スフィンクス

スフィンクス Sphinx

謎めいたスフィンクスたちは同士が縁遠いわけではないが、外見知性、そして性格は多様である。全てはライオン体、ファルコン、そして他の種族頭部を持つ。彼らの中で最も知性があり強人間頭部を持つ――男性か女性の。人間頭部を持つスフィンクスには2つの種類があるが、実の所それらは独立した種族であり、単なる性の違いではない。これらの人間頭部を持つ種族アンドロスフィンクスあるいはギュノスフィンクスと呼ばれるが、多くのスフィンクスはその表現を侮辱と感じる。下位のスフィンクスは獣の頭部を持ち、外なく男性である; 最も遭遇しやすいラムを持つクリオスフィンクスと野性的なファルコン頭部を持つクリオスフィンクスである(訳注:翻訳の誤りではない)。スフィンクスは自分たちはグリフィンマンティコアのような他の獅子の混成と祖先を同じくするという説を否定し、ラマッスのように独立した神性な存在であり、そうした獅子の亜との会話に不快感を示す。

スフィンクスは温暖な砂漠の気候と近くの丘を好み、その暖かさを快適に感じ単独でいることを楽しむ。より知的なスフィンクスは正反対の社交性を持ち、会話と孤立を交互に切望する。実の所、退屈したあるいは苛立ったスフィンクスに会話の最中に離脱し、もしかしたら全く邪魔者ではない嘆願者を殺し、貪るかもしれない。

スフィンクスは真なる不滅種族ではないが、暴的で十数年生きることも稀なヒエラコスフィンクスを除けば彼らは不可思議なまでに長命である。事故、暴、あるいは不運によって殺されない限り、他のスフィンクスは生きるのに疲れ自らぬことを選ぶまで生き続けるように見える。スフィンクスは歳を経ると食事の必要性が減ってくる。最古の部類に入るスフィンクスは百年に1回ほど食事をし、記念碑、寺院、あるいは墳墓の理想的な守護者となる。

スフィンクスは彼ら独自の言語での会話を好むが、人間の言語言語も同様に多い。丁寧に間違えることなく彼らの言語スフィンクス話すことは平和的な会話を確保することに対し大いに効がある。ヒエラコスフィンクスを除くスフィンクス全ては刺激的な会話を楽しむが、これらの長命クリーチャーは悲しいことに詳細な記憶というものを欠いている。一部の文明においては、「スフィンクスのような精神」という言い回しは「が散漫だ」という嫌味を意味する。

スフィンクスは謎掛けをするという噂があるが、本当にそれを楽しむのは実際はギュノスフィンクスのみだ。アンドロスフィンクスは高尚な哲学的議論を好み、クリオスフィンクスは大事件の話題や媚びへつらった賞賛を好む。ヒエラコスフィンクスが会話をすることは皆無であり、自身よりも強クリーチャーによる脅威に対してのみ応答する。

スフィンクス自身孤立が侵害される度に鬱憤が溜まっていくため、近隣に住まう人型生物通常元のスフィンクスは避けようという信条を持つ。それでもスフィンクスの住み処が知られれば、スフィンクス寓話に名高い知恵を求める訪問者の絶え間ない流れは予想できる。一部のスフィンクスは耐えられないほどに干渉が増えたところからより静かな住まいへと移住する; 一部はそうした訪問が止むまで、増加した苛立たしい哀願者の一部を貪る。

スフィンクスは独特な繁殖の習性を持っており、彼らの種族に小さくない奇異さと奇妙な多様さを与えている。実際のところ、上品ぶったアンドロスフィンクスを除いてスフィンクス全ての思考の多くを交配が占めている。女性のギュノスフィンクス動物頭部を持つスフィンクスに対しての感情は軽蔑しかなく、男らしいアンドロスフィンクスの注だけを切望する。アンドロスフィンクスに限っては、些細な発情は時間と精の浪費であり、の喜びに飛びつくよりももっと高尚な追求に時間と精を費やす方がマシであると考えている。クリオスフィンクスヒエラコスフィンクスはギュノスフィンクスと似たような欲を持っている。前者はへりくだりながら贅沢な贈り物で機嫌を取ろうとする。ヒエラコスフィンクスはそうした文明化された振る舞いを嫌い、女性と出会った機会に思うままに無理矢理篭めにする。

