このジャイアントは、雄大な存在感と毅然とした振る舞いを持つ。彼の岩質の赤茶色の肌には煌めく色合いの縞が幾筋も走っている。
経験点6,400
中立にして善/大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +5; 感覚 振動感知30フィート、夜目; 〈知覚〉+15
アーマー・クラス 23、接触10、立ちすくみ22(+9外皮、-1サイズ、+1【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 133(14d8+70)
頑健 +9、反応 +7、意志 +11
防御能力 岩つかみ; 抵抗 [強酸]10、[火炎]10
移動速度 40フィート
近接 グレートクラブ=+17/+12(2d8+12)または叩きつけ(×2)=+17(1d8+8)
遠隔 岩=+12(1d8+8)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)
擬似呪文能力 (術者レベル14; 精神集中+15)
回数無制限―ディテクト・ポイズン、ノウ・ディレクション
3回/日―アニマル・メッセンジャー、キュア・モデレット・ウーンズ、ストーン・シェイプ、スピーク・ウィズ・アニマルズ、ディテクト・アニマルズ・オア・プランツ
1回/日―コミューン・ウィズ・ネイチャー
【筋】26、【敏】13、【耐】21、【知】13、【判】14、【魅】12
基本攻撃 +10; 戦技ボーナス +19; 戦技防御値 30
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:知覚》、《技能熟練:登攀》、《強打》、《軍用武器習熟:グレートクラブ》、《神速の反応》、《武器熟練:岩》
技能 〈交渉〉+8、〈生存〉+12、〈知覚〉+15、〈知識:自然〉+11、〈知識:地理〉+5、〈登攀〉+18、〈動物使い〉+11; 種族修正 +4〈知識:地理〉
言語 共通語、巨人語、地界語
その他の特殊能力 地との同調
出現環境 温暖または暑熱/砂漠または平地
編成 単体、2体または一家(3~5、加えて非戦闘員2~3)
宝物 標準(ハイド・アーマー、グレートクラブ、その他の宝物)
地との同調(超常)/Earth Attunement 未加工の石あるいは天然の地面の上に立っている時振動感知30フィートを持つ。〈知識:自然〉はクリフ・ジャイアントのクラス技能である。
クリフ・ジャイアントは砂漠や荒れ地に住む慈悲深い孤独なクリーチャーであり、崖の上に洞窟を掘ったり石の小屋を台地の上に建てたりする。彫刻された石のように鋭利な広い肩幅のクリフ・ジャイアントは身長14フィートまで達し、体重1,300ポンドを超える。まるで石の層から彫刻されたかのように、クリフ・ジャイアントの皮膚の色は濃く赤みがかった茶色で、象牙色、黄色、明るい白色の色合いの十字に交差する水晶のような線や静脈をもつ。クリフ・ジャイアントは最高800歳まで生きる。
親切ではあるがクリフ・ジャイアントは孤独を好み、自然界とより強い絆を築くために他の人型生物から生活を隠遁することに一生を費やす。この絆はしばしば彼らを、地面の巨大な広がりは自分たちの責任のうちにあり、その中の生き物全ては自分たちへの授かりものであるという考えに導かせる事がある。多くは、高い崖の壁に念入りな絵文字を掘りこむことによって、天候の循環と、動物の移動と、危険な怪物の隠れ家を追跡する。
クリフ・ジャイアントの家族は約十年は共に過ごし、成熟し自分だけで生き残ることができるまで(約20才くらい)、片親か他の者とともに幼少期を過ごす。クリフ・ジャイアントの婚姻の絆は、彼らの孤独への傾倒にも拘らず強い。結婚したクリフ・ジャイアントの夫婦は百年おきにこのように子供を育て、産み、そして別居する時は動物のメッセンジャーを利用して基本的に毎月1回会話をすることもある。
