ニューメリアの厳しい土地、凶暴さと超化学が並行して存在している領域にて設定されているアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスは伝統的なファンタジーの提供物とともに多くのサイエンス・フィクションのテーマを取り入れている。竜、オーク、魔法の剣、強力な呪文などはいるだろうが、このキャンペーン内のPCはロボット、サイボーグ、科学技術兵器や科学技術の武具で武装した異星人に立ち向かうことになるだろう――怪物、災厄、不思議な贈り物が数千年も前の、今日星雨事件として知られる他に類のない出来事の間にニューメリアにもたらされている。
キャラクターを作成するときの他の選択とは無関係に、このキャンペーンはトーチというニューメリアの町から開始し、君がその地の出身であるか町に最近辿り着いたと想定している。更に、キャンペーンは君と他のPCがパーティを作るために出会っていると仮定しているが、君たちはまだ一緒に冒険をしたことがない。このプレイヤーズ・ガイドのキャンペーン特徴は君にトーチにおり、他のPCと一緒になった理由を与える。アイアン・ゴッズは最初の冒険“Fires of Creation”全体をトーチの街で費やすが、その地に留まらない点に注意すること――町と強いつながりがあり、去りたくないキャラクターはアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスに適さない、このアドヴェンチャー・パスでは君が2回目の冒険の始まりでひとたび町を出発したならば、重要な理由のためにトーチへと戻るということもなくニューメリアじゅうを旅する君のPCを見ることになるだろう。
科学技術がアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスで鍵となる役割を演じるが、君の新入りの新しい1レベルのキャラクターは超科学のこれらの古代の驚異をまだ所有していない。キャラクターはしろがね山の不思議についての、フェル谷の恐怖についての、そして技術同盟に奉仕するメタル・ギアーズマンの奇怪さについての物語を聞いているかもしれないが、高度な科学技術の装備を有してアイアン・ゴッズを開始するキャラクターはいない。これは勿論、君が冒険を開始するとすぐに十分に変わることだろう!
君はアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスの世界へと飛び込む準備ができているだろうが、どのようなキャラクターで遊ぶべきだろうか? ニューメリアと超科学が点在する未開の地のテーマに適合するキャラクターの最高の選択は何だろうか? 君は技術同盟の圧政に反撃する部族のケーリド人を作るべきだろうか、ニューメリアで見つかるこの世のものならぬ物の神秘を解き明かすことを望む異国の学者を作るべきだろうか、それとも高価な宝を見つけるのに熱心なダンジョン探索の日和見主義者を作るべきだろうか? 以下のヒント、コツ、提案はそうした選択の一部で役立つようなものにしているため、君のキャラクターはこの土地を探検し、その多くの挑戦を引き受けるのに最も適したものとなる。以下の提案は決して徹底するものではなく、この種のキャンペーンで完全に問題なく機能する異なる数多のキャラクター・コンセプトが存在する。アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスのキャラクターに関するより多くの議論のために、paizo.comの掲示板を見て、君の経験をこのキャンペーンを遊んでいる人と共有しよう。
アイアン・ゴッズではPCの属性について規定をしていない。もちろん、君のキャラクターの個性や属性をグループの他のメンバーと共に確保するために、グループ内での他のプレイヤーと作業をする必要はあり、多くのアドヴェンチャー・パスと同様、悪でないグループは、援助を必要とする村人を助けることに関心のないような悪のグループよりも容易にプロットと合致することだろう。
アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスの大部分は古代の科学技術の遺跡を調べるためにニューメリア中を旅し、それらの遺跡を故郷と呼ぶ奇妙な護り手に遭遇する。全てのクラスはこのアドヴェンチャー・パスにふさわしいものであるが、一部のクラスにはテーマとしてより適切なオプションがある。以下はアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスのキャラクターのためのいくつかのアーキタイプの提案である。
このアドヴェンチャー・パスでのプレイヤーのための最高のリソースの一つはPathfinder Player Companion:People of the Riverであり、そこには役立つような特徴とともにNumerian liberator(バーバリアン)とgalvanic saboteur(ローグ)のアーキタイプが収録されている。
Pathfinder RPG Advanced Player's Guideに収録されているアーキタイプのうち、学究(バード)、荒地ドルイド(ドルイド)、破壊者(バーバリアン)、獰猛なバーバリアン(バーバリアン)はこのキャンペーンのテーマに合う。