こうした珍しい夫婦から、両とは無関係にスフィンクスのいずれかのが2人から4人生まれる。の代わりに夫婦の在り方そのものが生まれてくる子供の種族響を与える。あるいは敬意によって生じる珍しい交配からは、アンドロスフィンクスとギュノスフィンクスが生まれる。欲あるいは身勝な衝動による交合からはクリオスフィンクスが生まれる可能性が最も高い。ヒエラコスフィンクスは憎と暴といった行いから生まれ、むかついた母はすぐに子を恵みある自然界へと廃棄し、くとも自身を剥かないようにする。全ての男性の中で、クリオスフィンクスだけが自らの意思で子を育て、にそれを一番最初の交配の取引材料の1つにする。

砂漠の人々はスフィンクスの姿に敬意を払って大きなスフィンクスを製作し、にその顔を人々の統治者貴族に彫る。伝説によるとそうした記念碑の最初のものは最古かつ最強の、一般的なスフィンクスサイズよりも遥かに大きな、知識と知恵の結晶であったスフィンクスたちであるという。そのスフィンクスの中で最古かつ最大の者は不滅性に疲れたとき砂漠へ向かい、そこを居住地とし、最後の眠りに就き、その体は砂岩となったと伝えられている。

エルダー・スフィンクスたちはアンドロスフィンクスかギュノスフィンクスであり、クリオスフィンクスもそうなることは稀である。彼らは最低でもアドヴァンスト・テンプレート、多くの追加のヒット・ダイス、そして最低でも超大型サイズを持つ(巨大超巨大であることのほうが多い)。彼らはコミューンコンタクト・アザー・プレイン、そしてレジェンド・ローア擬似呪文能力として1日に1回使用でき(術者レベルはそのスフィンクス脅威度に等しい)、そして他の特殊攻撃を持っていることがよくある。そうしたスフィンクスの多くは活動停止特殊能力と似たようにのような静止状態に入れるが、活動停止とは違いこのまどろみから自身によって覚めることは容易ではない。他のスフィンクスたちは、獣のようなヒエラコスフィンクスでさえ、エルダー・スフィンクスたちをあらゆる意味で尊重し、半ば以上神のように扱う。

スフィンクス:アンドロスフィンクス Sphinx, Androsphinx

この王者に相応しい、鳥のを生やしたライオン人間頭部を持ち、強大なファラオの黄金の衣装を纏っている。

アンドロスフィンクス 脅威度9 Androsphinx

経験点6,400
混沌にして善大型サイズ魔獣
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+23

防御

アーマー・クラス 23、接触9、立ちすくみ23(+14外皮、-1サイズ
ヒット・ポイント 123(13d10+52)
頑健 +12、反応 +8、意志 +7

攻撃

移動速度 40フィート、飛行60フィート(貧弱)
近接 (×2)=+20(2d6+8/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 雄たけび飛びかかり引っかき(×2)=+20、2d6+8)
準備済みの呪文術者レベル6; 精神集中+9)

3レベルシアリング・ライトスピーク・ウィズ・デッドビストウ・カース難易度16)
2レベルカーム・エモーションズ難易度15)、キュア・モデレット・ウーンズブルズ・ストレンクスレジスト・エナジー
1レベルコンプリヘンド・ランゲージズシールド・オヴ・フェイスディヴァイン・フェイヴァーリムーヴ・フィアー
0レベルガイダンスステイビライズディテクト・マジックピュアリファイ・フード・アンド・ドリンク

