ウィスパラー

ウィスパラー Whisperer

この発行体は、人間の2倍の高さに立っている。顔のあるべきところには淡いが輝いている。

ウィスパラー 脅威度20 Whisperer

出典 Bestiary 6 276ページ
経験点 307,200
中立にして悪大型サイズフェイ他次元界非実体
イニシアチブ +20; 感覚 擬似視覚360フィート、暗闇を見通す夜目〈知覚〉+37
オーラ 囁き(120フィート、難易度30)

防御

アーマー・クラス 35、接触35、立ちすくみ24(+1回避、-1サイズ、+6洞察、+9反発、+10【敏】
ヒット・ポイント 363(22d6+286)
頑健 +20、反応 +23、意志 +21
防御的能 再復非実体予見ダメージ減少 15/冷たい鉄完全耐性 [音]、[精神作用]効果、[]、[病気]、[氷]; 呪文抵抗 31

攻撃

移動速度 飛行100フィート(完璧)
近接 の巻きひげ(×6)+20接触(3d10/19~20、加えて“呪いの傷”)
接敵面 10フィート、間合い 20フィート
特殊攻撃 犠牲の強制避けられぬ呪い
擬似呪文能力術者レベル20; 精神集中+29)

回数無制限―アニメイト・プランツアルボリアル・ハンマーイセリアルネスウィンド・ウォークグレーター・ディスペル・マジックコントロール・ウェザーコントロール・ウォーターテレキネシス難易度24)、ドミネイト・アニマル難易度22)、トランスポート・ヴァイア・プランツドリームトリガード・サジェスチョン難易度23)、ナイトメア難易度24)
3回/日―グリーン・カレス難易度25)、呪文高速化グレーター・ディスペル・マジックコミューン・ウィズ・ネイチャー、擬似呪文高速化コンフュージョン難易度23)
1回/日―アースクウェイクウィッシュ7レベル以下のドルイド呪文を複製する事のみ)、リヴァース・グラヴィティワールウィンド難易度27)

一般データ

【筋】―、【敏】31、【耐】36、【知】24、【判】23、【魅】29
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +22; 戦技防御値 48(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《かすめ飛び攻撃》、《擬似呪文能力高速化:コンフュージョングレーター・ディスペル・マジック》、《技能熟練:知覚》、《強行突破》《クリティカル強化:接触》、《戦闘発動》《鋼の意志》《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+31、〈呪文学〉+29、〈真意看破〉+31、〈生存〉+28、〈装置無力化〉+32、〈知覚〉+37、〈はったり〉+34、〈飛行〉+41、〈知識:次元界宗教神秘学〉+29、〈知識:自然地理〉+32
言語 アクロ語、森語; テレパシー300フィート
その他の特殊能力 意想外原初風景

生態

出現環境 気候問わず/原野
編成 単体
宝物 ×2

特殊能力

意想外(超常)/Unsuspected ウィスパラーの能に対するセーヴを試みたクリーチャーは、明らかにに見える証拠がない限り、セーヴを行ったことに気づかない。そのような状況下では、GMはPCセーヴィング・スローを秘密裏に行うべきだ。

犠牲の強制(超常)/Compel Sacrifice ウィスパラー原初風景効果を現在受けているクリーチャートリガード・サジェスチョン擬似呪文能力を使用する際、自滅的な行為を行うような指示を埋め込むことができる。これにはえば、「次に好きな人に話しかけたとき、君よりもっとすべきものを見つけたと言って、その後一番近い辺に入って溺れぬ」といったものが挙げられる。

原初風景(超常)/Primeval Landscape 物質界に到着したとき、ウィスパラーは24時間を費やして直径10マイルまでの自然地域を縄張りとして宣言することができる。その点で、そこは原初風景となる。ウィスパラー原初風景にいる間、道案内をしたり見に血迷わないようにしたりするために行う〈生存〉判定難易度は20増加する。ファインド・ザ・パスのような案内を提供する占術は、発動する際に難易度31の術者レベル判定を行わねばならず、失敗すると結果は汚染されウィスパラーの内へと導く。ウィスパラー原初風景は、ウィスパラースプリーム・カース・テレインを発動したかのように、常に最上級障害の土呪いPathfinder RPG Horror Adventures 144ページ)の響下にある。同遭遇する災厄の合計脅威度は15ではなく18以下、個々の災厄の脅威度は14ではなく17以下でなければならない。いずれかの災厄が排除された場合、24時間後にウィスパラー自動的に置き換える。原初風景は全ての土呪いPathfinder RPG Horror Adventures 143ページ)に示されている通り、リムーヴ・カースあるいは同様の効果解除できる(難易度30)。原初風景に入った全てのクリーチャーは、徐々に鮮明で狂気に満ちた厳格に見舞われるようになる。その地域で24時間過ごした後、その地域に滞在している24時間毎に、原初風景効果を避けるため、難易度30の意志セーヴを試みることができる。セーヴに失敗するたびに、そのクリーチャーは以下の段階に従って1ステップずつ進んでいく。グレーター・レストレーションあるいはサイキック・サージェリー効果を受けたクリーチャーに使用すれば、この段階を1ステップ戻すことができる。ウィッシュもしくはミラクルは全ての累積している効果を取り除く。原初風景の外で24時間を完全に過ごすたびに、犠牲者はこの段階を1ステップずつ戻っていく。GMが望むなら、ウィスパラーは特定のクリーチャー効果を及ぼさなかったり、特定のステップで進行を止めることを選択してもよい。原初風景効果は[精神作用]ではないが、精神を持たないクリーチャー【知力】が2以下のクリーチャーは、この効果に完全体制を持つ。セーヴ難易度【魅力】に基づく。