クリフ・ジャイアントは年長者を尊敬し、同居している二人組の一部は、アダルト・ジャイアント1人とその年上の片親あるいは祖父母1人で構成されている。
経験点38,400
混沌にして善または混沌にして悪/超大型サイズの人型生物(巨人、水棲)
イニシアチブ +4; 感覚 夜目; 〈知覚〉+24
アーマー・クラス 28、接触8、立ちすくみ28(+20外皮、-2サイズ)
ヒット・ポイント 218(19d8+133)
頑健 +18、反応 +8、意志 +10
抵抗 [雷撃] 30、[氷雪]30
移動速度 50フィート、水泳40フィート
近接 高品質のトライデント=+29/+24/+19(3d6+22)または叩きつけ(×2)=+27(2d6+15)
遠隔 岩=+13(2d8+22)
接敵面 15フィート; 間合い 15フィート
特殊攻撃 岩投げ(110フィート)、法螺貝熟練
擬似呪文能力 (術者レベル14; 精神集中+18)
常時―フリーダム・オヴ・ムーヴメント
3回/日―アクアス・オーブAPG(難易度17)、ウォーター・ブリージング、コントロール・ウィンズ(難易度19)、サモン・ネイチャーズ・アライVII(水泳能力のあるクリーチャーのみ)、シャウト(難易度18)
1回/日―ヴォーテックス(難易度20)
【筋】40、【敏】11、【耐】25、【知】12、【判】15、【魅】18
基本攻撃 +14; 戦技ボーナス +31(+33突き飛ばし); 戦技防御値 41(対突き飛ばし43)
特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《クリティカル熟練》、《軍用武器習熟:トライデント》、《渾身の一打》、《招来クリーチャー強化》(B)(法螺貝を持っているとき)、《神速の反応》、《突き飛ばし強化》、《鋼の意志》、《武器熟練:トライデント》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+17、〈芸能:管楽器〉+13、〈水泳〉+24、〈生存〉+14、〈知覚〉+24、〈知識:自然〉+11
言語 共通語、巨人語、水界語
その他の特殊能力 水陸両生
出現環境 気候問わず/海洋
編成 単体、徒党(2~5)、一家(2~5、加えて非戦闘員35%および4~7レベルのドルイドまたはソーサラー1)
宝物 標準(高品質のトライデント、その他の宝物)
法螺貝熟練(超常)/Conch Focus 法螺貝を持っているとき、オーシャン・ジャイアンはシャウトの代わりにグレーター・シャウト(難易度 22)を発動でき、《招来クリーチャー強化》をボーナス特技をして得る。法螺貝が破壊されると(硬度5、ヒット・ポイント20)、ジャイアントは替えを作成するのに1週間を費やす。
オーシャン・ジャイアントは海の偉大な両局面を体現する。彼らの皮膚の色は濃い青から淡い緑の間まで渉り、目と髪は泡立つ白から珊瑚色へと変わる。彼らは自身を海の宝で飾り、貝殻の宝石や細工物を身に着け、水中の植物で編まれたものを、あるいは引き上げた帆さえ着る。各々のオーシャン・ジャイアントは、一族の歴史と大海の旅を表現している驚くべき文化的重要性のある、法螺貝から作られる手製の角笛を持つ。
多くのオーシャン・ジャイアントは自分たちを海、そこのクリーチャー、波間を旅する人々の護り手であると見做しており、自分たちの管理対象が重要な珊瑚礁と接触事故を起こさないようにする。しかし他の者は数千リーグもの広さの領域を要求し、獣と水棲の種族をその中で隷属させ、彼らの腕白者と骨の砦の近くを敢えて侵入する船を粉砕する。
アダルト・オーシャン・ジャイアントは身長およそ22フィートで体重約15,000ポンドである。ほとんどは500歳まで生きる。
経験点2,400
混沌にして善または混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +4; 感覚 夜目; 〈知覚〉+6