Pathfinder RPG Ultimate Combatには秘術の爆弾魔(ウィザード)、考古学者(バード)、鎧の超人(バーバリアン)、ピストル使い(ガンスリンガー)、呪文銃士(ウィザード)のアーキタイプが収録されており、いずれもこのアドヴェンチャー・パスの良い選択肢である。
クローン使い(アルケミスト)、金の元素系統(ウィザード)、星詠み(オラクル)のアーキタイプはアイアン・ゴッズのテーマに合い、Pathfinder RPG Ultimate Magicに収録されている。
何らかの方法でパスファインダー協会と関連したキャラクターを遊びたいのであれば、Pathfinder Campaign Setting:Pathfinder Society Field Guideのseekerのアーキタイプ(ソーサラーとオラクル)がこのキャンペーンに最もよく合うだろう。
ドワーフに限られているが、Pathfinder RPG Advanced Race Guideの戦鎚士のアーキタイプ(ファイター)はこのアドヴェンチャー・パスで役立つクラス特徴を備えている。
ソーサラーとブラッドレイジャーのための血脈の悪い選択肢がない一方で、ニューメリアにおける彼らの多くは異形、運命の子、元素の血脈を持つ。Pathfinder RPG Advanced Player's Guideにある星の魂と嵐の血脈はこのキャンペーンでテーマと機械的な利益の両方を兼ね備える。Pathfinder Player Companion:Champions of Balanceにあるimpossibleの血脈は人造に対して大きな効果をソーサラーに与え、Pathfinder Player Companion:People of the Riverのnaniteの血脈はニューメリアのテーマと密接な関係がある。
ニューメリアにいるオラクルは以下の神秘の一つをしばしば選択する:闘争、炎、天界、疾風。加えて、Pathfinder RPG Ultimate Magicにある祖霊、闇の綴れ織、金属の神秘はアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスにフィットする良い選択肢である。
このキャンペーンで上手く機能するウィッチの守護者は以下を含む:機敏、元素、fate、星、時、変成。
以下の動物の相棒はニューメリアで見かけることがある:アンテロープ、オーロックス、バジャー、ベア、バード、ボア、ダイア・バット、ダイア・ラット、ドッグ、エルク、ジャイアント・ウィーゼル、ホース、マストドン、ムース、ポニー、ラム、スタッグ、ヴァイパー、ウルフ。(訳注:ムースmooseはPathfinder Player Companion:Animal Archive収録)
以下の使い魔はニューメリアでウィザードとウィッチに仕えるところを一般的に発見される:アルマジロ、バット、キャット、センチピード、フォックス、ゴート、ジャイアント・フリー、ホーク、ヘッジホッグ、アウル、ピッグ、ラクーン、ラット、レイヴン、スコーピオン、スカンク、スクワール、フライング・スクワール、トード、ヴァイパー、ウィーゼル。(訳注:アルマジロarmadilloはPathfinder Player Companion:Animal Archive収録)
これらの提案に加え、3体の新しい異界の動物がアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスの1巻のbestiaryに収録されている。君のGMにこれらの動物を提案し、君のキャラクターとキャンペーンに良く合うものかどうかを見てほしい。
アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスの行動の大部分は都市の環境と地下の部屋で行われる。得意な地形の良い選択肢は地下と都市を含む。得意な敵の確かな選択肢は、人造、人型生物(アンドロイド)、人型生物(人間)、アンデッド、さらに植物が含まれるが、他のクリーチャー種別もこのアドヴェンチャー・パスには登場する。
ハリト語はニューメリアの地域の言語であり、大部分の住人がハリト語と共通語を話す一方で、遠い地に住むバーバリアンやその他のキャラクターを扱うときハリト語についての知識は非常に貴重なものである。他の言語、特にオーク語はキャンペーンの一部を通しても何かと便利である。
加えて、ニューメリアには独特の言語が存在している――アンドロファン語が。これは9,000年以上前の星雨事件の間、ニューメリアへと衝突した船の異星人のクルーによって話され書かれた言語である。アンドロファン語はロボットと技術同盟の一部のメンバーによって話され、書かれたものはニューメリアに点在する科学技術的な廃墟で発見される。〔ニューメリアの考古学者〕のキャンペーン特徴を持つことによって無償で君がこの言語を得ることができることに注意すること。技能ランクを〈言語学〉につぎ込むことによって君はアンドロファン語を学ぶこともできる。しかしながら、この珍しい言語は平均以上の【知力】を持つことによって与えられるボーナス言語として選択することはできない。