セーヴ失敗1回目/First Failed Save:物事が奇妙に見えたり、普通の出来事や物体が不吉で不穏なものに見えたりする。犠牲者は不調状態になる。

セーヴ失敗2回目/Second Failed Save:形は流れ歪んで見え、音は調子のないパロディのように捻じくれたり、不気味な囁きで遮断されたりする。効果を受けたクリーチャー不調状態に加え、半分の速度で移動し、他のすべてのクリーチャー視認困難であるものとして扱う。

セーヴ失敗3回目/Third Failed Save:目標幻覚は現実の出来事と混在し、その近くするものは現実とほとんど関連がなくなる。これまでのセーヴ失敗の効果に加えて、効果を受けたクリーチャーよろめき状態になる。

セーヴ失敗4回目/Fourth Failed Save:痛みと被害妄想に襲われ、目標の自律神経機能障害を受け始める。目標吐き気がする状態になる。

セーヴ失敗5回目/Fifth Failed Save:目標亡する。

再復(超常)/Rejuvenate 亡したウィスパラーは、次の新原初風景の中に再度出現する。ウィスパラー再復を防ぐには、ウィスパラー再復の前に原初風景効果を取り除くしかない。

避けられぬ呪い(超常)/Inescapable Curse 1日1回、ウィスパラーは120フィート以内にいる知性のあるクリーチャー【知力】が3以上の生きているクリーチャー)1体に注意を集中させ、その対象に強呪いをかけることができる。犠牲者は難易度30の意志セーヴに成功すればこの呪い抵抗できる。セーヴに成功したなら、そのクリーチャーは同じウィスパラー避けられぬ呪いから24時間の間完全耐性を得る。セーヴに失敗したなら、犠牲者はウィスパラー原初風景により強く執着するようになり、その地域を自発的に離れられなくなる。その範囲から強制的に出された場合、目標不調状態になり、次に眠ったときにはグレーター・テレポートのように姿を消し、ウィスパラーが最初に避けられぬ呪いをかけた場所に戻ってくる。これは[呪い効果である。セーヴ難易度【魅力】に基づく。

囁きのオーラ(超常)/Aura of Whispers ウィスパラーの120フィート以内では、原初風景効果は著しく早くなる。原初風景の中にいるクリーチャーは、1日に1回ではなく1ラウンドに1回、意志セーヴを行わねばならず、失敗するとその効果を受ける。

呪いの傷(超常)/Cursed Wound ウィスパラー触手によるダメージは、全てのダメージ減少硬度を無視する。しかし、物体へのダメージ半減する。触手によるダメージ自然治癒しない。きりの触手ダメージを受けたクリーチャー魔法による治癒を使用しようとしたキャラクターは、難易度31の術者レベル判定を行わねばならず、失敗するとその傷を受けたクリーチャー治癒は一切効果を及ぼさない。触手は主要接触攻撃であり、深く、血の流れない、裂け目のような傷を残す。

予見(変則)/Anticipation ウィスパラー自身【判断力】修正値をイニシアチブ判定に加え、アーマー・クラスに洞察ボーナスとして加える。

文明は外来のように広がり、破壊と消費、変容と支配を繰り返している。しかし、文明が決して主張しない、原始的であるがままの領域がある。それがウィスパラー領域だ。

ウィスパラーはありうる中で最も異世界的で異質なやり方をするフェイだ。彼らは原初風景侵入するものに憤慨するが、犠牲者の魂から生まれたアンデッドと、その本質や残酷な運命によってに落ちたフェイはその外だ。このようなフェイウィスパラー領域を探し求めている。ウィスパラー領域がもたらす保護を求めて、そしてこの異質な存在が奇妙なほどに陶酔的であることに気づいたがゆえに。彼らはしばしば、ウィスパラーの掌に侵入者を導くことを楽しむ。

ウィスパラー領域は、ウィスパラー自身がそうであるように侵入者に敵対的だ。命を奪う災厄、説明のつかない出来事、不気味な事件は原初風景ではありふれたことだ。それは以前の侵入者から作られた霊障と同じようなものだ。植物クリーチャー動物は凶暴になって攻撃し、「普通の」植物でさえも侵入者に敵意を持っているかのようだ。

ウィスパラーは身長15フィートで、非実体であるため、全く重量がない。

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