出典 Bestiary 6 108ページ
経験点 1,228,800
真なる中立/超巨大サイズの竜
イニシアチブ +16; 感覚 暗視300フィート、夜目、鋭敏嗅覚、トゥルー・シーイング; 〈知覚〉+49
オーラ 畏怖すべき存在(300フィート、難易度33)
アーマー・クラス 42、接触14、立ちすくみ30(+28外皮、-8サイズ、+12【敏】)
ヒット・ポイント 528(32d12+320); 高速治癒20
頑健 +28、反応 +30、意志 +24
ダメージ減少 20/エピック; 完全耐性 [強酸]、[恐怖]、睡眠、石化、[呪い]、麻痺、(魅惑)、[雷撃]; 抵抗 [音波]30、[火炎]30、[氷雪]30; 呪文抵抗 35
移動速度 50フィート、登攀50フィート、飛行250フィート(貧弱)、水泳50フィート
近接 噛みつき(×2)=+40(4d8+16/19~20、加えて“神話を呑むもの”)、爪(×2)=+40(2d8+16)、尾の打撃(×2)=+35(4d6+8/19~20)
接敵面 30フィート、間合い 30フィート
特殊攻撃 尾の衝撃、かきむしり(噛みつき×2、4d8+16、加えて“神話を呑むもの”)、神殺し、高速尾の打撃、同期攻撃、ブレス攻撃
擬似呪文能力 (術者レベル20; 精神集中+27)
常時―トゥルー・シーイング
1回/月―ミラクル
9レベル(6回/日)―タイム・ストップ、ドミネイト・モンスター(難易度26)、フォアサイト
8レベル(6回/日)―グレーター・プライング・アイズ、サンバースト(難易度25)、メイズ
7レベル(7回/日)―グレーター・アーケイン・サイト、グレーター・スクライング(難易度24)、グレーター・テレポート
6レベル(7回/日)―シャドウ・ウォーク(難易度23)、ディスインテグレイト(難易度23)、マス・サジェスチョン(難易度23)
5レベル(7回/日)―ウォール・オヴ・フォース、コーン・オヴ・コールド(難易度22)、フィーブルマインド(難易度22)、ホールド・モンスター(難易度22)
4レベル(7回/日)―アーケイン・アイ、ストーン・シェイプ、ディメンジョン・ドア、ビストウ・カース(難易度21)
3レベル(8回/日)―クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、ディスペル・マジック、ヘイスト、レイ・オヴ・イグゾースチョン(難易度20)
2レベル(8回/日)―インヴィジビリティ、ウィスパリング・ウィンド、グリッターダスト(難易度19)、ブラー、ミラー・イメージ
1レベル(8回/日)―アラーム、アンシーン・サーヴァント、エクスペディシャス・リトリート、コンプリヘンド・ランゲージズ、シールド
0レベル(回数無制限)―アーケイン・マーク、ゴースト・サウンド(難易度17)、ダンシング・ライツ、ディテクト・マジック、ブリード(難易度17)、プレスティディジテイション、メイジ・ハンド、メッセージ、リード・マジック
【筋】43、【敏】34、【耐】30、【知】17、【判】22、【魅】25
基本攻撃 +32; 戦技ボーナス +56; 戦技防御値 78(対足払い86)
特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《かすめ飛び攻撃》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき、尾の打撃》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《呪文威力強化》、《呪文高速化》、《上級渾身の一打》、《上級抵抗破り》、《秘術の打撃》、《踏み込み》、《ホバリング》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+42、〈軽業〉+44、〈交渉〉+42、〈呪文学〉+38、〈真意看破〉+45、〈水泳〉+24、〈知覚〉+49、〈知識:神秘学〉+38、〈登攀〉+24、〈はったり〉+42、〈飛行〉+0、〈魔法装置使用〉+42; 種族修正 +4〈知覚〉
言語 奈落語、アクロ語、共通語、地下共通語、地獄語、天上語、竜語
その他の特殊能力 信じがたい考察
ブレス攻撃(超常)/Breath Weapon エルダー・ワームの頭はそれぞれが1d4ラウンド毎に1回、ブレス攻撃を放つことができる。1つ目のブレス攻撃は500フィート直線状の電光で、20d10ポイントの[雷撃]ダメージを与える(反応・半減、難易度36)。2つ目は半径250フィート円錐形の腐食性ガスで、20d10ポイントの[強酸]ダメージを与える(頑健・半減、難易度36)。エルダー・ワームが両方のブレス攻撃を同時に使用した場合――信じがたい考察能力によるアクションの待機など――、電荷がガスを爆発させる。[強酸]ダメージや[雷撃]ダメージの代わりに、この爆発は半径250フィート円錐形にいるすべてのクリーチャーに40d10ポイントの[火炎]ダメージを与える。続いて行う難易度36の反応セーヴに成功しなければ、ダメージを受けたクリーチャーは着火し、1d4ラウンドの間、毎ラウンド6d10ポイントの[火炎]ダメージを与える。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