全ての新しいルールのための本の進化はキャンペーンを運用するのに不可欠である――Pathfinder Campaign Setting:Technology Guideはこのアドヴェンチャー・パスに最も重要なツールであり、その内容はコア・ルールブックと同様に必要条件であると考慮される。Technology Guideのすべての内容は、無料でPRDの一部としてpaizo.comのオンライン上で読むことができるが、君がアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスのプレイヤーであるならば、可能性のあるキャンペーンのネタバレを少なくするようにこれらのルールを読むことを避けたほうが良いかもしれない。
ニューメリアとその住民と危険性に関する詳細はPathfinder Campaign Setting:Numeria, Land of Fallen Starsを確認すること。追加のロボットはPathfinder Campaign Setting:Inner Sea Bestiaryに収録されており、このアドヴェンチャー・パスの各巻で最低1体のロボットが登場する。Inner Sea Bestiaryにあるロボットが冒険で現れるとき、我々は利便性のために彼らの完全なデータを再集録している。アイテムを渡し強化するためにはPathfinder Cards:Iron Gods Item Cardsを選び取ること。GMのために遭遇のためのさらなるマップの選択肢がほしいならばPathfinder Flip-Mat:Tech Dungeon、Pathfinder Map Pack:Starship Chambers、Pathfinder Map Pack:Starship Corridorsを見よ。
ニューメリアと周辺地域に住む人々の情報はPathfinder Player Companion:People of the Riverを参照すること。この本も、このプレイヤーズ・ガイドで見つけられるキャンペーン特徴と同様に、このキャンペーンの適するいくつかの特技、特徴、その他のルールの要素を含んでいる。君がアンドロイドのキャラクターをプレイしたいと思っているならば、このプレイヤーズ・ガイドで記されているより多くの情報のためにPathfinder Player Companion:People of the Starsを見よ(Pathfinder Player Companion:People of the Starsに記されている他のプレイヤー向け種族がこのキャンペーンに適切であるというわけではないことに注意しよう――それらをプレイしたいのならば、事前にGMの商品を必要とする)。
アイアン・ゴッズとの密接なつながりのため、Pathfinder Campaign Setting:Technology Guideはアイアン・ゴッズのキャンペーンによくフィットするかもしれないいくつかのアーキタイプ、特技、呪文を提供するが、このアドヴェンチャー・パスで遊ぶプレイヤーのための発見への興奮の一部を損なうかもしれない。君がアイアン・ゴッズを遊んでおり、Technology Guideを読みたいならば、OKか否かを確認するためにまずGMと話し合うこと; GMは必要に応じてプレイヤーにルールを小分けにするかもしれないし、グループまたはキャンペーンに合うようにルールの一部を変更するかもしれなく、君に科学技術のルールを任せることを好むかもしれない。
アンドロイドは彼らのクラス・レベルによって定義される――彼らは種族ヒット・ダイスを持たない。すべてのアンドロイドは以下の種族特性を持つ。
+2【敏捷力】、+2【知力】、-2【魅力】:アンドロイドは素早い反射能力と高い知性を持つが、しばしば他人との関係に困難する。
異常な感覚(変則)/Exceptional Senses:アンドロイドは60フィートの暗視と夜目をもつ。また〈知覚〉判定に+2の種族ボーナスを得る。
造られしもの(変則)/Constructed:クリーチャー種別を目標とする効果の目的で(レンジャーの得意な敵やベインの武器など)アンドロイドは人型生物と人造の両方として扱われる。アンドロイドは、[精神作用]、麻痺、毒、および朦朧効果に対する全てのセーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。彼らは疲労状態、過労状態とならず、睡眠、[病気]効果に完全耐性を持つ。
無感情/Emotionless:アンドロイドは士気ボーナスを獲得することができず、[感情]と[恐怖]効果に完全耐性を持つ。彼らには感情の処理に問題があり、〈真意看破〉に-4のペナルティを受ける。
ナノマシン活性(変則)/Nanite Surge:アンドロイドの体にはナノマシンが注入されている。1日1回割り込みアクションとして、アンドロイドは活性するために彼女のナノマシンを引き起こさせ、1つのd20ロールに3+アンドロイドのキャラクター・レベルに等しいボーナスを得る; この能力はロールを行う前に起動しなければならない。アンドロイドがこの力を使用するとき、彼女の回路のタトゥーは1ラウンドの間松明と同等の明度で輝く。
