経験点2,400
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(悪、混沌、他次元界、デーモン)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+21
アーマー・クラス 18、接触12、立ちすくみ16(+6外皮、+2【敏】)
ヒット・ポイント 76(8d10+32)
頑健 +10、反応 +6、意志 +8
ダメージ減少 10/冷たい鉄または善; 完全耐性 [雷撃]、毒; 抵抗 [強酸]10、[火炎]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 17
移動速度 30フィート、飛行50フィート(標準)
近接 高品質のシミター=+14/+9(1d6+7/18~20)または叩きつけ(×2)=+13(1d4+5)
特殊攻撃 倍加する苦痛
擬似呪文能力 (術者レベル8; 精神集中+13)
常時:タンズ
回数無制限:サジェスチョン(難易度18)、チャーム・パースン(難易度16)、ディテクト・ソウツ(難易度17)、グレーター・テレポート(自身に加え50ポンドまでの物体のみ)
1回/日:クラッシング・ディスペア(難易度19)、招来(3レベル、2体のシーア[40%])
【筋】20、【敏】15、【耐】18、【知】16、【判】15、【魅】21
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 25
特技 《かすめ飛び攻撃》、《強打》、《渾身の一打》、《神速の反応》
技能 〈威圧〉+24、〈隠密〉+11、〈軽業〉+6、〈交渉〉+16、〈呪文学〉+11、〈真意看破〉+13、〈脱出術〉+6、〈知覚〉+21、〈知識:次元界〉+14、〈はったり〉+16、〈飛行〉+13; 種族修正 +8〈威圧〉、+8〈知覚〉
言語 共通語、天上語、奈落語; テレパシー100フィート、タンズ
その他の特殊能力 変身(小型または中型の人型生物; オルター・セルフ)
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または旅団(2~8)
宝物 標準(高品質のシミター、その他の宝物)
倍加する苦痛(超常)/Pain Redoubled インキュバスが近接武器や肉体武器でクリティカル・ヒットを発生させたなら、その攻撃は追加で2d6ポイントの非致傷ダメージを与える。さらに目標は難易度19の頑健セーヴを行わねばならない。失敗すると苦痛に見まわれ、1d6ラウンドの間不調状態となる。この能力が複数回使用されるとその持続時間が伸びる。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
その本当の姿におけるインキュバスは長い髪と情熱的な目を持ち、常に筋肉質で魅力的である。その肌はどのような色でも取りうるが、いずれにせよなめらかで絹のようだ。飛ぶための翼を使用していない場合には、インキュバスは外套のように肩にそれらをまとっている――その翼の内側と外側はどちらも刺青やインク、自らつけた傷で飾られている。インキュバスは全長6と1/2フィート(約2m)で、一般的な重量は200ポンド(約90.7kg)。
戦闘以外では、インキュバスは法廷弁護人、拷問吏、より力のあるデーモンの仲間として振る舞う。彼らは定命の呪文の使い手に、このような役割を担わせるべく召喚させられることも多い。しかしインキュバスと情事にふけることは気をつけたほうがいいだろう。彼らは召喚者の仲間に苦しみを味あわせることに喜びを見出すのだから。
サキュバスのように、インキュバスは特に好色で貪欲な定命のものの混沌にして悪の魂から作られる。しかしサキュバスが滅びをもたらすためにその魅力を使うことに対して陰険で几帳面なのに対し、通常のインキュバスはその貪欲な欲望に対して率直で強引である。
経験点19,200
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(悪、混沌、他次元界、デーモン)
イニシアチブ +13; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚; 〈知覚〉+31
アーマー・クラス 26、接触19、立ちすくみ17(+7外皮、+9【敏】)
ヒット・ポイント 168(16d10+80)
頑健 +15、反応 +19、意志 +9
ダメージ減少 10/善; 完全耐性 [雷撃]、毒、病気; 抵抗 [強酸]10、[火炎]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 23
