アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスはニアマサスの眠れる町、マリデス川の上流下流50マイルのうちで唯一ある大きな交差路のそばにあるファエンダールから始まる。キャンペーンは、地方の職人、農家、鉱夫、羊飼い、行商人、罠師が、次の季節を簡単に生き残れるようにするタムランの「大都市」内の市場に彼らの原料――完成した商品、衣類、魔法、酒精など――を送る為に、定期的に開かれる市祭りへと地域じゅうから集まるところから始まる。PCは、ファエンダールの長年の居住者、戦争から復帰した負傷した退役軍人、あるいは品物を売るため、友人に追いつくため、もしくは今季用に貯蔵するために訪れたが無慈悲な敵に囲まれている事に気付いた罠師と農民かも知れない。
ファエンダールは小さな町であり――人口はどうにか400人程なので、保安官は彼らの永遠の故郷から目を離さないよう十分近い場所にいる――住人は概してお互いを知っており、さらに西部にあるニアマサスからの定期的な訪問者でさえ隣人とみなしている。理想的には少なくとも1人のキャラクターはこの小さな町の生まれであり、他のキャラクターは少なくともこの町の数名の住人が彼らの名前を知っているには十分な頻度で訪れている理由を持つべきである。キャラクターがファエンダールあるいはその周辺近郊に住んでいる理由をキャンペーン特徴の多くは提供している(7ページ参照)。プレイヤーがファエンダールの周囲の国々と地域に順応するのに役立つようなニアマサスの短いガイドが8ページ以降にある。この地名辞典はニアマサスの意味を理解するのに役立つが国の詳細の多くはPathfinder Campaign Setting:Lands of Conflictにある。
君のキャラクターがファエンダール出身ではないがニアマサスとは関連がある場合、その人は地方の資源の売買のために最近到着した、首都タムランの商人か政治家かもしれない; ニアマサスのパン籠へと補給任務中である、モルスーンの最前線から遙々南へ来た復員軍人かもしれない; 作戦場所から遠く離れた国で療養中の傷痍軍人かもしれない; あるいはもしかしたらこの国から逃げている間に通りがかった民兵の逃亡者かもしれない。
ニアマサスと強い関係性のないキャラクターはエンカーサン湖に接している国からの貿易のための探検隊の一員である場合もある。ヴァリシアの隊商は北西へと血誓渓谷を時折横断し、暖かい月にはニアマサスとの間を移住する。ニダルから西へと向かう難民にはマインドスピン山脈での危険な旅路を生き残る者もおり、ニアマサスは陰で覆いつくされている彼らの祖国と比較して楽園であると理解する。君のキャラクターはベルクゼン近郊の不毛な地に住むオークの部族から逃げてきたハーフオーク、牙森の野生動物に対する自身の技量に挑戦するキョーニンからやってきた遊び半分のエルフのハンター、あるいは己の政府宛ての適切な報告を準備しようと戦争のための地図作成に来たアンドーランかタルドールからの探検家であるかもしれない。君のキャラクターは更に珍しいかもしれない――ニアマサスの原野は、社会によってモンスターと見做されている多くの存在にとって避難場所だと映っている――あらゆる種類のクリーチャーや犯罪者がネスミアン平原とマインドスピン山脈の相対的な孤立地帯へと逃げ込んでいるかもしれない。
いずれの場合でも、このアドヴェンチャー・パスは君のキャラクターがその地域へ個人的な強い投資をしている場合、侵略してくるモンスターに反攻する理由がある場合、来た場所へと戻っていく理由がない場合に最適である。アイアンファング・インヴェイジョンによって襲われた多くの人々はより安全な村へと逃げようとしている; 冒険者を作ることは、君の家、君の富、君の愛する者を取っていく野蛮人を追い払うことである!
アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスを遊ぶとき、どのようなキャラクターにしたらいいだろうか? 荒野での生存術、ダンジョン探検、はるかに巨大でよい装備を持った軍隊に対するゲリラ戦のテーマにどのようなキャラクターが適しているか? 以下のヒント、提案、キャラクター・オプションは、このアドヴェンチャー・パスで抱えている挑戦と危険に対処することに最適なキャラクターを作成するのに役立つ。以下の提案は徹底されるものではなく、このキャンペーンに居場所を見つけられる構想は何千もある。アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスのキャラクターの詳細についてはpaizo.comの掲示板にアクセスし、このキャンペーンを遊んでいる他の人と、君の経験や質問を共有すること。
鉄牙大隊への反撃は、特定の道徳的な展望に限定されてはいない。このアドヴェンチャー・パスは善良な市民を守ることから、平和を取り戻すことから、栄光と富を戦闘の戦利品として奪うことまで、善あるいは中立の冒険者のための多くの動機づけを提供している! NPCは彼らの故郷の復興と家族の保護を望む一方で、心のこもったPCと欲深き傭兵に動機づけをし、行われるサービスへ対価を喜んで支払うだろう。悪の冒険者(ゲーム・マスターの許可があればだが)でさえもその同じ富と名声を享受するかもしれないし、自分個人に悪事を働くか自分の財産を破壊するモンスターに対する復讐するあらゆる可能性があるだろう。
アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスの大部分は、ニアマサスの原野――特に虚ヶ丘と牙森――を探検し生き残り、不吉なモンスターの蔓延るダンジョンや砦を調査し、最古のフェイとドワーフの住人が残した土地の古代の神秘を調べることである。すべてのキャラクター・クラスがこのアドヴェンチャー・パスに適しているが、都市部での冒険を重視しているキャラクター・クラスが目立つ機会はほとんどない。このキャンペーンの多くは、特に最初の2つは、荒野での生存に焦点を当てているため、自然環境に住むようなクラス――バーバリアン、ドルイド、ハンター、キネティシスト、レンジャー、シャーマンなど――は直面している初期の挑戦に簡単に対処できる(おそらくパーティ全体が原野にテーマを与えられたキャラクターから成るならば、あまりにも簡単なものとなるだろう)。アイアンファング・インヴェイジョンは大規模な居住地ではほとんど起こらないため、大型や珍しい随伴者――動物の相棒や幻獣など――を持つプレイヤーは地元の人たちを怒らせることを避けるために基本クラスの特徴を背後に残す必要はほとんどない。
潜在的に有用なアーキタイプが以下のものである。
Green Faith marshal(インクィジター) Pathfinder Player Companion:Heroes of the Wild収録
Guerrilla(ローグ) Pathfinder Campaign Setting:Inner Sea Intrigue収録
Herb witch(ウィッチ) Heroes of the Wild収録
聖なる案内人(パラディン) Pathfinder RPG Advanced Class Guide収録
Nirmathi irregular(レンジャー) Pathfinder Campaign Setting:Inner Sea Magic収録
罠使い(レンジャー) Pathfinder RPG Ultimate Magic収録
これらのオプションに加えて、Advanced Class Guideでは、荒野を守ることに献身的なキャヴァリアーの騎士団ビースト騎士団も紹介している。
上級クラスへと進むことに関心を持つキャラクターには多くの選択肢がある。自給自足やグループをサポートすることを重視するものは、彼らの能力を使用する多くの機会がある。以下の提案はアイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスのテーマに最もよく合ったものである:アーケイン・アーチャー、darechaser(Pathfinder Player Companion:Paths of the Righteous)、Green Faith acolyte(Pathfinder Campaign Setting:Paths of Prestige)、hinterlander(Paths of the Righteous)、ホライズン・ウォーカー(Advanced Player’s Guide)、ネイチャー・ウォーデン、(Advanced Player’s Guide)、ストールワート・ディフェンダー(Advanced Player’s Guide)。