言語:アンドロイドはプレイ開始時に共通語の会話能力を持っている。高い【知力】を持つアンドロイドはいずれかの言語をボーナス言語として選択できる(ドルイド語のような秘密言語を除く)。
アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスはニューメリアが舞台となっているので、一部のプレイヤーは技術同盟のメンバーであるキャラクターを作りたいかもしれない。ニューメリアで、技術同盟はサディストで政府の残忍な操作者である。アイアン・ゴッズにおいて彼らは一番最初の冒険の開始時点で敵対している役である。プレイヤー・キャラクターは技術同盟の一員であってはいけず、同盟の歩調を合わせることを切望してはいけない。
基本的なプレイヤー・キャラクター種族のすべて(人間、ドワーフ、エルフ、ノーム、ハーフリング、ハーフエルフ、ハーフオーク)はアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスに適切な選択肢である。内海地域の多くの国家と同様にニューメリアの住民の大部分は人間である。これらの人間の大部分がケーリド人である一方で他の人間の民族は未踏の科学技術と神秘の残骸の誘惑に導かれその領地へと移動した。よりエキゾチックな選択にはGMの許可がいる――ニューメリアにおいて以下の種族は十分一般的なものである:アアシマール、チェンジリング、オーク、ティーフリング。他の種族は機能するかもしれないが、そうした種族はアイアン・ゴッズ内の一部の集団にとっては少々奇抜であり過ぎるかもしれないし、冒険に不適当であるかもしれない。君のGMがアアシマールあるいはティーフリングのように強力な種族を許可するならば、Pathfinder RPG Advanced Race Guideの種族作成のオプションを用いて強化するための機会を選ぶことを望むかもしれないが、PCの基本的な能力を増加させ、GMは冒険において遭遇を調整する必要があることを留意する必要がある。
アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスで特筆すべきものはアンドロイドである――この種族は内海の他の地域よりニューメリアでは一般的なものであるが、それでもまだ比較的珍しい。地域の他の住人が恐れと疑いの目であらゆる科学技術的なものを見る一方で、サディスティックな技術同盟はアンドロイドを資産にすぎないように見るため、アンドロイドのPCは来たるキャンペーンの一部の遭遇で自身は極めて困難に直面していると理解することになるだろう。人間に変装する能力(〈変装〉技能のみによる場合)は何かと便利かもしれない。アンドロイドのPCに関するルールについてはサイドバーを参照せよ(訳注:上記してある)。これと同じルールはPathfinder Player Companion:People of the Starsにもある。
アンドロイドに加えて一部のプレイヤーはカサーサのキャラクターを作りたいかもしれない。カサーサはゴラリオン生まれではない――本当に遠い銀河の彼方からやってきた。少数のカサーサがゴラリオンに存在しているが、ほとんどいない。物語の理由で、アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスにはカサーサのPCがいないと仮定している。君がカサーサを遊ぶためにはGMの許可が必要でああり、アイアン・ゴッズを通じて語られるプロットの要素を調整する必要がある。
ニューメリアは宗教に関して際に人々が真っ先に思考する場所ではないが、この土地の住民の多くは多種多様な神格を崇拝する。以下の神格はニューメリアの人々によって一般的に崇拝されているものである。
アバダル:アバダルの忠実な支持者の一部はニューメリアの起伏の多い地に文明を築こうとしたが、原初の宝物庫の主を支持するもののほとんどはニューメリアの人口の多い都市に住む。
ブライ:クロックワークの、創造の、そして時間の女神はニューメリアで多くの支持者を持つ。ニューメリアに存在する科学技術をよりよく理解することを願い救出された機械を詳細に調べることにこれらの崇拝者の大部分は時間を費やす。
デズナ:ニューメリアを故郷と呼ぶケーリド人は長らくデズナを崇めている。彼女のクレリックはニューメリアの都市部でそして起伏の多い農村部の両方で認められる。星と旅に対する彼女の関心はニューメリアのテーマの多くと調和する。
エラスティル:農業、狩り、交易、家族の神として、エラスティルはニューメリアで多くの支持者を持つ。Iadenveighの街は特に古き名射手Old Deadeyeの信仰が信心深い。
ゴルム:ニューメリアの混沌と冷酷な自然が多くの人々に鉄の侯爵Lord in Ironを崇拝させた。これらの崇拝者の一部は好戦的な部族である原住のケーリド人である一方で、ワールドウーンドと闘うための旅の途中でニューメリアに留まる者もいる。
アイオメデイ:ワールドウーンドのデーモンと戦うために北へ向かう十字軍はアイオメデイの崇拝をニューメリアにもたらし、継承者The Inheritorを信仰するものは、虐げられた人々を保護し、ニューメリアの未開の土地に正義と勇気を植え付けようとする。
