フェイズ・スパイダー

フェイズ・スパイダー Phase Spider

この大きな蜘蛛に似たモンスターは、ボサボサのタテガミ状の毛で被われた不気味な人型生物の顔をしている。

フェイズ・スパイダー 脅威度5 Phase Spider

経験点1,600
真なる中立大型サイズ魔獣
イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+6

防御

アーマー・クラス 17、接触12、立ちすくみ14(+5外皮、-1サイズ、+3【敏】
ヒット・ポイント 51(6d10+18)
頑健 +8、反応 +8、意志 +3
防御能力 イセリアル・ジョーント

攻撃

移動速度 40フィート、登攀20フィート
近接 噛みつき=+10(2d6+7、加えて“”および“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 エーテル界からの奇襲

一般データ

【筋】20、【敏】17、【耐】16、【知】7、【判】13、【魅】10
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +12(組みつき+16); 戦技防御値 25(対足払い37)
特技 《イニシアチブ強化》《技能熟練:隠密》、《能熟練
技能 〈隠密〉+7、〈知覚〉+6、〈登攀〉+18
言語 アクロ語

生態

出現環境 暑熱/丘陵
編成 単体、2体、小集団(3~6)
宝物 なし

特殊能力

エーテル界からの奇襲(変則)/Ethereal Ambush フェイズ・スパイダーエーテル界から物質界転移して戦闘を開始する場合、不意討ちラウンドにおいて物質界にいる敵に攻撃を行う際に、全ラウンド・アクションをとることができる。

イセリアル・ジョーント(超常)/Ethereal Jaunt フェイズ・スパイダーエーテル界から物質界フリー・アクション転移でき、1回の移動アクションで(あるいは1回の移動アクションの間に)再びエーテル界に戻ることができる。これ以外では、この能イセリアル・ジョーント術者レベル15)と同様である。

(変則)/Poison 噛みつき・致傷型; セーヴ 頑健難易度18; 頻度 1回/ラウンド(8ラウンド間); 効果 1d2【耐久力】ダメージ治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度【耐久力】修正値に基づいて算出されている。

フェイズ・スパイダーエーテル界から物質界に狩りにやって来た貪欲な捕食者である。獲物を見つけるや、スパイダー奇襲の準備をするためエーテル界転移する。単独の犠牲者に対しては、スパイダー物質界転移して犠牲者に噛みつきエーテル界に戻って効果をあらわすのを待つ。複数の敵に対しても、スパイダーは同様の戦術使いスパイダーターンの開始にその間合いの中に敵がいる全てのラウンドにこのを繰り返す。敵が間合いの中にいなくなれば、エーテル界にいる間に適切な目標攻撃できる位置に移動するが、1ラウンドの間ずっと物質界にいても安全だと思う場合以外は、攻撃することが可能であっても物質界に戻ってはこない。

フェイズ・スパイダーの天敵は同じエーテル界の住人であるジルである。2つの種族は決着の見込みのまるでないまま長い間血みどろのいを続けている。フェイズ・スパイダー外見がもう少し恐ろしげでなくしみやすいものであったのなら、他の種族を打倒ジルに必要な味方につけることもできたかもしれないが、その外見が怪物的であり、またしばしば飢えに我を忘れてしまうため、交渉は困難となっている。

エーテル界においては、フェイズ・スパイダー蜘蛛が糸を操るのに似た方法で状のエーテルを操ることができる。半固体化したエーテルでできた広大で複雑エーテル界の渦の中をぼんやりと漂い、無数のフェイズ・スパイダーがそこを住処としている。このクリーチャーは同類と一緒に楽しくやっているが、本当の意味での家族的な関係ではない。新しく生まれたフェイズ・スパイダーは完全に自活できるだけの能を持ち、両や兄弟とまったくおなじように扱われる。

典型的なフェイズ・スパイダーは体長8フィート、体重約700ポンドである。


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