多くのソーサラーあるいはブラッドレイジャーの血脈はアイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスで実行可能な選択肢であるが、以下のテインはテーマに沿っているか、このキャンペーンに特に適した能力を提供する:地底(Advanced Player’s Guide)、運命の子、元素、フェイ、植物(Advanced Player’s Guide)。アドヴェンチャー・パスのテーマに強く合ったオラクルの神秘とシャーマンの霊は闘争、伝承、自然、石、木(Ultimate Magic)である。アイアンファング・インヴェイジョンに適当な守護者は動物、元素、耐久、治癒(Ultimate Magic)、plant(Heroes of the Wild)、変成、欺瞞、復讐(Ultimate Magic)を含む。
もちろん、これらの選択肢は提案にすぎず、プレイヤーはこれらの選択肢に限定されるべきではない――アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスでは、ほとんどの血脈、神秘、霊、守護者が上手く機能するだろう。
キャラクターはアヴィスタン大陸全域から、そしてその先からやって来てアイアンファング・インヴェイジョンを開始できる。ニアマサスの自由放任主義の文化では、都市の場所で不適当であったり手に負えないようなものであっても動物の相棒や使い魔として適切なものである。この地域に住むあるいは地域にあった動物を選択したい場合は、もう少し選択があったほうがよいだろう。以下の使い魔は、牙森とネスミアン平原の地形と気候を考慮した良い選択肢である:バットB1、キャットB1、フォックスB3、ゴートB3、ホークB1、ヘッジホッグUM、ハウス・センチピードUM、アウルB1、ピッグB3、ラビットrabbitPathfinder Player Companion:Animal Archive、ラクーンB3、ラットB1、レイヴンB1、スカンクB3、スロースB4、スクイラルsquirrelAnimal Archive、トードB1、ウィーゼルB1。
以下の動物は、ニアマサス西部全域で見つけることができる動物の相棒や乗騎に適した選択肢であり、キャラクターの既存の動物の相棒が死んだ際にすぐに利用可能な代替品である:オーロックスB1、バジャーB1、ベアB1、バード(イーグル、ファルコン、ホーク)B1、ボアB1、スモール・キャット(リンクスあるいはマウンテン・ライオン)B1、ディグモールB5、ダイア・ラットB1、ドッグB1、ホースB1、マインドスピン・ラムmindspin ramPathfinder Adventure Path #91、ラムB2、スタッグB4、スワンB4、ジャイアント・ウィーゼルB4、ウルフB1。
加えて、Pathfinder Adventure Path #115:Trail of the Huntedのbestiaryに記載されているものはPCが動物の相棒・使い魔として選択することができるニアマサス原産の動物である。GMにこれらを使用可能か相談してみること。
アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスの大部分は、穏やかなネスミアン平原への牙森の大森林から険しい虚ヶ丘まで、ニアマサス南部が舞台となる。得意な地形の最良の選択は、森林と地下であり、平地と山岳(ともに丘を含む)は共に追加の良い選択肢である。手堅い得意な敵の選択は、フェイ、人型生物(ゴブリン類)、魔獣、植物である。
キャンペーンの場所からするとキャラクターはニアマサス出身であるか、定期的にこの地域を訪問する妥当な理由を持っていることだろう。その多くは恐らく地元の罠師、ハンター、木こり、兵士、斥候である。ニダル、ヴァリシア、ベルクゼンの領土、ラストウォールは全てニアマサスと国境を接しており、エンカーサン湖で国境を接する国々はニアマサス以外の出身のキャラクターのための良い出身地である。ここから遠い場所として、ファエンダールと周辺地域は、チェルナサルドのレンジャーやニアマサスの軍隊に参加する若く有望な希望者の訓練から、南側の相対的に平穏な中で負傷した退役軍人、そして血筋や信仰から迫害を避けた部外者から奇妙な探検家や研究者に至るまで、多種多様なキャラクターをひきつけている。アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスのキャラクターはどこからでも生まれることができるが、ニアマサスに滞在し、新しい戦争で破壊された国を利用している怪物に反撃する理由がなければならない。
除け者か一匹狼を遊ぶのが好きなゲーマーがいるならば、その一部はホブゴブリンの侵略に反撃するキャンペーンを見てホブゴブリンをプレイしようと決めるかもしれない。ホブゴブリンのプレイヤーはアザアーシがあまりに無作法で自身の身内を危険に晒すと思った鉄牙大隊からの亡命者であったり、鉄牙大隊が徴兵した他のホブゴブリンの軍からの難民であるかもしれない。しかしながら、ホブゴブリンの社会は思いやり、協力、家族の一体感を避け、早い年齢からそうした個性を子供たちから叩き出すので、大隊に対し腹に一物あるホブゴブリンでさえ、自分たちの種族に対して人間と協力することはまずなく、善属性のホブゴブリンは例外的な状況なしで聞かれることはほとんどない。プレイヤー・キャラクターのホブゴブリンは戦争が一度始まるとニアマサスのどこに行っても不信と憎悪を生み出すだろう; ニアマサスの人々は現在彼らの親類を奴隷にしている無慈悲なホブゴブリンの大群で苦しんでおり、どのようなホブゴブリン――と一緒にいる者――も潜在的なスパイ、斥候、破壊活動者であると考えている。この疑念は売値の増加と【魅力】に基づく技能判定への大きな状況ペナルティの増加に主に現れる。