アーマー・クラス 19、接触9、立ちすくみ19(+7外皮、-1サイズ、+3鎧)
ヒット・ポイント 68(8d8+32)
頑健 +10、反応 +2、意志 +2
防御能力 岩つかみ
移動速度 40フィート
近接 スピア=+11/+6(2d6+7/×3)または叩きつけ(×2)=+10(1d8+5)
遠隔 岩=+6(1d8+5)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(100フィート)
【筋】20、【敏】11、【耐】19、【知】9、【判】10、【魅】8
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +12(+14突き飛ばし); 戦技防御値 22(対突き飛ばし24)
特技 《イニシアチブ強化》、《軍用武器習熟:スピア》、《突き飛ばし強化》、《武器熟練:スピア》
技能 〈軽業〉+0(+4 ボートに乗っている時)、〈職能:船乗り〉+9、〈水泳〉+10、〈生存〉+6(+10 ボートに乗っている時)、〈知覚〉+6; 種族修正 +4〈軽業〉 ボートに乗っている時、+4〈職能:船乗り〉、+4〈水泳〉、+4〈生存〉 ボートに乗っている時
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 息こらえ
出現環境 気候問わず/河川
編成 単体、2体、または一家(3~5、加えてクロコダイル、グリズリー・ベア、またはタイガー1d2)
宝物 標準(スピア、レザー・アーマー、その他の宝物)
リヴァー・ジャイアントは内陸の水路を横断し、水流が彼らの間に合わせの筏を動かす。背が高いが、スリムでしなやかなリヴァー・ジャイアントは身長10フィート、体重約900ポンドまで成長する。リヴァー・ジャイアントは藻や浮草の黄色がかった緑色から竹の豊かな翡翠色に渡る皮膚の色を持つ。彼らの髪の色はそれより幅がずっと狭く、通常すすけた黒や濁った茶色である。リヴァー・ジャイアントは最長300歳まで生きることがある。
家族の全てのメンバーは通常同じ属性であるが、リヴァー・ジャイアントには善と同じくらい悪がいる。親切であるか残酷であるかに拘らず、全てのリヴァー・ジャイアントは怒り心頭に発しやすく、ほとんど原因なく噴火する。彼ら自身の種の間では、議論は通常、一方または両方の参加者から頭を冷やすために水をかけられる結果となる。善のリヴァー・ジャイアントは典型的に陽気な大笑いの張り合いや物理的な戯け(乗客と一緒に筏を転覆させかけるなど)で切り替え、続けて遅い川の音を聞きながら静かに自己反省をする。悪のリヴァー・ジャイアントは自身を滝、早瀬、浮氷のような川の最も混とんとした要素の体現とみなすことがある; 彼らは1分から2分間のわずかな楽しみとして誰かを水中で羽交い締めにするかもしれないが、川自体がそうしないのと同様に暴力に対する責任は取らない。
リヴァー・ジャイアントは水中の旅行が好きであり、彼らは金銭のために水路の向こうに、また水路に沿って旅行者を運送するために雇われることがある。あまり知的ではなく、リヴァー・ジャイアントは通常彼らの見積もりの価格に輸送料金の基準を置く――典型的には冒険者一人頭100GPほど。
戦闘では、可能ならばいつでも、リヴァー・ジャイアントは水辺から攻撃するのを好むか、ジャイアントの大きな肺が有利となる水辺の深いところに敵を追い立てる。劣勢ならば、逃げるために水中にもぐるか、遮蔽として筏を使う。
リヴァー・ジャイアントは小さな島、岩の地層、あるいは川から流れてきた沈殿物を隠れ家にするのを好む。リヴァー・ジャイアントは自身の家、通常は泥や葦の小屋を、貴重品を保管する為に使ったり、自種族の他の人と集まるための場所として使ったりする。
経験点3,200
秩序にして中立/大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +1; 感覚 夜目; 〈知覚〉+9