一般データ

【筋】27、【敏】10、【耐】18、【知】16、【判】17、【魅】17
基本攻撃 +13; 戦技ボーナス +22; 戦技防御値 32(対足払い36)
特技 《鋭敏感覚》《かすめ飛び攻撃》《強打》《クリティカル強化:》、《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《ホバリング》
技能 〈威圧〉+13、〈真意看破〉+13、〈生存〉+16、〈知覚〉+23、〈知識:いずれか1つ〉+16、〈飛行〉+5
言語 共通語、スフィンクス語、

生態

出現環境 暑熱/砂漠または丘陵
編成 単体
宝物 標準

特殊能力

雄たけび(超常)/Roar アンドロスフィンクスは1日に3回、標準アクションとして雄たけびを行うことができる。進化していく雄たけびそれぞれは異なる効果を持ち、それはアンドロスフィンクスのその雄たけびがその日の1回であるか、2回であるか、あるいは3回であるかに依る。これらの雄たけびは全てアンドロスフィンクスを中心とした、半径60フィートの爆発を占める[音効果である; セーヴ難易度【魅力】に基づく。スフィンクスたちはアンドロスフィンクス雄たけびに対するあらゆる効果に対する完全耐性を持つ。

1回目の雄たけび響を受けたクリーチャーは2d6ラウンドの間恐れ状態になる(難易度19の意志無効)。これは[音効果に加え[恐怖精神作用]効果である。

2回目の雄たけび響を受けたクリーチャーは1d4ラウンドの間聴覚喪失状態になり、そして恐怖によって麻痺状態になる(いずれも難易度19の意志無効)。これは[音効果に加え[恐怖精神作用]効果である。

3回目の雄たけび響を受けたクリーチャーは2d4ラウンドの間【筋力】に2d4のペナルティを受け、2d8ポイントの[音ダメージを受ける。アンドロスフィンクスより小さなクリーチャーは倒れ伏せ状態になる。難易度19の頑健セーヴによって【筋力】ペナルティおよび倒れ伏せ状態になることを無効化する。

呪文 アンドロスフィンクス6レベルクレリックとして信仰呪文を発動するが、領域などの他のクレリックの能は獲得しない。

一般的なスフィンクスの中での最強であるアンドロスフィンクス自身スフィンクスの中の名士であり貴族であると見做しており、自分たち模範にのしかかっている世界全ての重みを担っているのだとでも言うかのように行動する。彼らはクリオスフィンクスを温情主義的な謙遜を以って遇し、ヒエラコスフィンクスのむかつきを隠しながら見つめ、ギュノスフィンクスを唯一ともにを過ごす価値のある他のスフィンクスとして扱う。

アンドロスフィンクスは訪問者に対しては粗野で意になる。彼らは不快感を感じたそれを隠そうともしない。アンドロスフィンクスは縄張り意識が強い傾向にあるが、他のスフィンクスに比べればまだマシだ。彼らはまず外なく警告し脅してから攻撃し、そしてほぼ常に協議を求める声に留意する。アンドロスフィンクスは安全な通過の対価には宝物でなく情報と話し合いを交換条件とする。

アンドロスフィンクスは身長12フィート、体重1,000ポンド。

スフィンクス:クリオスフィンクス Sphinx, Criosphinx

このクリーチャーは鳥のライオンの胴体、そして知的なをした憂いを帯びたラム頭部を持っている。

クリオスフィンクス 脅威度7 Criosphinx

経験点3,200
真なる中立大型サイズ魔獣
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+10

防御

アーマー・クラス 20、接触9、立ちすくみ20(+11外皮、-1サイズ
ヒット・ポイント 85(10d10+30)
頑健 +10、反応 +7、意志 +4

攻撃

移動速度 30フィート、飛行60フィート(貧弱)
近接 (×2)=+15(1d6+6)、突き刺し=+16(2d4+6/19~20)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 強襲突撃突き刺し、4d4+12)

擬似呪文能力術者レベル10; 精神集中+10)