潜在的に破壊的なキャラクター・コンセプトにすることを決める前にゲーム・マスターに意見を聞くこと。
アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスは潜在的な同盟国と交渉をし、古代の歴史を解明し、敵を偵察する機会をキャラクターに提供する。ニアマサスの最も一般的な言語は、共通語とハリト語であり、ドワーフ語とエルフ語の話者のネイティヴがいる。追加言語の選択肢を持つキャラクターは、森語を話すならば、その地域の歴史について多くのことを学び、竜語、ゴブリン語、地下共通語の知識を持つ者が、非人間の敵と交渉したり脅迫したりすることができる。
ニアマサスはアヴィスタン大陸の中央にあるが、主に未開の原野と造られて1世紀にも満たない植民地の街で構成されている。ニアマサス人の大部分は、ケレッシュ人、ケーリド人、タルドール人、ヴァリシア人の家系である――しばしば、単一の親族で混血している。ニアマサスはかつてシェリアックスとヴァリシアの植民地を結ぶ貿易ルートの一部であったため、世界各地の人間の遺産が国中で見つかる。
他の人型生物の種族の多くもこの地域を故郷と呼ぶ。時にベルクゼンの領土からの孤児や難民でもあるハーフオークは、この原野の国では人間以外の種族に於いて最も多数派である。現存する臨空要塞の1つ――クラゴダン――はニアマサス南部に位置しており、ドワーフの職人、商人、戦士たちは国中で日常的に目にする存在であり、ジャンダーホッフや薄明街のような近くのドワーフの居住地に出入りすることもある。ノームとハーフリングもかなり一般的な種族であり、この新緑の地の新しい機会と古代の神秘によってひきつけられている; 特にハーフリングはシェアリックスやモルスーンから解放された奴隷がやってくる傾向がある。エルフ全体が牙森の原始の原野にひきつけられることに気が付く一方で、ハーフエルフ、エンカーサン湖を渡ったキョーニンからの難民や無法者はニアマサスの人口のかなりの部分を占める。
あまり一般的でない種族もニアマサスを故郷と呼んでいる(ゲーム・マスターの承認が必要があるが)。ドルーマ近くのラットフォークは、武器がほしくてたまらなく、利用されていない資源が豊富な土地としてニアマサスを見ている。ダンピールとフェッチリングは近隣のニダルから逃げている難民の間に含まれることがある。ニアマサス自体はジンニーキンであるウンディーネの少数の人々の故郷であり、時折この国の神秘的なマーチング泉の近くで暮らす家族に生まれる。まれに、ラストウォールのアアシマール、ウースタラヴのチェンジリングやスキンウォーカーがニアマサスに侵入し、彼らの過去から逃げることを望んでいる。
宗教はアイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスの基礎ではないが、信仰はニアマサスの人々にとって深く重要であり、信仰呪文の術者は野生の場所の中では秘術や念術の術者よりはるかに一般的なものである。ほとんどのコミュニティでは狩人の君主にして小さな共同体の導き手としてエラスティルを崇拝している。自由と猛勇の神であるカイデン・カイリーエンは自分自身を自由の戦士と考える人々に非常に人気がある。ゴルムとアイオメデイは共にモルスーンの両側沿いで強い支持を享受しているが、混沌としていて自由意志を尊ぶニアマサス人は鉄の侯爵の包含要素をより厳密に踏襲する。ニアマサスはキョーニンに近いためエルフの神々に転向した者たちをいくらか招いており、特にカリストリアの教団はこの国全土で熱心な崇拝者を見つけることができる。
新緑信仰はニアマサスの人々にとって極めて重要である。多くの一般市民がこのカルトの基本的な包含要素を知っており、様々な罠師や木こりは毎日仕事を開始する前にこの地に敬意を表する。新緑信仰とその崇拝の地域的な中心地である水晶森林会という隠れた共同体は、ドルイド、ハンター、レンジャーのキャラクターによって優れた故郷を提供する。
アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスを遊ぶキャラクターは、幅広い技能と能力の恩恵を受けるだろう。それは、原野やダンジョンの危険性に耐えることにキャラクターを役立たせる技能には大きな利益があるということである。〈生存〉と〈隠密〉の両方がこのキャンペーンでの最初のほうでは重要な役割を果たし、様々な地形が、〈軽業〉や〈登攀〉の価値を示す機会を与える。通常通り〈知覚〉はほぼすべての冒険者にとって便利な技能である。君の周囲と敵を理解することも便利である; 〈知識:神秘学〉、〈知識:地域〉、〈知識:自然〉は最も効果的である。