ネサス:科学技術の神秘を述べ、世界の向こうからやってくるクリーチャーの目録を作るためにニューメリアにきている学究的な者はネサスを崇拝する傾向がある。
アイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスでは他よりも効果的な技能は一つもないので、PCは探索に一般的に役立つ技能を選択しなければならない――身体的な探索と知識の探索の両方を。〈登攀〉、〈交渉〉、〈知識:ダンジョン探検〉、〈知識:工学〉、〈知識:地域〉、〈知識:自然〉、 〈知覚〉、〈生存〉のような技能にランクを費やすことは有用である。
利用可能な特技の量にもかかわらず、このアドヴェンチャー・パスに必然的な特技は一つもない。しかしながら、キャラクターがキャンペーン中で見つける科学技術を最大限に活用したいならば、《科学技術者》の特技を採ると良い。この特技はPathfinder Campaign Setting:Technology Guideとこのプレイヤーズ・ガイドの9ページに記されている。
以下のキャンペーン特徴はキャラクターをアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスへと結びつける。各々の特徴は君のニューメリアとの関連性を説明し、冒険が開始するときに君にトーチの街にいる理由を与える。トーチの出身であるならば、君は7種類の基本種族あるいはアンドロイド(Pathfinder Campaign Setting:Inner Sea BestiaryあるいはPathfinder Player Companion:People of the Starsを参照せよ)を君のキャラクター種族として選択するべきである。君が最近到着したならば、種族を他のパスファインダー製品から選択することを遠慮する必要はない(もちろんGMの許可を必要とする)。地域民にすることあるいはトーチへの訪問客であることに決めることは、それ以外のキャラクター作成にいかなる影響も及ぼさない。
一部の特徴は科学技術のアイテムや《科学技術者》特技に言及している。GMはこれらのルールのオプションに関するさらなる情報を持ち、Pathfinder Campaign Setting:Technology Guideで記されている。
特別なメモとして、以下のキャンペーン特徴の各々は特定の遭遇あるいはアイアン・ゴッズ・アドヴェンチャー・パスの最初の冒険の計画の進展に繋がりがある――その遭遇あるいは進展がなんであろうと、物語が発展するにつれ君は見つけられることだろう。他のプレイヤーが同じ特徴を選ぶことは重要ではない; 冒険が進んで、君のキャラクターとより深い絆を共有することを意味する。
トーチで最も重要な最近の出来事はこの町の名祖である特徴の損失である。奇妙な菫色の炎は町が作られた丘の頂上に長く燃え盛り、これらの火はスカイメタルの精錬を行うのに十分高温に燃えている。これがトーチに特異な収入源を与えている。周辺数マイルからやってくる鍛冶師、金属細工師、ゴミ漁りはスカイメタルを融解するためにその炎を使い、働くためにトーチへとやってくる。時折炎は脈打ち、街の上空へと炎の筋を空へと吹き飛ばしその間丘の頂上にいることは安全ではないが、それは1週間前までのことであり、それまで炎が消えたことは全くなかった。しかし今は消えており、町の者は誰もその理由を分からない。炎が消えたため、町の主要な収入源はなくなっており、そして技術同盟への多額で重要な十分の一税が間もなく支払期限となるため、町の指導者は心底菫色の火を点火させたがっている。トーチの最も愛されている指導者の1人であるウィザードのコニア・ベインは、都市の中央の丘の下部にある、これまで未知だった無数の洞窟で奇妙な活動を発見し、活動停止中の自動人形を回収さえしてしており、それを彼の酒場「鋳酒屋」の裏にある自宅に現在保管している。しかしコニアがより多くのものを探ろうと奇妙な洞穴へと戻った時彼の姿は消えた。町は答えをますます欲し、現在行方不明のウィザードの帰還を求めているが、他の多くの地元の冒険者が洞穴で行方不明になっているため、ボランティアの数は少なくなっている。
君と君の新しい仲間はそうした最近のボランティアである。君たち一人一人は(下記のキャンペーン特徴で詳述されるように)トーチ丘地下の洞穴を探検したい独自の理由を持つ一方で、地下で何が待ち受ける存在に対しては生存する為のチームワークが要求されることを知っている!