移動速度 30フィート、飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+25(1d6+4、加えて“吸い取り”)、叩きつけ(×2)=+25(1d4+4)
特殊攻撃 呻る羽根、急所攻撃+4d6、吸い取り
擬似呪文能力 (術者レベル12; 精神集中+18)
常時:タンズ
回数無制限:インヴィジビリティ、コンテイジョン(難易度20)、サジェスチョン(難易度19)
3回/日:呪文高速化インヴィジビリティ、コンフュージョン(難易度20)、ヘイスト、マインド・フォッグ(難易度21)
1回/日:ジャイアント・ヴァーミン、シャドウ・エヴォケーション(難易度21)
【筋】19、【敏】28、【耐】20、【知】17、【判】18、【魅】23
基本攻撃 +16; 戦技ボーナス +25; 戦技防御値 39
特技 《欺きの名人》、《イニシアチブ強化》、《かすめ飛び攻撃》、《擬似呪文能力高速化:インヴィジビリティ》、《軽妙なる戦術》、《武器の妙技》、《ホバリング》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+28、〈軽業〉+28、〈鑑定〉+14、〈交渉〉+14、〈知覚〉+31、〈知識:次元界〉+14、〈知識:宗教〉+14、〈知識:神秘学〉+14、〈知識:歴史〉+14、〈手先の早業〉+17、〈はったり〉+29、〈飛行〉+26、〈変装〉+19; 種族修正 +8〈知覚〉
言語 共通語、地獄語、天上語、奈落語; テレパシー100フィート、タンズ
出現環境 都市(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または群れ(3~8)
宝物 ×2
呻る羽根(変則)/Droning Wings 1日に1回、1回の標準アクションとして羽根を震わせることで、コロクスは魅惑させる色と気を削ぐブンブンという羽音を作り出すことができる。30フィート以内にいてコロクスを見ることができるすべてのクリーチャーは難易度24の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると6ラウンドの間減速状態となる。このそれぞれのラウンドにおいて、コロクスは1回の即行アクションとしてこの効果を持続させるか、ターンの終了時にこの効果を終了させなければならない。加えて、この音は[音波]エネルギーに対する緩衝材の役目を果たす。この羽音が続く間、このハエのデーモンは[音波]による攻撃や効果に完全耐性を得る。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
吸い取り(超常)/Siphon コロクスに噛みつかれたいかなるクリーチャーも難易度23の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1d4ポイントの【魅力】ダメージを被る。コロクスはこの時に与えた【魅力】ダメージごとに5ポイントのダメージを回復する。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
コロクス・デーモンはフライ・デーモン(蝿のデーモン)としても知られている。彼らは蝿の頭と薄い羽根を2組持つ人間のように見える。ほんの少し動いたり仕草を見せることでさえ、彼らは異常なほどの警戒心で素早くやり遂げる。コロクスはいかなる種族の最も裕福な貴族とも張り合うことのできる、豪華な服と宝石を身につけることを好む。コロクスは全長6フィート(約1.8m)で、重量は150ポンド(約68kg)。
皮肉にも――グロテスクで虫のような外見を与えられた――コロクス・デーモンは虚栄心のデーモンである。彼らは自己陶酔に浸るがあまり、災害や悲劇を引き起こした定命のものの魂から作られている。
その汚らわしい外見にもかかわらず、コロクス・デーモンは自らを文化的なエリートであると考えている。彼らが辛抱強かったりデーモンの方にうまくはまることはほとんどなく、結果としてマリリス・ジェネラル、バロール、デーモン・ロードなどに特使や外交官、折衝者として使われることが多い。憎ましい敵と直面した時でさえ、コロクス・デーモンは礼儀正しい典型といった体をとるが、そのような振る舞いは常に上っ面のもので、優位に立つためのそのクリーチャーの努力を隠しているのである。