スピーク・ウィズ・アニマルズ

一般データ

【筋】23、【敏】10、【耐】17、【知】12、【判】12、【魅】11
基本攻撃 +10; 戦技ボーナス +17; 戦技防御値 27(対足払い31)
特技 《技能熟練:威圧》、《強打》《クリティカル強化:突き刺し》、《突き飛ばし強化》《武器熟練:突き刺し
技能 〈威圧〉+16、〈知覚〉+10、〈はったり〉+10、〈飛行〉+1
言語 共通語、スフィンクス語; スピーク・ウィズ・アニマルズ

生態

出現環境 暑熱/砂漠または丘陵
編成 単体
宝物 標準

特殊能力

強襲突撃(変則)/Swooping Charge 突撃するクリオスフィンクス突き刺し攻撃で4d4+12ポイントのダメージを与える。高くから突撃の一部として最低20フィート降下し飛行するクリオスフィンクスは代わりに6d4+18ポイントを与える。

恐らくあらゆるスフィンクスの中で最も劣った獅子であるラムをしたクリオスフィンクスアンドロスフィンクスやギュノスフィンクス知性を欠いてはいるが、それでも機知に乏しいヒエラコスフィンクスにはまだ優っている。ヒエラコスフィンクスアンドロスフィンクスと同様、クリオスフィンクスは常に男性である。戦闘を始めると、クリオスフィンクスを下げて敵にぶつかり、交した敵をで裂く。それは凄まじい高さから敵に突撃することを好む。

クリオスフィンクスは殆ど何よりも富を切望し、自身の土を安全に通過しようとする者から常習的に通行料をたかる。払えない集団は一員の1人あるいは乗騎2クリオスフィンクスの食用に差し出さなければならない――1人身の旅人わなければぬしかない。ギュノスフィンクスとは異なり、謎掛けでは不十分だ――金属輝きあるいは宝の煌きだけがクリオスフィンクスを満足させる。クリオスフィンクスに硬貨1枚でも捨てさせることを納得させるのは、クリオスフィンクスがギュノスフィンクスに抱く欲以外では殆どできない。クリオスフィンクスはギュノスフィンクスとの交合を何よりも切望し、女性のいる場所と、そしてそれ以上に好印象を与えられるようなよく練られたなぞなぞのためであれば十分に支払う。クリオスフィンクスに関して、ギュノスフィンクススフィンクスの羊と嘲笑おうとすることは殆どないが、クリオスフィンクスが富や機知で印象付けようという珍しい出来事においてクリオスフィンクス自身が短い逢引のために下に出ることは折ある。

一部のクリオスフィンクス自身砂漠予言者と名乗り、アンドロスフィンクスとギュノスフィンクス歴史に名高い知恵を交換の材料にして騙されやすい旅人を鴨にする。より乱暴な兄弟と同様、クリオスフィンクスは通行人から安全な経路の対価として、広めたい情報がない限り富を求める。彼らの持つそうした信頼できる情報通常スピーク・ウィズ・アニマルズの生まれつきの能を使用しての砂漠クリーチャーたちとの駄弁から来ている。健全な情報が欠けているクリオスフィンクスは、通常でっちあげのを吐く。

クリオスフィンクスヒエラコスフィンクスを酷く憎み、彼らを獣かスフィンクスの汚点程度にしか見做さない。彼らは無視された場合、そのファルコンの従兄弟を罵倒しながら構えをとって最大まで威を高めた攻撃突撃して追い散らす。彼らはアンドロスフィンクスを畏敬の念を持って見つめ、ギュノスフィンクスを軽蔑と欲を持って見つめる。

スフィンクス:ヒエラコスフィンクス Sphinx, Hieracosphinx

冷たいをしたファルコン頭部と大きなその他は獅子の胴体をしたクリーチャーを装飾している。

ヒエラコスフィンクス 脅威度5 Hieracosphinx

経験点1,600
混沌にして悪大型サイズ魔獣
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、夜目〈知覚〉+16