〔技術同盟への抵抗〕/Against the Technic League:黒君主が名義上はニューメリアを統治しているが、本当の権力を有しているのは技術同盟の術者である。彼らの影響は首都スターフォールで確実に一番強い一方で、彼らの気配はここトーチでさえ感じられる――同盟は毎月十分の一税として町の重要な収入をカットしている。何らかの理由で君は技術同盟に対する遺恨がある。おそらく君の両親が行った行為の結果が連盟を苛立たせたので両親は仕事を失った――君は同盟が両親の死に関して責任があったとさえ思うかもしれない。あるいは、君は単に同盟の公の奴隷制度の承認に、その加虐趣味と残忍性の評判に、あるいはその技術的不可思議を蒐集し統制しようとする傾向に、苦しめられているのかもしれない。技術同盟を憎む理由を精錬するにはGMと話し合うこと、但し、同盟は町の松明が消えたことの何らかの原因であり、そして彼らが介入した証拠は地下の大洞窟で見つかるかもしれないということを君は確信している――技術同盟の証拠がトーチの更なる利益に反するよう働きかけていたことを発見できたならば、それは同盟からの町の独立に対する十分な第一歩となるだろう。武器か呪文を一つ選択する。君が武器を選択したならば、技術同盟と関係があることを君が知っている目標に対する全てのダメージ・ロールに+2の特徴ボーナスを得る。君が呪文を選択するならば、君がそのような敵を目標とするとき呪文のセーヴ難易度は1増加する。
〔地元とのつながり〕/Local Ties:君はトーチの街で主要な地元住民とのつながりがある――消えたウィザードであるコニア・ベインとの。君がウィザード、アルケミストあるいはその他の学究的な種類であるならば、彼は君の家庭教師や先生であったかもしれない。君に武勇の傾向があるならば、コニアは代わりに友人かもしれないし、君の母の、父の、あるいは後援者の仕事仲間なのかもしれない。彼は君の義父の場合もある。その場合には彼の養女ヴァル(君のキャラクターの背景設定のために多くのことを知っておきたいならば、GMはこの場合彼女に関する詳細な情報を持つ)との友好的あるいは競争的な関係をおそらく持っているだろう。コニアとの関係は君に科学技術を機能させる方法に対する洞察を与えた。〈装置無力化〉あるいは〈知識:工学〉を選択する。君はこの技能での判定に+1の特徴ボーナスを得、それは君のクラス技能となる。加えて、その技能と関連した判定を行う際に《科学技術者》特技を得ているかのように扱う。君が《科学技術者》特技を得るならば選択した技能の特徴ボーナスは+3に増加する。
〔ニューメリアの考古学者〕/Numerian Archaeologist:奇妙な科学技術ダンジョンの多くが迷信的なバーバリアンの部族によって避けられるか、技術同盟によって鍵をかけられるかした時以来、ニューメリアは考古学的な探索に熟した土地であり、そうしたダンジョンの多くが手つかずのまま探索の時を待っている。君はそうした不気味な科学技術的遺跡に関連した奇妙な言語を学んでおり、そうした遺跡の調査を開始したがっている――君はトーチの名祖は実際にはより大きな埋没した遺跡の一部なのではないかと疑っており、そうした遺跡に入って町の地下の洞穴を探検することによってその遺跡の元々の目的を学ぶことを望んでいる。君は追加言語としてアンドロファン語を得る。加えて君は科学技術アイテムのコツを備えている; 君が経年劣化した科学技術アイテムを使用するとき、アイテムが突発異常を起こすかもしれない不具合を決定するとき2回ロールし、どちらの結果を採用するかを選択する。突発異常の解決に関する更なる詳細についてはGMと話すこと。
〔ロボット殺し〕/Robot Slayer:ニューメリアの荒野を悩ます奇妙なオートマトンは世界の障害であり、地域のいたるところに点在する未知なる廃墟の中でこれらのクリーチャーが無数に待ち伏せているかもしれないという考えは君の肝を冷やす。コニアによるトーチ地下の洞穴からの不活性化したロボット1体の回収は君を悩ませる――それが目覚めて町の中で暴れ狂うかもしれないだけではなく、地下にもっと潜んでいる可能性も多分にある! 君は潜んでいるロボットの脅威が本当に町の地下にあるかを判断するためにトーチの下部の洞穴を探検したい。君はロボットに対する攻撃ロールに+1の特徴ボーナスを得、ロボットによって行われる攻撃に対するアーマー・クラスに+1の回避ボーナスを得る。
〔スカイメタルの鍛冶屋〕/Skymetal Smith:トーチ丘の頂上の火は長く鍛冶屋と金属細工師に対し恩恵をもたらしており、君の家族も例外ではない。君はトーチで育ったか、単に火を使うために家族と旅行をここで行ったかにかかわらず、それは君自身の計画のためにトーチを使う最初の機会であった。君は何とかスカイメタルから小さな武器や鎧の一部の一部を作成するために火を使うことができたが、その後長く火は消えなかった。菫色の炎は他の物と同じくらい君の生い立ちの一部であり炎が失われることは君を苦しめる; 君は丘の下部でトーチを再燃させる方法を身に付けることを望んでいる。君はスカイメタルと働くことを長く望み、君が選択したスカイメタルでできている小さな金属の装飾品を持ってゲームを開始する――君はこのアイテムを自身で作り上げた。アイテムはほんの100GPの価値のある芸術品に過ぎない。君は追加の100GPを得るために売ることができるが、君がそれを所持しているならば、君のプライドは[感情]と[恐怖]効果に対する意志セーヴィング・スローに+2の特徴ボーナスを与える。アイテムを自発的に売るか、手放すならばこのボーナスを失うが、自身の過失以外で破壊されるか失われるならばそのような意志セーヴに+1の特徴を保持する。