アイアンファング・インヴェイジョンの間、キャラクターは通常であれば与えられる多くのリソース、特に大都市から提供されるようなものへの使用権が制限されるだろう。ニアマサス最大の都市タムランは、このアドヴェンチャー・パスでは目立った場所ではなく、4レベル以下の術者と4,000GP以下の魔法のアイテムを提供することができる小さな街である。従ってキャラクターの自給自足を向上させるような特技、アイテム作成特技、《物質要素省略》、《Herbal Components》(Heroes of the Wild)、《錬金術体得》、《こんなこともあろうかと》、《魔女のナイフ》などは、プレイヤー・キャラクターへと供給し、信頼できるインフラストラクチャーの欠如にも準備しておくのに役立つ。
何冊かの書籍が君のアイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスのキャンペーンにより多くの視点と知識を提供する。以下のものは必要ではないが、このキャンペーンをプレイするにあたり非常に有用なものであり、刺激的なことを与えるかもしれない追加の情報源である。
Pathfinder Campaign Setting:Lands of Conflict
Pathfinder Campaign Setting:Races of the Inner Sea(ホブゴブリン)
Pathfinder Player Companion:Heroes of the Wild
Pathfinder Adventure Path #75:Demon’s Heresy(新緑信仰)
以下に挙げるキャンペーン特徴に加えて、ニアマサス西部の原住民の間では、Advanced Player’s Guideからいくつかの特徴が一般的であり、適切である(そして、アイアンファング・インヴェイジョンで有用な特定の技能と能力へのアクセスを提供する):〔養子〕、 〔動物の友〕、〔自然の子〕、〔緑を愛するもの〕、〔苦難の人生〕、〔不屈の酒呑み〕、〔節約の魔術師〕、〔退役軍人〕、〔我慢強い楽天家〕、〔赤貧〕、〔戦闘熟練者〕。Heroes of the Wildもこのキャンペーンに適切ないくつかの特徴を収録している、特に、〔Beastkin〕、〔Self-Reliant〕〔Green-Blooded〕〔Survivalist〕、〔Wild Domesticator〕、〔Wild Ferocity〕、〔Wild Shadow〕、〔Wild Stride〕。
アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスはプレイヤーをキャンペーン内のニアマサスじゅうへと、そしてその地下へと連れて行き、非人道的な侵略者に対抗させる。このキャンペーンはファエンダールの人間の街で始まり、プレイヤー・キャラクターはその共同体あるいはその周囲近郊の生まれであるか、さもなくばこの地域へ投資し続ける何らかの理由を持つ新参者であるべきだ。彼らの背景に関係なく、全てのキャラクターは侵略軍に反撃することか、無慈悲な征服者に奪われた土地を奪還することに関心を持つべきである。
各プレイヤー・キャラクターは、キャラクター作成時に使用できる2つの特徴の1つとして、次のキャンペーン特性の1つを選択する必要がある。
〔動物に囁くもの〕/Animal Whisperer:君は人々よりも動物の周りで人生の多くを過ごし、動物のほうが理解するのが簡単だとわかった。君は〈動物使い〉判定に+1の特徴ボーナスを得て、〈動物使い〉は常に君のクラス技能となる。態度が中立的かそれより友好的である限り、君が芸を行わせようと野生動物を「急き立てる」ことを試みるときは君の特徴ボーナスは+5へと増加する。まるで彼らが人型生物であるかのように、動物の種別のクリーチャーを(魅惑)あるいは(強制)の呪文の目標にすることができるが、動物に自分の意志を伝える別の能力を君が持たない限り、君は特定の要請を伝えるために目標を「急き立てる」ための〈動物使い〉判定で成功しなければならない。
〔頭から離れぬ影響〕/Blight-Burned:君は牙森の奥深くで育ったが、君の幼少期にわくら闇が君の共同体を襲い、ブライテッド・フェイは君の友人や家族を攻撃した。逃げた後でさえ、君はこの世のものならざる菌類の病気の感染からかろうじて死なないでおり、未だ苦しい体験からの酷い傷痕に耐えている。君は病気あるいは毒(選択したほう)に対する頑健セーヴィング・スローに+2の特徴ボーナスを得、君の傷跡は今や、自然でないクリーチャーの存在の前では痛みを伴い、即座に存在を君に警告する。この第六感は君に30フィート以内にいる異形、粘体、ブライテッド・フェイあるいはファンガル種クリーチャーのテンプレートを持つ全てのクリーチャーの存在を君に警告する。君はそれらのクリーチャーに対して常に不意討ちラウンドに行動でき、君は戦闘の最初のラウンドでそれらのクリーチャーに対し立ちすくみ状態とならない。