邪悪な定命の呪文の使い手はこのような役割としてコロクス・デーモンを召喚することを好むが、このモンスターは暗殺者としてもいい仕事をする。この役割においてさえ、コロクスは威厳があり礼儀正しい。彼ら自身に対する反応を見せられた時にだけ、いつもは上品なコロクスはその真のデーモンの本性を露わにする――コロクスを騙して鏡をのぞかせるのに十分なほど愚かなクリーチャーは、侮辱され憤慨したデーモンの永遠の敵が自分自身だと気付くのだ。
経験点1,200
混沌にして悪/中型サイズの来訪者(悪、混沌、他次元界、デーモン)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、シー・インヴィジビリティ; 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 19、接触12、立ちすくみ17(+7外皮、+2【敏】)
ヒット・ポイント 37(5d10+10)
頑健 +6、反応 +3、意志 +3
ダメージ減少 5/冷たい鉄または善; 完全耐性 [雷撃]、毒、病気; 抵抗 [強酸]10、[火炎]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 15
移動速度 30フィート
近接 高品質のハルバード=+10(1d10+4/×3、加えて“病気”)、突き刺し=+3(1d6+1)または突き刺し=+8(1d6+4)
特殊攻撃 強力突撃(突き刺し、3d6+4)
擬似呪文能力 (術者レベル6; 精神集中+4)
常時:シー・インヴィジビリティ、タンズ
3回/日:アーケイン・ロック、エクスペディシャス・リトリート、プロテクション・フロム・グッド
1回/日:招来(2レベル、1d3体のシーア[20%])
【筋】17、【敏】14、【耐】15、【知】8、【判】5、【魅】6
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +8; 戦技防御値 20
特技 《強打》、《鋼の意志》、《武器熟練:ハルバード》
技能 〈威圧〉+6、〈軽業〉+10(+18跳躍)、〈生存〉+2、〈知覚〉+13、〈登攀〉+11; 種族修正 +8跳躍時の〈軽業〉、+8〈知覚〉
言語 奈落語; テレパシー100フィート、タンズ
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または小さな群れ(2~8)
宝物 標準(高品質のハルバード、その他の宝物)
病気(変則)/Disease シーアは定期的にハルバードの端をかじっている。これによりこのデーモンの不潔な唾液による病気が、その刃に注がれている。シーアのハルバードにより攻撃されたすべてのクリーチャーは難易度14の頑健セーヴに成功しなければならない。失敗すると灰色痘に感染する――これは身体を衰弱させ、肌には灰色の斑点が浮き、時には緊張病を引き起こす恐ろしい病気である。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
シーアは凶暴な山羊の頭と蹄を持つ、背の高い筋肉質な人間に似ている。ボロボロの皮膚はシーアの肌を部分的に(通常は前腕と下肢)覆っており、このクリーチャーの頭頂部からうなじにかけて走るトサカのような斑点を持つ。シーア・デーモンは全長7フィート(約2.1m)だが、通常は屈んでいてそれより小さく見える。重量は300ポンド(約136kg)。
スパイト・デーモンとしても知られるシーアは、アビスの住人の中で最も暴力的で汚らわしい気質の存在だ。シーアは凶悪な犯罪のために悪事を働いたり他のものを無実の罪に陥れたりした、定命のものの魂から作られている――ちょっとした報復をたった1つの目的とした犯罪を行ったのだ。そのような起源にもかかわらず、シーアはデーモンの階級においては最下層の序列の1つに位置する。デーモン軍の前線歩兵や下級デーモン司令官の護衛などに駆り出されることも多い。
特別頭がいいわけではないが、シーアはずるがしこい戦士であり優秀な見張りである。戦闘では突撃することを好むが、シーアの生来の跳躍能力により彼らは機敏な敵となり、抜け目なくその環境を使う能力がある。シーアはその病気が染み付いたハルバードで叩き切るために、岩の上、倒壊しそうな壁、その他高いところから飛び降りる。シーアの能力全てのために、より強い能力や力を何度も示すことができないどのようなクリーチャーも、その悪意からシーアを信用することはできない。
物質界に解き放たれたシーアは、すぐに軍隊のリーダーとなるべく動き始める――しばしば、シーアは野蛮な人型生物の部族を探し当て、現在のリーダーになり代わろうとする。彼らは特にノールの部族に入り込むことを好む。