〔星を詠む者〕/Stargazer:ニューメリア中に点在する奇妙な科学技術の廃墟は数千年前に空から来たと彼らは言う。ゴラリオンから彼方にある遠い他の惑星での生活という考えは常に君を魅了し、君は他の惑星での生活がどのようなものであるかについて更に学ぶことを長らく望んでいる。君はニューメリアのダンジョンにいる奇妙な異星のクリーチャーについての話を聞いており、それらのクリーチャーについて全て知りたい――おそらくそうした異星人の一部はトーチの地下の洞窟で見つけられる! 君は異星人alienのモンスターの能力と弱点を特定するための〈知識〉判定に+2の特徴ボーナスを得る。加えて、君は〈知識:地理〉に+1の特徴ボーナスを得、この技能は君のクラス技能となる。〈知識〉を用いた異星人alienのクリーチャーを特定するための判定と全ての〈知識:地理〉の判定の目的で君は《科学技術者》特技を得ているかのように扱われる。君が《科学技術者》特技をすでに得ているならば、君の〈知識:地理〉の特徴ボーナスは+3に増加する。
君のキャラクターは少しもハイテクな装備を持ちゲームを開始しないが、冒険に関して遭遇を始めるまではそのような状況は長くない。キャンペーンを通じてより一般的なものとなる科学技術を持つ敵と装備に直面するための異なるルールと技能の種類をこの簡潔な入門書は君に知らせる。
利益:君は科学技術に関する事柄に対して技能を使用する際、常に訓練済みと見なされる。科学技術以外の事柄に対して使用する際でも訓練済みでなければならない技能に対しては、《科学技術者》の利益を得るために、その技能にランクを割り振っていなければならない。
通常:君は科学技術に対して行う全ての技能判定を、訓練していない技能判定であるかのように扱う。これは、例えその技能にランクを有していたとしても、特定の技能判定を試みることができないことを意味する。
パスファインダーRPGでキャラクターが科学技術に触れるようになっても、新しい技能は導入されない――しかし、既存の技能が技術との関わりに見合うように拡張される。技能が科学技術にどう作用するかに関する追加ルールを以下に示す。《科学技術者》特技を持たない場合、キャラクターは科学技術を使用する際、これらの技能を修得していないものとして扱う。
科学技術アイテムを作ったり修正したりしたいと願うものは、科学技術アイテム作成特技と共に〈製作:機械〉技能を使用する。《科学技術者》特技がなくても、〈製作:機械〉を用いて歯車、蝶番、滑車といったさほど進歩的でない科学技術を作成することができる。ゴラリオンでは、科学技術アイテムを作成することができるNPCは極端に珍しく、PCがこのような能力を使用できることも想定されていないことに注意して欲しい。ゲーム中で科学技術アイテムの作成を許可する前に、GMはプレイヤーとこういった意見について議論しておいた方がいいだろう。
《科学技術者》特技があれば、〈装置無力化〉を用いて高度な科学技術に基づく爆発物を起動もしくは解除したり、電気的な仕掛けや電子錠の解除を行うことができる。
爆発物の設置:起爆装置(43ページ参照)を有していれば、爆発性の武器を罠として設置することができる。起爆装置と爆発物をつなぐには難易度10の〈装置無力化〉判定に成功しなければならない。この判定に失敗すると接続に失敗したことになるが、再び起爆装置と爆発物をつなごうと試みることができる。5以上の差で失敗すると、起爆装置が有効になったかのように爆発物が作動することになる。爆発物を解除しにくくしようと試みることもできる。その場合、解除難易度を15以上の値から5刻みで選択すること。設置するために行う難易度に、爆発物を解除するための難易度を用いて判定することになる。
電子錠の鍵や電気的な仕掛けの解除:扉の電子錠や罠の(罠自身ではない)電気的な仕掛けを解除する場合、Eピック(43ページ参照)を用いればかなり簡単である――Eピックがない場合、これらの判定に-5のペナルティを受ける。
爆発物の解除:爆発物の解除には、罠を解除する場合と同様にキャラクターが〈装置無力化〉判定に成功する必要がある。難易度は通常10だが、爆発物を設置した人物がより高い解除難易度で設置することに成功した場合にはより高い値となる。爆発物の解除を5以上の差で失敗したなら、その爆発物は直ちに起動する。
特殊:キャラクターは爆発物の設置や解除において、〈装置無力化〉に出目10を用いることができるが、出目20を用いることはできない。
時間:爆発物の設置には1分以上かかる。この時間は仕事の範囲による。爆発物の解除はその爆発物が複雑な罠であるかのように扱われ、解除の試みには2d4ラウンドかかる。
《科学技術者》特技を持つキャラクターは、ニューメリアの遺跡に存在する特定の複雑なメッセージを解読するために〈言語学〉判定を試みることができる。このメッセージの多くは壊れた宇宙船の船員の母国語、アンドロファン語で書かれたものだということには注意しておこう。この言語はニューメリアの外ではほとんど話されることはないばかりかニューメリア内部でさえほとんど見られない。技術同盟はこの言語を秘密のままにしておこうと努力している(が、さほど成功しているとは言えない)。