防御

アーマー・クラス 17、接触11、立ちすくみ15(+6外皮、-1サイズ、+2【敏】
ヒット・ポイント 60(8d10+16)
頑健 +8、反応 +8、意志 +4

攻撃

移動速度 30フィート、飛行60フィート(貧弱)
近接 噛みつき=+11(1d10+4)、(×2)=+11(1d6+4)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 金切り声飛びかかり

一般データ

【筋】19、【敏】14、【耐】15、【知】6、【判】15、【魅】10
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 25(対足払い29)
特技 《かすめ飛び攻撃》《技能熟練:知覚》、《強打》《薙ぎ払い》
技能 〈知覚〉+16、〈飛行〉+3; 種族修正 +4〈知覚〉
言語 スフィンクス

生態

出現環境 暑熱/丘陵
編成 単体、2体、または編隊(3~8)
宝物 乏しい

特殊能力

金切り声(超常)/Shriek ヒエラコスフィンクスの甲高い金切り声は半径60フィートの拡散内にいるスフィンクスでない者を2d4ラウンドの間聴覚喪失状態にする(難易度16の頑健セーヴ無効化)。この効果に対するセーヴに成功したクリーチャーはそのヒエラコスフィンクス金切り声に対する完全耐性を24時間の間得る。この能の使用は標準アクションである。セーヴ難易度【耐久力】に基づく。

一般的なスフィンクスの中で最も劣った知性を持つヒエラコスフィンクス臆病で残酷な精神を持った奴である。その全てが男性だ。彼らは自分より賢く大きなアンドロスフィンクスクリオスフィンクスを見下している。ギュノスフィンクスに対して彼らは欲と憎の入り混じった複雑な感情を抱いており、その嫉妬しながら彼女のつがいになりたいと切望する。ヒエラコスフィンクスは他のスフィンクスが不利な状況にあるにそうした者を攻撃する。ヒエラコスフィンクスは他の男性のスフィンクスを斬り裂き細切れにするか追い払うが、一方でギュノスフィンクスに対しては乱暴はしても殺しはしないことを好む。スフィンクスの他の種族も同様にヒエラコスフィンクスを侮蔑しかしておらず、概してこの不浄なる獣を視野に入るや攻撃する。

ヒエラコスフィンクスは弱い侵入者に対しては容赦なく縄張りを守り、攻撃の前に警告を与えることはあまりない。彼らは冗談や謎掛けに価値を見出さず、交渉に最大限の努をしても些か無駄であるが、を示しながらより弱い獲物場所やギュノスフィンクス場所を教えることで攻撃の停止を納得させることはできる。鹿飛行者ではあるが、彼らはからのいを好み、況が不利になれば逃亡を良しとする。

他の血統が持つ傲慢さと才知を欠いているため、ヒエラコスフィンクス乗騎として徴用でき、特に彼らに似たの気質を持つ者になされやすい。ヒエラコスフィンクスはそのような奉仕に苛立ちはしても強な乗りには屈するが、依然として偶然にでも弱いクリーチャーになれば自身の邪な気性をぶつけようとする。成長したヒエラコスフィンクスは容易に1を1日で残さず食べられ、彼らの燃費は些か高い。これらの短所があってさえ、ヒエラコスフィンクスの卵は自由市場において1,500GPまでの値がつき、それはヤング・ヒエラコスフィンクスも同様である。ヒエラコスフィンクスが成熟するには3年かかり、そうなった後に調教されていないヒエラコスフィンクス魔法的な強制もなく乗りを受け入れることはまずあり得ない。調教師はヒエラコスフィンクスを育て調教するのが難しいにも拘らず、その行為に命や四肢を失う危険を負うため貨数千枚を対価として受け取る。

ヒエラコスフィンクスは350ポンドまでが軽荷重; 351~700ポンドが中荷重; そして701~1,050ポンドが重荷重である。典型的なヒエラコスフィンクスは体長9フィート、体重600ポンド。ヒエラコスフィンクス戦闘において乗りを嫌うため、戦闘に関する〈騎乗〉判定難易度は+5上昇する。


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