ケーリド人はアヴィスタン亜大陸北方の寒冷な荒野に住んでいる部族生活を送る人間の民族である。[1]
ケーリド人は暗色の髪を持ち、やせた体格をしている。獣皮や毛皮で作った簡素な衣服を身にまとい、髪の毛と石で作られた呪物を身につける。
苛酷な環境に住むケーリド人は共通して好戦的で、魔法に対する不信感を持つ。力、勇気、狡猾さを美徳とする彼らは非常に優れたバーバリアン、ドルイド、レンジャーになる。
一部のケーリド人は古来のアニミズム信仰を行うが、ほとんどはゴルムを拝む。マンモス諸侯領の最北に住む部族は巨人の神であるミンダハル(Minderhal)を信仰し、ワールドウーンドやニューメリアの恐るべき部族はロヴァググを信奉する。また、ほとんどの部族は彼らを獲物のところへ導く神としてデズナを信仰する。
ケーリド人は独自の言語であるハリト語(Hallit)を有する。滅多に文字に残されることはないが、部族のシャーマンたちは口承によって膨大な歴史や物語を語り継ぐ。
姓はケーリド人の部族社会ではほとんど必要はないが、特に必要があったり記憶に残るような著しい業績や出来事があった場合には、それにちなんでつけられることがある。
女性名:アニク Annik、ベルカ Belka、ダグール Dagur、ファシャ Fasha、インキット Inkit、ジャルケト Jalket、カラ Kala、レシト Lesit、ルカ Luka、ナルケト Nalket、セルカ Selka、シェレグ Sheleg、ヴァルカ Varka、ヴァルキ Valki、ヤラ Yala
男性名:バレク Barek、ドロク Dolok、ドーン Dorn、ガノク Gannok、ガネフ Ganef、フログ Gurog、ホルグ Holg、ジョクム Jokum、カース Karth、コッド Kod、クロヌグ Kronug、ノネク Nonek、ロガ Roga、タケク Takek、ゾレスク Zoresk
[1] Erik Mona et al.(2008). Campaign Setting, p. 26. Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-112-1