経験点9,600
人間(男性)のミイラの長、9レベル・クレリック
秩序にして悪/中型サイズのアンデッド(人間の変性種)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+5
オーラ 上級絶望(30フィート、難易度19)
アーマー・クラス 24、接触14、立ちすくみ21(+1回避、+4外皮、+1反発、+2【敏】、+6鎧)
ヒット・ポイント 103(9d8+63)
頑健 +11、反応 +7、意志 +11
防御能力 エネルギー放出に対する抵抗+4、黄泉がえり; ダメージ減少 10/―; 完全耐性 [雷撃]、[氷雪]、アンデッドの種別特性
移動速度 30フィート
近接 +1スピア=+12/+7(1d8+8/×3、加えて“潜行性ミイラ腐敗病”)または叩きつけ=+11(1d6+7、加えて“潜行性ミイラ腐敗病”)
特殊攻撃 腐敗病放出、潜行性ミイラ腐敗病(難易度19)、砂塵嵐の怒り(難易度19、6d8[火炎]および斬撃)、悪の大鎌(4ラウンド、1回/日)、アンデッド支配(難易度19)、負のエネルギー放出8回/日(難易度21、5d6)
領域の擬似呪文能力(術者レベル9; 精神集中+14)
5レベル:グレーター・コンテイジョン(難易度21)、スレイ・リヴィング(難易度21)、ディスペル・グッド (領)(難易度20)
4レベル:シャドウ・カンジュレーション (領)(難易度19)、スピット・ヴェノム(難易度19)、ディヴァイン・パワー、ポイズン(難易度20)
3レベル:アニメイト・デッド、サンズ・オヴ・タイム、ディーパー・ダークネス (領) 、ビストウ・カース(難易度19)、マジック・ヴェストメント
2レベル:アライン・ウェポン (領)(悪属性のみ)、サイレンス(難易度17)、ディセクレイト、ドレッド・ボルト(難易度17)、ブルズ・ストレンクス、ホールド・パースン(難易度18)
1レベル:コーズ・フィアー(難易度17)、コマンド(難易度17)、サンクチュアリ(難易度16)、ディヴァイン・フェイヴァー、ディテクト・グッド、プロテクション・フロム・グッド (領) 、ベイン(難易度17)
0レベル(回数無制限):ガイダンス、ディテクト・マジック、リード・マジック、レジスタンス
(領) 領域呪文; 領域 悪、闇
【筋】20、【敏】14、【耐】―、【知】10、【判】20、【魅】20
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +11; 戦技防御値 25
特技 《エネルギー放出強化》、《回避》、《呪文熟練:死霊術》、《呪文熟練:心術》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《追加HP》、《無視界戦闘》
技能 〈威圧〉+17、〈隠密〉+16、〈呪文学〉+12、〈真意看破〉+20、〈知識:宗教〉+12; 種族修正 +8〈威圧〉、+8〈隠密〉、+8〈真意看破〉
言語 共通語
その他の特殊能力 闇の目(4ラウンド/日)
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体または宮廷(ミイラの長および標準的なミイラまたはミイラ化クリーチャー6~14)
宝物 NPCの装備品(ミスラル製ブレストプレート、+1スピア、ヘッドバンド・オヴ・インスパイアード・ウィズダム+2、リング・オヴ・プロテクション+1、スクロール・オヴ・スピリチュアル・ウェポン、スクロール・オヴ・サモン・モンスターIII)
多くの文化はミイラ化の神聖な芸術を実践するが、死体にアンデッドの活力を染み込ませるのに用いられる不吉な魔法の技法は広範囲に広まってはいない。ある古代の土地では、そのような冒涜的な技術は儀礼と無数の死によって数百年を通して洗練され、恐ろしい力のミイラが生まれた。まれに、ある死者が偉大な地位を占め、並外れた悪意を持っていた場合、彼はミイラの長として墓から起き上がるように精巧な儀式を受けるかもしれない。同様に、悪意で知られる統治者や大きな怒りの瞬間に死んだ支配者は、そのような復讐心に燃えた独裁者として自発的に起き上がるかもしれない。
ミイラの長の復活の正確な状況にかかわらず、彼は生前持っていた能力を保持し、彼の統治を取り戻し、生者と死者の両方を支配するという欲求に呑まれたクリーチャーとなる。
「ミイラの長」は8以上のヒット・ダイスを持つ生きている実体のあるクリーチャー(基本クリーチャーとして以後表記する)に付与できる後天性テンプレートである。ミイラの長を作成する手順には、50,000gpの価値のあるハーブ、油、その他のミイラ化に必要な材料が必要である。ミイラの長は基本クリーチャーの性能と特殊能力全てを、ここに記載がない限り使用する。
