の相手に止めを刺すか、召喚主のもとに引きずっていく。
彼ら自身はエレメンタルだが、サンドマンは通常他のエレメンタルとは関わらず、それらが疑問も持たずに服従しているのを惰弱であるとみなしている。サンドマンは自らを自由に判断する者として誇りに思っており、召喚者に任務を与えられた場合は、しばしばその任務を自分たちが適当と思うように解釈する。その高慢の故に通常は最も自信家かあるいは最も自暴自棄の魔術師のみがサンドマンを煩わせる。サンドマンが自発的に物質界に留まることは稀ではなく、その住人たちに静かなる大破壊をもたらすという悪魔的な遊戯を行う。
サンドマンは身の丈6フィートの大雑把な人型生物の形態をとる。その姿はさほどはっきりしたものではなく、その具現化した筋肉は敵を打ちのめしながら常に移り変わり揺れ動いている。サンドマンはさまざまな形にその体を形作るが、彼らが好む環境で動きやすいようにその脚部を埃っぽい砂の雲のままにしていることを好む。このクリーチャーの一部は自身の形状を操る能力を誇りとしている。定命の芸術家が鑿を使って石から信じられないような作品を掘り出すように、このような芸術家のサンドマンは自らの肉体を芸術作品とする。一部の者はこの能力を用いて外見を召喚主または敵の姿に似せたり、美しい姿をとることで更なる劇的な効果をあげたり、その姿を密やかに溶け込ませることを楽しむ。ほとんどのサンドマンは回転の速い想像力と生来残酷を好む傾向に恵まれており、敵を苦しめるために最後の方法を選ぶ傾向がある。