蛇に似た、ドラゴンの頭部を持つすさまじい大きさのモンスターが身を起こすと、吹きだまった雪と氷がそのとぐろ巻く脇腹からなだれ落ちる。
経験点102,400
混沌にして悪/超巨大サイズの竜
イニシアチブ +10; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚、トゥルー・シーイング、夜目; 〈知覚〉+26
アーマー・クラス 32、接触8、立ちすくみ26(+24外皮、-8サイズ、+6【敏】)
ヒット・ポイント 279(18d12+162); 再生10(冷たい鉄)
頑健 +20、反応 +19、意志 +16
防御能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント; ダメージ減少 15/冷たい鉄; 完全耐性 [氷雪]、睡眠、[精神作用]効果、毒、呪い効果、麻痺; 呪文抵抗 28
移動速度 40フィート、登攀40フィート、飛行100フィート(標準)、水泳40フィート
近接 噛みつき=+24(3d8+14/19~20、加えて“毒”)、爪(×2)=+24(2d6+14)、尾=+19(3d6+7、加えて“つかみ”)
接敵面 30フィート; 間合い 30フィート
特殊攻撃 締めつけ(尾、3d6+21)、断末魔の呪い、ブレス攻撃
【筋】38、【敏】22、【耐】29、【知】5、【判】20、【魅】23
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +40(組みつき+44); 戦技防御値 56(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《神速の反応》、《突き飛ばし強化》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》
技能 〈水泳〉+22、〈知覚〉+26、〈登攀〉+43、〈飛行〉+19
言語 アクロ語、森語、竜語
ブレス攻撃(超常)/Breath Weapon 1d4ラウンドに1回、1標準アクションとして、アイス・リノームは長さ60フィートの円錐状の凍てつく粘着性の粘体を放出することができ、攻撃を受けたすべてのクリーチャーに対し18d8ポイントの[氷雪]ダメージを与える(反応・半減、難易度28)。この凍てつく粘体は攻撃された者にまとわりつき、1ラウンド後には硬化して分厚い氷の膜となる。ダメージを受けたクリーチャーは、難易度25の【筋力】判定か〈脱出術〉判定か戦技判定に成功しない限り、凍りついて身動きがとれなくなる。凍りついたままのクリーチャーは毎ラウンド、1d6ポイントの[氷雪]ダメージを受ける。他のクリーチャーは、氷を引き剥がす(これには1d4ラウンドかかる)か、凍りついた目標に対し少なくとも20ポイントの[火炎]ダメージを与えるかすることにより、凍りついた目標が身動きできるようにすることができる。放置されたままなら、この氷は2d4ラウンドで自然と崩れ去る。(火)の副種別を持つクリーチャーがこのブレス攻撃によってその場で凍りつくことはない。超常的な飛行能力を持たない飛行クリーチャーが凍りついた場合は落下し、凍りついた水泳クリーチャーはラウンドごとに60フィートの速度で水面まで浮上する。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
断末魔の呪い(超常)/Death Curse クリーチャーがアイス・リノームを殺した際、殺した者は霜の呪いの効果を受ける。霜の呪い:セーヴ意志、難易度25; 効果クリーチャーは“[氷雪]に対する脆弱性”を得る。このセーヴ難易度は【魅力】修正値に基づいて算出されている。
フリーダム・オヴ・ムーヴメント(変則)/Freedom of Movement アイス・リノームは常時、同名の呪文と同様の、フリーダム・オヴ・ムーヴメントの影響下にある。この効果は解呪できない。
毒(超常)/Poison 噛みつき・致傷型; セーヴ 頑健・難易度28; 頻度 1回/ラウンド(10ラウンド); 効果 4d6[氷雪]ダメージおよび1d6【耐】吸収; 治癒 3回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
トゥルー・シーイング(変則)/True Seeing アイス・リノームは、同名の呪文と同様の、常時発動のトゥルー・シーイング能力を持つ。この効果は解呪できない。
アイス・リノームは氷河の割れ目のただ中や風の吹き荒ぶ山頂部に住む。山の周りにとぐろを巻くとりわけ巨大なアイス・リノームの脇腹を不注意にもよじ登ってしまってしまい、てっぺんのゴールでは荒れ狂う牙と爪による死しか見つけられなかった登山者の話が伝えられている。特に厳しい冬の間、アイス・リノームは低地に滑り降りてすべての村々を食べつくすと言われている。
アイス・リノームは体長90フィート(約27m)、体重18,000ポンド(約8.1t)である。