アーマー・クラス 20、接触10、立ちすくみ19(+7外皮、-1サイズ、+1【敏】、+3鎧)
ヒット・ポイント 85(10d8+40)
頑健 +11、反応 +6、意志 +4
防御能力 岩つかみ; 抵抗 [火炎]30
移動速度 40フィート
近接 ウォーハンマー=+15/+10(2d6+12/×3)または叩きつけ(×2)=+14(1d8+8)
遠隔 岩=+8(1d8+8)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)
【筋】27、【敏】12、【耐】19、【知】10、【判】12、【魅】10
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +16(+18武器破壊); 戦技防御値 29(対武器破壊31)
特技 《強打》、《軍用武器習熟:ウォーハンマー》、《神速の反応》、《武器熟練:ウォーハンマー》、《武器破壊強化》
技能 〈威圧〉+8、〈製作:武器〉+12、〈製作:防具〉+12、〈知覚〉+9; 種族修正 +4〈製作:武器〉、+4〈製作:防具〉
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 粉砕の一振り
出現環境 暑熱/山岳または地下
編成 単体、2体、鉱山探検団(3~7)、または部族(5~20、加えて非戦闘員25%およびクレリック1、または4~6レベルファイター1、加えてジャイアント・フリルド・リザード1~3)
宝物 標準(ウォーハンマー、スタデッド・レザー、その他の宝物)
粉砕の一振り(変則)/Shattering Blow 金属または石の物体もしくは構造物へ全力攻撃をするスラッグ・ジャイアントは倍のダメージを与える。
古代のウィザードによって、ファイアー・ジャイアントとストーン・ジャイアントを魔法的に交雑して作られたスラッグ・ジャイアントは巨人族の一番の職人であり工芸作家の種である。ファイアー・ジャイアントよりストーン・ジャイアントに体型が近いスラッグ・ジャイアントは筋肉が乏しく、長い手足がある; 彼らは身長14フィート、体重3,000ポンドである。スラッグ・ジャイアントの皮膚の色は濃い赤から錆のある橙色に渡っている。髪の色は黒、灰色、白であるが、男性女性両方とも髪を刈り上げるか剃り落とす傾向がある。スラッグ・ジャイアントは400歳まで生きることがある。
スラッグ・ジャイアントは通常彼らの仕事以外の全てに冷たく客観的な態度を示す。金属加工への生来の理解と火に対する抵抗によって彼らは巨大な鉄工所内で武器と鎧を作成でき、時折素手で金属を鍛える。スラッグ・ジャイアントの小さな家族は他のジャイアントの一族としばしば仲間になり、鉱物及び自分たちが平和裏に作成技術を磨ける自由と引き換えに高品質の鎧と武器を提供する。軍国主義な(自らの強さと戦争の才能を誇る)ファイアー・ジャイアントでさえ、弱いスラッグ・ジャイアントの素晴らしい仕事を尊重し、奴隷よりは職人として味方にしようとする。
スラッグ・ジャイアントの居住地は、通常数軒の、鍛造所と大きな煙を出す煙突を備えた(鍛造の鉱滓から作られたか囲われている)石の家で構成されている。ほとんどが丘や山にあるが、鉄鉱石の素早い供給があればどこでも見つけられる。彼らは戦闘より作成を好むが、スラッグ・ジャイアントは残忍で有能なファイターであり、1~2発の正確な打撃だけで敵の武器や鎧を破壊することができる。彼らは、相手を撤退させれば自分たちに壊れた武器や鎧を回収して漁れる機会が与えられる場合にはそうする。平和裏に接近した場合、通常は人間サイズの大きさのアイテムを持ってはいないが、物々交換や売買する意思がある。不注意にまたは気ままにスラッグ・ジャイアントの仕事を妨害するか鉄工所を汚す侵入者は火の中で終わる。多くの彼らの居住地は、居住者が重大な戦いを予想した場合に身に着けられる巨人サイズのブレストプレートを複数有している。