アンドロファン語/Androffan:ロボットの特性によっては、この言語をロボットが知っている可能性がある(共通語やハリト語と共に有しているか、それらを置き換えるかのいずれかである)。GMが許可しなければ、アンドロファン語を高い【知力】を有する場合のボーナス言語として選択することはできない。
キャラクターは科学技術による事柄について調査する際、以下の技能を用いることができる。GMが望むなら、他の技能による調査も行えるものとして構わない。
〈治療〉:調合薬の識別と理解に用いる。
〈知識:神秘学〉:ロボットは人造だが、〈知識:神秘学〉を用いてロボットを識別したり、その能力や弱点を知るために用いることはできない。
〈知識:工学〉:科学技術に関して、もっとも重要な技能である。〈知識:工学〉はロボットの能力と弱点を識別するために用いることができる。さらに、〈知識:工学〉は〈呪文学〉を用いて魔法のアイテムの特性を識別するのと同様に、未識別の科学技術による物体を識別し理解するために使用される。未識別の科学技術による物体を正しく識別し理解するための難易度は、物体の〈製作〉難易度に等しい。〈製作〉難易度が15以下の物体は、《科学技術者》を持ち、〈知識:工学〉を訓練しているものは自動的に識別し理解することができる。
〈知識:地理〉:天文学に用いる。
かつて河川諸王国で最大だったニューメリアは今日では冷酷なバーバリアンと暗い魔法の地となっており、その獰猛な人々は、その魔術師自身も理解していないアーティファクトに尽くす汚れた魔術師に秘密結社によって支配されている。アーティファクトの秘密はこの世界内のものではなく、空からの巨大な金属の山の劇的な衝突によってゴラリオンにもたらされ、国中にその破片を巻き散らした。
その荒涼とした土地の景色が取引にほとんど関係しない一方で、ニューメリアは、空から落ちた金属の山から剥ぎ取れる七種類の希少金属の合金であるスカイメタルの主要な産出地として、文化的な南方の土地が有名である。これらの合金は独特な武器とアーティファクトの作成に役立ち、各々異なった特性を持つ。これらのうち最も一般的なものはアダマンティンであり、「ニューメリア鋼」の不思議な言葉はアヴィスタンとガルーンドの遠くにまで広がった。
スターフォールStarfallというニューメリアの首都は冷酷で暴力的な場所であり、南方に複数ある朝廷の退廃的な物真似である。ここでは、黒君主として知られるバーバリアンの王が確固として統治し、技術同盟Technic Leagueのひねくれたソーサラーとその機械仕掛けの使いがサポートしている。その不潔な通りでは、王の肉欲的な祝賀にふける(あるいはそのふりをする)人々が他者の労苦によって利益を得るか、しろがね山の瓦礫から染み出る不浄で酔わせる液体で酩酊する一方で、しろがね山からの奇妙なメタル・マンが独裁者の法令を実施する。
君のキャラクターがトーチの生まれであるか、たびたび訪れるようであったならば、トーチの街に関する以下の情報をおそらく知っているだろう。町とその住人の詳細について君のGMと話し合うこと。
その中央にある丘の頂上で燃え盛る菫色の炎からトーチの名は取られている。AR4602にその炎は自発的に火が付き、約1年間それらの火は天を灼き、周囲1マイルから見れるような紫の炎の柱を形成した。当時、技術同盟はスターフォールで激動の時期を経験している最中で、そのエージェントが火の列があるという噂を調査に南方に行くことができなかった。AR4604に炎は大人ほどのサイズへと収まり、その丘の頂上は吹き飛ばされ、黒集りのままであった。少数の勤勉な地元住民が、炎の熱が変わった二つの性質を備えていることをすぐさま発見した――スカイメタルの鉱石を融解するのに十分熱くアダマンティンのように加工が難しく、そして、火自体が奇妙な方向を向いて放っていた。炎の上に数十フィートも投げ出された木の塊はすぐさま炎へと燃え盛るが、炎の縁から1フィート離れて置かれた紙も燻らないだろう。この特徴の独特な組み合わせは炎を完璧な炉とした。少数の突然の再燃が幾人かの鍛冶屋と部分的に完成した鍛冶場の悲惨な焼け跡に終わった後、町の住民は分かを予見したフレアとフラッシュを解釈する方法を学んだ。火の回りに恒久的な構造物を建築するよりは、ワゴンや運搬物を介して丘の上に運ばれる移動式のワークショップに頼るようになったので、炎が予期せぬ波を開始したとき、鍛冶屋は炎の爆風が退くのを待つのに安全に退却することができる。
このようにしてトーチは維持された。技術同盟が内政を整理しAR4612に調査するために代表を送り込むころに、そのエージェントは広がりゆく村が丘の基地の回りで発展しているのを発見した。炎の大まかな調査の後、技術同盟の代表者は村のリーダーに会い取引を計画した――トーチがスターフォールの金の北の月に年貢を送る限り、技術同盟はその地域で公式的な存在を維持しないだろう。このように、(依然として遠隔地を効果的に管理するための資源を欠いていたために)競争があった可能性のあるものを同盟は収入源へと転換した。その後数十年の間、技術同盟は必要とする年貢の量を絶えず調整するので、トーチは確実に成長するが決して真に成功したわけではない。技術同盟との不満と怒りはトーチでは高まったが、同盟は反乱と一定ほど町には決して課税をしないように注意し、自由と圧政の間で不快であるが比較的安定した地位となった。