経験点38,400
混沌にして悪/巨大サイズの竜
イニシアチブ +8; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚、トゥルー・シーイング、夜目; 〈知覚〉+22
アーマー・クラス 29、接触10、立ちすくみ25(+19外皮、-4サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 202(15d12+105); 再生10(冷たい鉄)
頑健 +16、反応 +15、意志 +13
防御能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント; ダメージ減少 15/冷たい鉄; 完全耐性 [火炎]、睡眠、[精神作用]の効果、毒、呪い効果、麻痺; 呪文抵抗 25
移動速度 40フィート、飛行100フィート(標準)、水泳60フィート
近接 噛みつき=+23(2d8+12/19~20、加えて“毒”)、爪(×2)=+23(1d8+12)、尾=+18(2d6+6、加えて“つかみ”)
接敵面 20フィート; 間合い 20フィート
特殊攻撃 締めつけ(尾、2d6+18)、断末魔の呪い、ブレス攻撃
【筋】34、【敏】18、【耐】25、【知】5、【判】18、【魅】21
基本攻撃 +15(組みつき+35); 戦技ボーナス +31; 戦技防御値 45(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《神速の反応》、《突き飛ばし強化》、《薙ぎ払い》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》
技能 〈水泳〉+38、〈知覚〉+22、〈飛行〉+16
言語 アクロ語、森語、竜語
ブレス攻撃(超常)/Breath Weapon 1d4ラウンドに1回、1標準アクションとして、クラッグ・リノームは長さ120フィートの直線状の溶岩を放出することができ、攻撃を受けたすべてのクリーチャーに対し15d8ポイントの[火炎]ダメージを与える(反応・半減・難易度24)。この直線状の溶岩はリノームが放出してから1ラウンド後まで熱せられたままである。第1ラウンドにおいてダメージを受けたクリーチャーは、第2ラウンドには6d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける(反応・無効、難易度24)。この直線状の溶岩を歩いて横切るクリーチャーも同様にダメージを受ける。リノームが空中にいる時に溶岩が放出された場合、溶岩は代わりに高さ60フィート未満の一面の火として第2ラウンドの間、下へと降りそそぎ、通過するあらゆるクリーチャーに対し6d6ポイントの[火炎]ダメージを与える(反応・無効、難易度24)。第3ラウンドにおいて、直線状の溶岩は冷えてもろい石の薄い層となり、数時間も経てば速やかに粉と砂へと成り果てる。一面の火となった溶岩は第2ラウンドの間に完全に消失し、後には立ち上る一筋の煙だけが残るが、これも速やかに拡散する。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
断末魔の呪い(超常)/Death Curse クリーチャーがクラッグ・リノームを殺した際、殺した者は火の呪いの効果を受ける。火の呪い:セーヴ意志、難易度22; 効果クリーチャーは“[火炎]に対する脆弱性”を得る。このセーヴ難易度は【魅力】修正値に基づいて算出されている。
フリーダム・オヴ・ムーヴメント(変則)/Freedom of Movement クラッグ・リノームは常時、同名の呪文と同様の、フリーダム・オヴ・ムーヴメントの影響下にある。この効果は解呪できない。
毒(超常)/Poison 噛みつき・致傷型; セーヴ 頑健・難易度24; 頻度 1回/ラウンド(10ラウンド間); 効果 2d6[火炎]ダメージおよび1d4【耐】吸収; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
トゥルー・シーイング(変則)/True Seeing クラッグ・リノームは、同名の呪文と同様の、常時発動のトゥルー・シーイング能力を持つ。
すべてのリノームと同様に、危険極まりないクラッグ・リノームは強力で原始的なドラゴンであり、ほとんどの文明があえて足を踏み入れようとしない極北の原野地帯の住人である。クラッグ・リノームはこの種の中で最も弱いものだが、それでも独力で破壊的な捕食生物たりえている。(神々でないとして)フェイの神秘の世界における原初の知性体に当時寵愛されていたクラッグ・リノームは、首尾よく自分を殺した者に強力な呪いをもたらす。クラッグ・リノームは体長60フィート(約18m)、体重12,000ポンド(約5.4t)である。
経験点307,200
混沌にして悪/超巨大サイズの竜(水棲)