神殺し(変則)/Godslayer エルダー・ワームの肉体攻撃は、エピックかつ魔法の武器であるかのように、ダメージ減少と再生を克服する。即行アクションとして、エルダー・ワームはその肉体武器に属性特性1つと材質特性1つを付与できる。これらの副次的な特性は1時間が経過するか、この能力をエルダー・ワームが再度使用して新しい特性を付与するまで持続する。
信じがたい考察(変則)/Impossible Coordination エルダー・ワームは短時間のうちに膨大な数の計画を立て、実行することができる。遭遇の開始時、エルダー・ワームはイニシアチブを2回ロールする。1分に1回、両方のイニシアチブ値で行動することができ、それぞれのイニシアチブ値で待機アクションや行動遅延アクションを独立に使用できる。それ以外のラウンドでは、エルダー・ワームは高い方のイニシアチブ値を用いる。
神話を呑むもの(超常)/Myth-Drinker エルダー・ワームの噛みつき攻撃とかきむしり攻撃は、神話階梯あるいは(神話)の副種別を持つクリーチャーに、追加で2d6ポイントのダメージを与える。エルダー・ワームがそのような目標に対して行う噛みつき攻撃でクリティカル・ヒットを確定させたなら、その目標は神話パワーの使用回数を1d4回分失う。神話パワーの使用回数を1回分失うたびに、エルダー・ワームは2d10ポイントのヒット・ポイントを回復するか、現在継続中の効果1つに対してセーヴィング・スローを試みることができる。セーヴィング・スローに成功したなら、その効果は直ちに終了する。GMが望むなら、この能力は神ではないが強大な神の被造物、例えばベヒモス、デモダンド、ティタン、脅威度20以上の来訪者にも適用される、としても良い。そのような場合、エルダー・ワームは目標が神話パワーを2回分失ったかのように利益を得る。
呪文 エルダー・ワームは、20レベル・ソーサラーとして呪文を発動する。
高速尾の打撃(変則)/Swift Tail エルダー・ワームは全力攻撃を行う際、尻尾の叩きつけで1ラウンドに2回攻撃できる。
同期攻撃(変則)/Synchronized Strike エルダー・ワームの2つの頭が完全に連動して攻撃を行うことで、逆方向から目標を攻撃できる。1ラウンドに1回、標準アクションとして、エルダー・ワームは攻撃アクションとして2回の噛みつき攻撃を行える。自分より1段階以上小さいサイズのクリーチャーに対して両方の噛みつき攻撃を行ったなら、その攻撃を解決する際、目標は両方の頭から挟撃されているかのように扱う。
尾の衝撃(超常)/Tail Snap 全ラウンド・アクションとして、エルダー・ワームは攻撃の届くクリーチャー1体に対して、尾の打撃を2回行うことができる。尾の打撃が1回命中したなら、目標は難易度36の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間朦朧状態になる。両方命中したなら、尾の衝撃は目標を中心とした半径10フィートの爆発に衝撃を与え、その範囲内にいるすべてのクリーチャーに10d10ポイントの[音波]ダメージを与え、1ラウンドの間朦朧状態にする(難易度36の頑健セーヴに成功すれば、朦朧状態を無効化できる)。エルダー・ワームはこの効果からダメージを受けない。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
遥かに長い時の中で、信者を生み出したり誓いを破ったものを罰したりするために、あるいはただの腹いせのために、神や神性を備える者たちは、数限りないモンスターを多元宇宙に放ってきた。そのような獣の多くはその有用性を失い、創造主の命令を無視して暴れまわっている。
エルダー・ワームはかつては神の復讐者であった。神々の敵となる代行者やその他の忌まわしいものを探し、破壊するために命を与えられた。いくつかの呪われた種族を滅ぼした後、この竜は神々の支配から解放された。にもかかわらず、エルダー・ワームは神の指示によって柔軟ながら執拗な正義感が植え付けられており、強大な敵を裁き、審判し、死刑執行を行うことで、実存感を伴う痒みを掻けたような感慨が得られる。ある惑星に住む少数のエルダー・ワームは、多くの時間を人里離れた場所で居眠りをして過ごし、時折目を覚ましては狩りをしたり個々の興味や気分に従って不正を探し、罰を与えたりする。しかし、一度注意を払うきっかけがあれば、鋭い知性と強力な占術で、数百年分の事件を短時間で収集し、処理することができる。
彼らが目覚めるのは非常にまれなため、エルダー・ワームはしばしば、地域の伝説や注意を促す物語の中心人物になることがある。特に口のうまい英雄や無鉄砲な英雄は、エルダー・ワームの復讐心に燃えた怒りを特定の目標に向けさせようとエルダー・ワームを探すことがある。しかしエルダー・ワームは英雄のほうが目標よりも破壊に値すると判断する可能性が高い。2つの頭を持つため、エルダー・ワームは問題の両面を見て判断する能力に長けている。それぞれの頭は独立して考えることができ、体の制御を隙間なく共有できる。その結果、この竜はタイミングの一致した目まぐるしい行為を行える。2つの頭は性格が異なることが多く、2つの頭の間ですぐに口喧嘩や議論が行われる。それが見ているものを心配させ、怖がらせてしまう。