〔チェルナサルドの望み〕/Chernasardo Hopeful:君は技術と人生をチェルナサルド・レンジャーに約束し、君の祖国を異国の侵入者から守るために勉強をした。君は現在この秘密主義のゲリラ軍の新参者である。君には彼らの秘密の多くをまだ明かされておらず、狩猟と追跡の技術を磨くためにファエンダールの最長老のオーブリンと多くの時間を訓練に費やしている。森あるいは平地の地形で、君は移動アクションとして周囲の自然の環境を研究することによって、目標1体からの君に対する視認困難に対する有効レベルを減少させることができる(完全視認困難から視認困難へ、視認困難から視認困難なしへ)。一旦目標が現在の地点から移動するならば直ちにこの減少した視認困難は終了する。10レベルで君は移動アクションの代わりに即行アクションとして地形を研究することができる。
〔フォックスクロウの斥候〕/Foxclaw Scout:君はフォックスクロウとして知られるニアマサスの狩人と斥候の非公式なネットワークの一部であり、仲間の移民を捕食する危険な獣の秘密の弱さを研究している。君は動物、魔獣、蟲の種別を持つクリーチャー対するクリティカルを確定させるロールに+2の特徴ボーナスを得、君の現在のクラス・レベルより高い脅威度を持つ動物、魔獣、蟲からの戦利品を身に着けている間、意志セーヴに+1の士気ボーナスを得る。
〔最前線の癒し手〕/Frontier Healer:世界の困苦が大損害を齎した後に人々を元通りに戻す――薬草で治療薬を煎じ、骨折を直し、病気を治療する――ことで、君は己の人生を進む。君は全ての〈治療〉と〈知識:自然〉判定に+1の特徴ボーナスを得、これらの技能の片方は常に君のクラス技能である。君が〈治療〉技能を使用するかキュアの呪文を使用しヒット・ポイントを回復するとき(しかしながら、エネルギー放出、癒しの手、ポーションあるいはワンドのような魔法装置を用いたものを除く)、1レベルを超えた2クラス・レベル毎に1ポイントの追加で回復する。
〔アイアンファングの生き残り〕/Ironfang Survivor:君が軍隊に奉仕していたか、単に不意討ちの攻撃に悩まさせていたかにかかわらず、モルスーンの悪名高きモンスターの聯隊の一つである鉄牙大隊との遭遇からかろうじて生き残った。もしかしたら君はラムゲートの虐殺の恐怖からさえ生き残ったのかもしれない。君は寝ても覚めても、彼らの残忍な記憶を洗い流すことができない。そして君は彼らの特徴的なファイティングスタイルを鋭く思い出す。君はゴブリン類に対するアーマー・クラスに+2の回避ボーナスを得て、1日1回ゴブリン類に対する〈威圧〉、〈真意看破〉、〈隠密〉判定を行うときに2回ダイスをロールし良い結果のほうを採用できる。
〔クラゴダンの漂流者〕(ドワーフのみ)/ Kraggodan Castaway:君はニアマサス南部のドワーフの臨空要塞を出立し、傭兵として戦争に従事したり、ニアマサスの街と取引をしたり、単に地表の世界を見たりすることで、地表の人々の間で幾年を過ごした。モルスーンの最近のクラゴダンの包囲は、君の帰郷という希望を圧し潰しており、現在君は地表に我が家を見つけようと奮闘している。旅のおかげで、ボーナス言語として以下の言語の一つを得る:共通語、ハリト語、ヴァリシア語、地下共通語。さらに君の郷愁は地下での時間が君の精神を活性化させることを意味している; 君が地下にいるときは――天然の洞窟あるいは人工的なものであっても――0ヒット・ポイント以下に減少したとき自動的に容態安定化し、0ヒット・ポイントに減少した場合(あるいは0ヒット・ポイント未満で容態安定状態で意識がある場合)、標準アクションをとることによる1ポイントのダメージを受けない。この復活の効果は地下で連続して4日後に消えてしまうが、1週間以上地表で過ごすと戻る。
〔規格外の生存者〕/ Unbreakable Survivor:10年前、盗賊は君が人生で大切にしていたものをすべて奪い、かろうじて君を生き永らえさせる程度にしておいた。それ以後に君は何とか人生を立て直すことができた。そして君の執念は地元の伝説となった。1日1回全ラウンド・アクションとして、君は怪我の一部を無視し、君の【耐久力】修正値+ヒット・ダイス毎に1に等しいだけのヒット・ポイントを即座に回復することができる。君の名声は君の隣にいる者を鼓舞し、ファエンダールの住人に影響を与えようとするための〈交渉〉あるいは〈威圧〉判定を行うとき、+1の特徴ボーナスを得る。6レベルで、君の名声はさらに国中へと広がり、君はニアマサスの全ての人型生物に対する〈交渉〉あるいは〈威圧〉判定に君の特徴ボーナスを適用することができる。
〔厭世的な人生〕/World-Weary:君は戦争の惨事を見て、その終わりを見たかったと望んでいた。君は戦い――恐らくモルスーンの前線のような戦いだが、もしかしたらラストウォールの十字軍あるいはウースタラヴの政治的な内紛のような戦い――から退いており今は気に入っているものを保護し、養いたいだけである。君は永続的なクラス技能として以下の一つを得る:〈鑑定〉、〈治療〉、〈知識:歴史〉、〈真意看破〉、〈生存〉。君がクリーチャーのアーマー・クラスを増加させる目的で援護アクションを行うとき、そのアーマー・クラスを+2ではなく+4する。