イニシアチブ +12; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚、全周囲視覚、トゥルー・シーイング、夜目; 〈知覚〉+40
アーマー・クラス 36、接触10、立ちすくみ28(+26外皮、-8サイズ、+8【敏】)
ヒット・ポイント 385(22d12+242); 再生15(冷たい鉄)
頑健 +24、反応 +23、意志 +20
防御能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント; ダメージ減少 20/冷たい鉄; 完全耐性 [強酸]、挟撃 [精神作用]の効果、呪い効果、麻痺, 毒, 睡眠; 呪文抵抗 31
移動速度 40フィート、飛行100フィート(標準)、水泳80フィート
近接 噛みつき(×2)=+30(3d8+16/19~20、加えて“毒”)、爪(×2)=+30(2d6+16)、尾=+25(3d6+8、加えて“つかみ”)
接敵面 30フィート; 間合い 30フィート
特殊攻撃 締めつけ(尾、3d6+24)、断末魔の呪い、ブレス攻撃
【筋】42、【敏】26、【耐】32、【知】7、【判】25、【魅】27
基本攻撃 +22; 戦技ボーナス +46(組みつき+50); 戦技防御値 64(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《蹴散らし強化》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《神速の反応》、《突き飛ばし強化》、《ふっとばし攻撃》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+17、〈水泳〉+49、〈知覚〉+40、〈飛行〉+25; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 アクロ語、森語、竜語
その他の特殊能力 水陸両生
全周囲視覚(変則)/All-Around Vision ターン・リノームの2つの頭は〈知覚〉判定に+8の種族ボーナスを与える。ターン・リノームは挟撃されない。
ブレス攻撃(超常)/Breath Weapon 1d4ラウンドに1回、1標準アクションとして、ターン・リノームは長さ120フィートの直線状か長さ60フィートの円錐状の酸を放出することができ、攻撃を受けたすべてのクリーチャーに対し22d8ポイントの[強酸]ダメージを与える(反応・半減、難易度32)。この酸は有機物を溶かした際に毒性の煙を生成する。クリーチャーがこの攻撃によって[強酸]ダメージを受けたら、以後のラウンドにおいて、そのクリーチャーは難易度32の頑健セーヴを行なわなければならず、失敗すると有毒の煙によって2d6ポイントの【筋力】ダメージを受ける(この副次効果は毒効果である)。1全ラウンド・アクションとして、ターン・リノームは片方の頭で酸を吐き、もう一方の頭で噛みつき攻撃することにしてもよい(ただし、他の武器を使用することはできない)。それ以外にも、ターン・リノームは両方の頭で隣接する2つの長さ60フィートの円錐状か別々に2つの長さ120フィートの直線状の酸を吐くこともできる。この場合、ターン・リノームは2d4ラウンドの間、再びブレス攻撃を使うことはできない。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
断末魔の呪い(超常)/Death Curse クリーチャーがターン・リノームを殺した際、殺した者は死の呪いの効果を受ける。死の呪い:セーヴ意志、難易度29; 効果クリーチャーは以後、治癒呪文の効果を受けられず、休息によってダメージが自然治癒することもない。このセーヴ難易度は【魅力】修正値に基づいて算出されている。
フリーダム・オヴ・ムーヴメント(変則)/Freedom of Movement ターン・リノームは常時、同名の呪文と同様の、フリーダム・オヴ・ムーヴメントの影響下にある。この効果は解呪できない。
毒(超常)/Poison 噛みつき・致傷型; セーヴ 頑健・難易度32; 頻度 1回/ラウンド(10ラウンド間); 効果 6d6[強酸]ダメージおよび1d8【耐】吸収; 治癒 3回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
トゥルー・シーイング(変則)/True Seeing ターン・リノームは、同名の呪文と同様の、常時発動のトゥルー・シーイング能力を持つ。この効果は解呪できない。
言い伝えによればもっと強力なリノームすらいるという話だが、2つ頭のターン・リノームがもたらす破壊力を目にした後にそれを信じることは難しい。暗き山中湖の奥底で何百年にも渡ってまどろみ過ごすことに満足しているターン・リノームは、最も強き英雄たちでさえも恐れる真なる恐怖である。
ターン・リノームは体長120フィート(約36m)、体重24,000ポンド(約11t)である。