経験点2,400
真なる中立/大型サイズの竜
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+18
アーマー・クラス 19、接触10、立ちすくみ18(+9外皮、-1サイズ、+1【敏】)
ヒット・ポイント 73(7d12+28)
頑健 +9、反応 +6、意志 +8
完全耐性 睡眠、麻痺
移動速度 20フィート、飛行60フィート(貧弱)
近接 針=+10近接(1d6+4、加えて“毒”)、噛みつき=+10近接(2d6+4、加えて“つかみ”)、翼(×2)=+5(1d6+2)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 引っかき(鉤爪(×2)=+10、1d6+4)
【筋】19、【敏】12、【耐】18、【知】7、【判】12、【魅】9
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +12(組みつき+16); 戦技防御値 23
特技 《イニシアチブ強化》、《かすめ飛び攻撃》、《技能熟練:知覚》、《鋼の意志》
技能 〈隠密〉+7、〈真意看破〉+11、〈知覚〉+18、〈飛行〉+5; 種族修正 +4〈知覚〉
言語 竜語
出現環境 温暖または暑熱/丘陵
編成 単体、2体、小編成(3~6)
宝物 標準
毒(変則)/Poison 針・致傷型; セーヴ難易度17; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d4【耐久力】ダメージ; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
ワイヴァーンはより強力な竜の血につらなる、薄汚く野蛮で粗暴な爬虫類の獣である。ワイヴァーンは常に攻撃的かつ短気であり、目的を果たさんとしてすぐに力にうったえる。この理由により、竜は一般にワイヴァーンを見下しており、このだいぶ離れた近縁種のことは明らかに品性もウィットも欠ける未開の蛮族くらいにしか思っていない。大抵の場合、この一般論はぴったり当てはまる。知性の面では動物的とは言い難く、会話能力もあるのだが、ほとんどのワイヴァーンは難解な交渉事に我慢しきれず、まず戦ってから話し合いに臨むことを好む。それすらも、倒すことも逃れることもできない敵と対した場合に限られる。
ワイヴァーンはなわばりを持つクリーチャーである。時おり大型の獲物を小集団で狩ることもあるが、ワイヴァーンは一般に単体で暮らすクリーチャーであり、100~200平方マイル(約260~510平方km)におよぶ広さの地域で狩りをする。ワイヴァーンは獲物の豊富ななわばりでの狩猟権を巡って同族同士で死ぬまで戦うことで知られている。
常に飢えていて騒ぎを巻き起こすものの、(普通はおだてと脅しと食べ物と宝を巧みに組み合わせることによって)友好的になったワイヴァーンは強力な味方となる。ワイヴァーンはしばしば巨人や人型怪物に番兵として仕え、またリザードフォークやボガードの部族の中にはワイヴァーンを乗騎として用いるところすらある。もっとも、長きに渡って下等なクリーチャーのために喜んで乗馬役を務めるようなワイヴァーンなどほとんどいないため、そのようにお膳立てするのは食料と金の面で実に高く付くのだが。
ワイヴァーンの体長は約16フィート(約4.8m)で、その長さの半分は尾によるものである。平均的なワイヴァーンの体重は2,000ポンド(約0.9t)である。