ニアマサスは無骨な個性と個人の自由のある開拓地である。アヴィスタンの歴史上繰り返し定住され、忘れられ、それから再度定住されているそこは、ドワーフ、フェイ、オーク、エルフ、そして人間にとっての移り変わる故郷であり、そこ出身の者たちは奇妙な土地の構成、倒壊している廃墟、魔法的な傷跡、そして忘れ去られて久しいダンジョンの中に痕跡を残している。この地域の現代人はケレッシュ人とタルドール人の移民の子孫であり、この地域の開発するための最近の努力が200年以上前に始まっていたとしても、ニアマサスの一帯の多く――特に牙森など――は現代人にとって未開で無人のままである。
現在のニアマサスは統治が難しいことで有名であるが、今日国家としてよりもモルスーンに対する共通の恨みを持つ人々の集団として存在するようになっている。首都タムランではほとんど令状を出さず、税金を徴収することはめったになく、一般的には各共同体が支配し防衛するために離れている。大部分の社会は自主的なものである――裕福な農家や町は不作によって苦しんでいる隣人に穀物を提供するかもしれないが、国自体には同じものを提供するだけの資源がない。この自由によって多くの新しい入植者がこの地域に引き寄せられ、得られるあらゆる銅貨が一直線に財布に入る一方で、この自由によって住人はアヴィスタン大陸の大部分の他の共同体よりも盗賊からの攻撃、病気、そして悪天候からの影響を受けやすいままになってもいる。ニアマサスでは、あらゆる市民は自身の運命と自身の周囲の人々の厚意に生死を委ねている。
エンカーサン湖畔/Encarthan Coast:エンカーサン湖に接している国のうち、ニアマサスは最も小さく、最も開発されていない沿岸である。厚い湿地と岩の露出が多いことで知られているこの地域はいくつかの頑強な漁師の集落を支えているが、トーロンデルとマリデス川の三角州だけがはしけや釣り舟よりも大きな船の為の安全な港を提供している。ハンノキ、ガム、ヤナギの木は沼のいたるところに生え育ち、漁家を超えた唯一の現実的な産業は、巻物と本のためのパピルスの小屋規模での製造である。沼はまさにその泥に沈んでいるものを何でも保存しているため、ニアマサスの過去からの多くの価値ある発見と古代の危険――アンデッドのボグ・ミイラを含む――は、不注意な釣り人によって泥から浚渫されている。
岸沿いでは人が疎らに住んでいる。ニアマサスの最大の都市であり名目上の首都タムランはこの地域の南端にあり、そしてその次に大きな居住地――フィーロン砦――は、かろうじて廃墟にはなっておらず、沼地のただ中にあり、行き交う行商人たちの町を抱えどうにか1000人の戦力を確保しているタルドールの要塞だ。モルスーンの海軍は密輸業者と密航者に依存している国の貿易を対象とし、ニアマサスの間の全ての水運の往来を封鎖している。
牙森/Fangwood Forest:ニアマサスの脈動する心臓部は大部分の地形を支配している広大な原始の森である。牙森は建築材料、食料、避難所を提供しており、国民の大半は楢、松、楓、唐檜などの新緑に覆われた場所の回りの小さな村に住んでいる。古代あるいは正体不明の帝国と、より最近の人類が森の中で居住することに失敗した多くの奇妙な遺跡は未踏の奥地に隠されている。ドルイドの隠遁したコミュニティは森の深部を調査する幸運を遙かに有しており、儀式を行っている場所に様々な古代の石のモノリスを維持している。牙森にすむニアマサス人は一般的には狩人、木こり、あるいはその両方であるが、そのような困難であるが肥沃な土地の提供するものを享受している。
虚ヶ丘/Hollow Hills:エンカーサン湖から吹き込む重たい雲から与えるべきあらゆる雨が海岸100マイル以内に降り、牙森と、その無数の自然洞窟と廃坑から名付けられたマインドスピン山脈の間の土地の岩だらけで乾いた平野を降雨から除外する――廃坑の多くは苦悩の時代にまでさかのぼり、そうした過去の怪物に未だ悩まされている。転がり落ちる岩の多い丘陵地帯はこの地域を、緑豊かな不思議の国から岩だらけの荒れ果てた荒野まで多種多様な渓谷へと分けている。この地域の街は、鉄、銅、石英、金の鉱山鉱脈によって支えられている。起伏の多い地形は地域住民をモルスーンの関心から守っている。逆に隔離されていることによって、虚ヶ丘の人々は盗賊の活動やブレイ、ハーピー、ワイヴァーンなどこの地域を故郷と呼ぶようなモンスターの襲来に弱く、虚ヶ丘の町々は、敵対的な荒野へと逃げるよりも防衛として壁に頼っているニアマサスにある僅かな居住地の一部を構成している。この地域最大の都市である、北部のスケルトと南部の長影町は、主に精錬と、タムラン及びモルスーンの戦線へとより小規模な隣接地域の過酷な仕事の成果品を輸送する業務によって生きている。
マインドスピン山脈/Mindspin Mountains:ニアマサスの西側の国境を形成しているマインドスピン山脈はこの若い国と古代の陰鬱なニダルの間に意気を挫くような国境を与えている。この地の数多くの天然の洞窟がダークランドへとつながっているため、この山脈は様々な恐ろしく珍しいクリーチャーを棲まわせていると共に、人類がその地域の領有権を主張するずっと前から数えきれないほどのオークやドワーフの遺跡が存在している。陰険である一方で、マインドスピン山脈は多くの金属や鉱物の豊富な鉱床を誇っており――火山の範囲に存在するものはほとんどないが――いくつかの鉱山会社と新興都市が東側の斜面に点在している。マインドスピン山脈の更なる情報についてはPathfinder Adventure Path #93:Forge of the Giant Godにある。
