経験点76,800
中立にして悪/中型サイズのフェイ(変身生物)
イニシアチブ +11; 感覚 暗闇を見通す、デスウォッチ、トゥルー・シーイング、夜目; 〈知覚〉+29
オーラ 信念粉砕、畏怖すべき存在(30フィート、難易度26)
アーマー・クラス 34、接触24、立ちすくみ26(+10外皮、+2回避、+5洞察、+7【敏】)
ヒット・ポイント 253(22d6+176)
頑健 +17、反応 +21、意志 +18
防御能力 運命の護り手; ダメージ減少 15/冷たい鉄および善; 完全耐性 [恐怖]、生命力吸収、[即死]効果、[呪い]; 呪文抵抗 27
移動速度 60フィート、飛行110フィート(標準)
近接 爪(×2)=+23(1d6+11、加えて1d6“出血”)、噛みつき=+23(1d8+11/15~20、加えて1d6“出血”)または+5クルーエル・キーン・ファルシオン=+29/+29/+24/+19(2d4+21/15~20、加えて1d6“出血”)
特殊攻撃 血鳥、大鴉の呪術(苦悩、魔女笑い、魅了、恐ろしい予言、変装、邪眼、不運、応報、夢での会話)、魂食い、出血攻撃(1d6)
擬似呪文能力 (術者レベル18; 精神集中+24)
常時―タンズ、デスウォッチ、トゥルー・シーイング、フリーダム・オヴ・ムーヴメント、ヘイスト
回数無制限―クラッシング・ディスペア(難易度19)、サジェスチョン(難易度19)、スクライング(難易度20)、ディスペル・マジック、ディテクト・ソウツ(難易度18)、ビストウ・カース(難易度20)、フィアー(難易度20)
1回/日―イセリアル・ジョーント、ギアス/クエスト、サークル・オヴ・デス(難易度22)、マス・サジェスチョン(難易度22)、モディファイ・メモリー(難易度20)
1回/月―リミテッド・ウィッシュ(フェイでないものに対してのみ)
【筋】32、【敏】25、【耐】26、【知】19、【判】20、【魅】23
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +22; 戦技防御値 46
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《かすめ飛び攻撃》、《風の如き脚》、《頑健無比》、《強行突破》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《クリティカル熟練》、《武器熟練:ファルシオン》、《踏み込み》
技能 〈威圧〉+27、〈隠密〉+25、〈軽業〉+31、〈交渉〉+21、〈職能:軍人〉+15、〈真意看破〉+25、〈知覚〉+29、〈知識:地域〉+15、〈知識:歴史、貴族〉+20、〈はったり〉+30、〈飛行〉+20、〈変装〉+30、〈魔法装置使用〉+20
言語 アクロ語、共通語、地獄語、森語; タンズ
その他の特殊能力 大鴉の騎士、変身(小型または中型の人型生物、ペリュトン、ウルフ、またはダイア・ウルフ、オルター・セルフまたはビースト・シェイプIII)
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または不親切(3~5)
宝物 標準
ヴィルデラヴンは悪意ある変身生物の霊で、典型的には翼長6~8フィート、身長2~3フィートの大型の鴉の形状をしている。ヴィルデラヴンは時にはウルフやダイア・ウルフの姿で放浪し、黒い毛皮のあるペリュトンに似た怪物のようなレイヴンウルフ・ハイブリットとして現れることが知られている。彼らは望む人型生物の姿で歩くこともでき、しばしば位のあるものを暗殺し、犠牲者の地位を装う。彼らは剣に異常な愛情を持ち、しばしば脅威的な名前を与える。
ヴィルデラヴンは戦争と苦しみに惹かれ、しばしば戦場で遭遇する――特に長引いた攻城戦に。彼らは特に統治者や支配者のほうへ惹かれ、饒舌な舌と巧みな噂の拡散を用いて指導者の信頼を得るかもしれない。彼らは詐欺師にして悲痛の前触れであり、定命の王国の統治者を嫉妬深い確執と実入りのない戦争へと誘いこもうとする。これを行うために、彼らはしばしば決闘の達人、才能ある傭兵の指導者、あるいは遠くの地から不当に追放された貴族としての評判を高める。彼らの外見にもかかわらず、ヴィルデラヴンの助言は通常賢明で明敏で、歴史、政治的競争、文化的な衝突の広範囲な知識に浸ったもので、戦争の方法に対する洞察力を備えているように聞こえる。しかし彼らの助言が早期の勝利につながるかもしれない一方で、彼らの究極の目的は、全ての者に破滅をもたらすことである。戦いの頂点で勝利が近づくように見えるとき、ヴィルデラヴンは裏切りの波を扇動し、かつての味方を苦しめ荒廃をもたらす。支配者の王国あるいは司令官の軍隊が荒廃したときのみヴィルデラヴンがとどめの一撃を執行する。
最初のヴィルデラヴンは悪意あるフェイの主によって、定命の統治者、特に原野を拓くのに軍隊や鋼に信頼を置く者、の傲慢さの確認者にして抵抗力として作られたと言われている。自分は古い手法の支持者への支配を成し遂げたのだと信じた定命の者による自慢と大ぼらはフェイの主を怒らせ、その集団に潜入させるためにヴィルデラヴンを送り込んだ。ヴィルデラヴンは陰から伺い、定命の者独自の武器を、そして彼らへの戦略をより良く使う為に彼らのやり方を学んだ。苦悩と血の中で彼らは定命の者の秘密を剥がし、定命の者の心の最後の真理を剥き出しにしてから死という贈り物を授けた。しかし死してなおヴィルデラヴンの犠牲者は窶れ、このフェイの精神の情け容赦ない心に拘束されたまま来世の入口へと引き渡される。彼らの心はこのフェイにとっては解き明かしてから残忍で苦痛を与える方法に使うべき開いた本である。
ヴィルデラヴンは時折偽りの信託じみた助言や魅惑的な取引に定命の者を誘い、無垢なるものの血と引き換えに権力を約束することで自身を楽しませる。ヴィルデラヴンは概して動物の形態へと呪われたのだと主張し、無垢なる者の血のみが呪いを解放すると述べる。標的が取引を受け入れるほど愚かであるならば、ヴィルデラヴンはしばしば無垢なるものの肉を身に着け戻ってきて、その味方を苦しめ狂気へと追いやる。ヴィルデラヴンは皮肉に塗れたリミテッド・ウィッシュを提供する事でその契約を甘美なものにし、定命の者の決断を本当に試しさえするかもしれない。