経験点1,200
混沌にして悪/中型サイズの人型怪物(地)
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 16、接触12、立ちすくみ14(+4外皮、+2【敏】)
ヒット・ポイント 42(5d10+15)
頑健 +4、反応 +6、意志 +4
ダメージ減少 10/魔法
移動速度 40フィート、飛行60フィート(標準)
近接 爪(×2)=+7(1d6+2)、噛みつき=+7(1d4+2)、突き刺し=+7(1d4+2)
【筋】15、【敏】14、【耐】16、【知】6、【判】11、【魅】7
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 19
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:飛行》、《ホバリング》
技能 〈隠密〉+11(石の多い場所では+17)、〈知覚〉+5、〈飛行〉+12; 種族修正 +2〈隠密〉(石の多い場所では+6)
言語 共通語、地界語
その他の特殊能力 活動停止
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、旅団(3~12)
宝物 標準
活動停止(変則)/Freeze ガーゴイルはじっと動きを止めて石像のようになることができる。活動停止を使っているガーゴイルは、石像として隠れ潜むための〈隠密〉判定で出目20をとることができる。
ガーゴイルの姿はしばしば、翼ある石像と見間違えられる。というのもガーゴイルは、高い所にとまってじっと動かず、それによって敵の不意を打つことができるからだ。ガーゴイルはこの種族の総数と同じくらい多種多様な強迫観念に突き動かされたふるまいをしがちである。書物、盗まれた小間物、武器、および倒した敵から刈り取ったぞっとする戦利品――これらは、巣となわばりを飾り立てるためにガーゴイルが集めるものの種類を、わずかばかり例示したものである。ガーゴイルは独りで暮らすことが多いが、時おり護身と遊びのために“飛行団”と呼ばれるおそるべきグループを作ることもある。ある条件の下で、ガーゴイルの部族は他のクリーチャーと手を組むことさえある。しかし、ガーゴイルの部族との最も安定した同盟関係でさえも、ほんのわずかな理由によって瓦解し得る。ガーゴイルは不誠実で狭量で執念深い以外の何ものでもない。ガーゴイルはとりわけ大きな都市のただ中に住み着き、日中は隠れ潜める石造の聖堂や建造物の装飾物の中でうずくまり、夜には空中から急降下して浮浪者や物乞いなどの不運な者たちを食べていることで知られている。
ガーゴイルの部族が廃墟や建造物の範囲内に長い間とどまればとどまるほど、その部族のメンバーはよりその場所の建築様式に似通った姿へと近づいていく。ガーゴイルの外見の変化はゆっくりと巧妙に進行していくが、何年も経てば徹底した変貌を遂げる。
ガーゴイルの珍しい亜種として、建造物や遺跡の中に住み着かず、海の波間の下に住むものもいる。こうしたクリーチャーはカポアシンスとして知られている。カポアシンスの基本データは通常のガーゴイルのものと変わらないが、(水棲)の副種別を持ち、翼によって水泳移動速度60フィートを得ているが実際の飛行には使えなくなっていることに留意すること。カポアシンスは波間からよろめき出てそこに住む者たちを捕食できる浅い沿岸部に住む。カポアシンスは独り暮らしよりもグループでの生活を好むため、飛行団を作ることがよくある。