ネスミアン平原/Nesmian Plains:より共同体の精神を持つ国では、ネスミアン平原はその穏やかな丘、肥沃な平野と明るい森のために「パン籠」の地域と見做されるだろうが、代わりに租税やインフラは不足しているため、この地域はニアマサスの、食料豊富だが防衛の乏しい僻地となっている。マリデス川の南部からクラゴダン周辺の大草原まで広がるネスミアン平原は、しばしばモルスーンによって侵略されるか南部の悪名高いモンスターの軍団に標的にされている。ネシミアンに住む者は単純に後退し、敵が接近するのを見るとよく自宅や作物を燃やし、この地域の甚だしい厳冬が供給のない異邦人を追い払った後に戻ってくる。平野を縦横に走るギザギザの峡谷は、それを知っている者たちのための十分な隠れ家を提供し、多くの怪物の種族――特にゴブリン類やトログロダイト――はこれらの要素を使って独自の優位を得、人間の農場を略奪して、その後防衛が容易な隠れ家へと戻っていく。ネスミアン平原はニアマサスを有名にした材木を提供せず、虚ヶ丘とマインドスピン山脈の鉱山資源が不足している一方で、その緑地は豊富な収穫物を生産するためにほとんど注意を必要とせず、大草原は野生のオーロックスだけでなく飼いならされた山羊と羊の大群も支えている。絶え間ない侵略の危険性のため、ネスミアン平原の村落は数十人から百人を超えて拡大することは滅多にないが、貧弱な町ファエンダールは国境から遠く離れており、市民が放棄して原野へ退却する必要は殆どないため、この町はマリデス川の全方向50マイルの中で唯一大きな渡しに沿っている、小さいが重要な取引の中心地となっている。ネスミアン平原とファエンダールの追加情報はPathfinder Adventure Path #115:Trail of the Huntedにあるだろう。
トーロンデル辺境域/Tourondel Marches:トーロンデル辺境域はトーロンデル川を囲みニアマサスの北部とラストウォールの国境を結んでいる。辺境域にはニアマサスの最も古い恒久的な居住地があり、そのうちいくつかは千年前の輝ける十字軍の間に建設された。その時代からの崩れ落ちた城やあばたのある戦場は未だに森と丘に傷痕を残しており、地元の人々を捕食するオーク、ゴブリン類、アンデッドの循環する人口を抱えている。この地域の多くは牙森の中心部を切り拓いたものであるが、重要な居住地とトーロンデル川沿いの過去千年に渉る往来は森林のより深くで一般的な危険の多くを鎮めた。川とラストウォールとの比較的拓けた国境のおかげで、トーロンデルの人々は、自身をニアマサスの最も裕福な貿易人と考えており、秩序だった北の住人と、より多くの自由意志のある仲間のニアマサスの人々よりも共通する多くの哲学を共有するが、厳しい冬と川での例年の春の洪水のおかげで、辺境域の多くの街は一年の少なくとも半分を自力で暮らしている。
一部のゲーム・マスターが採用するかもしれない大規模戦闘ルールをPathfinder RPG Ultimate Campaignで導入している一方で、アイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスでは標準でこれらのルールを使用しておらず、物語の多くは圧倒的な脅威に直面した大胆であるが少数のヒロイックな行動に焦点を当てている。金メッキされた快適なテントで大軍隊やつまらない指揮官の動きを追うのではなく、占領軍に抵抗する、――本来なら――楽々と押し潰されてしまうような農民から戦士になった小規模で纏まりのない部隊にPCは命じる。
Pathfinder Campaign Setting:Lands of ConflictではPCが自軍の民兵のファイターの集まりを指揮するために使用する新しいシステムを導入している。このシステムはアイアンファング・インヴェイジョン・アドヴェンチャー・パスでは完全に選択ルールであるが、PCが得ることができる選択肢とボーナスに関するいくつかの注釈がアドヴェンチャー・パスの全ての書籍に含まれている。民兵システムは直接の戦闘の利点はほとんどないが、PCが野外で補給し、情報を得ることを続けるのに役立つ。このアドヴェンチャー・パスでは大都市でほとんどの時間を過ごさないため、民兵はPCに通常では大都市以外で利用することができない、治癒、アドバイザー、商人を提供する。もちろん、グループがこの選択ルールを使うことを望まないならば、ゲーム・マスターは単にこれらの関係していることの多くを単にごまかしてもよい。この選択ルールを使用しないことを決めたゲーム・マスターは《鋭敏感覚》、《欺きの名人》、《快速》、《頑健無比》、《イニシアチブ強化》、《鋼の意志》、《神速の反応》、《説得力》、《忍びの技》、《追加HP》を4レベル、9レベル、14レベルでボーナス特技として与えることを考えるかもしれない。
民兵ルールのシートはこのシステムを使用するグループのために次のページに収録している。(訳注:本ページには差し込んでいません)