種別:クリーチャーの種別はアンデッド(変性種)に変更される。基本攻撃ボーナス、セーヴ、技能ランクは再計算しない。
上級絶望のオーラ(超常)/Great Despair Aura:ミイラの長を見る30フィート以内の全てのクリーチャーは意志セーヴに成功するか1d4ラウンドの間、恐怖で麻痺状態となりその後の1d4ラウンドの間怯え状態とならなければならない。セーヴが成功しているかにかかわらず、クリーチャーは24時間同じミイラの長の上級絶望のオーラの能力に再び影響を受けることはない。これは[精神作用]、麻痺、[恐怖]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
アーマー・クラス:ミイラの長は、ミイラの長が持つ2ヒット・ダイス毎に+1の外皮ボーナスか基本クリーチャーの外皮ボーナスのどちらか高いほうを持つ。
ヒット・ダイス:クリーチャーの種族ヒット・ダイスをd8に変更する。クラス・レベルによる全てのヒット・ダイスは変更しない。アンデッドとして、ミイラの長はボーナス・ヒット・ポイントを決定するために【魅力】修正値を使用する。
防御的能力:ミイラの長のエネルギー放出に対する抵抗+4、ダメージ減少 10/―、(アンデッドの種別特性から得られる完全耐性に加えて)[雷撃]、[氷雪]に対する完全耐性、および以下の防御能力を得る。
黄泉がえり(超常)/Rejuvenation:ミイラの長が破壊された1日後、この忌まわしき者を産んだ死霊術のエネルギーはその体を作り直し始める。この手順は1d10日間かかる。その期間が過ぎる前に体が破壊されると、手順は新たに始まる。その期間が終わると、ミイラの長はその墓で治癒され完全に起き上がる。永続的にミイラの長を滅ぼすためには、破壊してからその遺体をコンセクレイトとハロウ、そしてディスペル・イーヴルの目標にし、それも連続したラウンドでこの順番に発動しなければならない。
攻撃:ミイラ化のプロセスはミイラの長の骨を石のような密度へと強化し、基本クリーチャーが他の肉体攻撃を持たないならば強力な叩きつけ攻撃を与える。この叩きつけ攻撃はミイラの長のサイズに基づいたダメージを与え(Pathfinder RPG Bestiary P302)、サイズ段階が1段階大きいものとしてクリーチャーを扱う。ミイラの長の叩きつけ攻撃を受けたものも、潜行性ミイラ腐敗病に感染する危険性がある(下記の特殊攻撃参照)。
特殊攻撃:ミイラの長は以下の特殊攻撃を得る。攻撃のセーヴ難易度は特記ない限り10+ミイラの長のヒット・ダイスの1/2+ミイラの長の【魅力】修正値に等しい。
腐敗病放出(超常)/Channel Rot:ミイラの長は近接武器攻撃、叩きつけ攻撃、他の肉体攻撃を通じその潜行性ミイラ腐敗病を送り込むことができる。
潜行性ミイラ腐敗病(超常)/Insidious Mummy Rot:呪いおよび病気・叩きつけ; セーヴ頑健・難易度=10+ミイラの長のヒット・ダイスの1/2+ミイラの長の【魅力】修正値; 潜伏期間 1分; 頻度 1回/日; 効果 2d4【耐久力】および2d4【魅力】ダメージ; 治癒―。潜行性ミイラ腐敗病は呪いでもあり病気でもあり、まず呪いが除去され、病気が除去された時点でのみ治癒することができる。潜行性ミイラ腐敗病の呪いの要素が取り除かれた後でさえ、罹患したクリーチャーは時が経っても自然治癒はしない。潜行性ミイラ腐敗病に感染したクリーチャーに対して召喚術(治癒)を発動しようとするキャラクターは、難易度20あるいは11+ミイラの長の脅威度のどちらか高いほうの術者レベル判定を行わなければならず、失敗すればその呪文は浪費され、治癒は効果を及ぼさない。潜行性ミイラ腐敗病で死んだものは塵となり、リザレクション以上の魔法でなければ生き返らせることはできない。
砂塵嵐の怒り(超常)/Sandstorm Wrath:1日3回標準アクションとして、ミイラの長は40フィートの円錐に加熱された砂の爆風を吐くことができる。この爆発はミイラの長が持つ3ヒット・ダイス毎に2d8ポイントの[火炎]かつ斬撃ダメージを与える。反応セーヴに成功することはこのダメージを半減する。このセーヴに失敗したクリーチャーは2d4ラウンドの間盲目状態となる。
アンデッド体得(超常)/Undead Mastery:標準アクションとして、ミイラの長は50フィート以内のアンデッド・クリーチャーを自分の意志に屈せられる。目標となったアンデッドは意志セーヴに成功するかミイラの長の支配下に落ちなければならない(セーヴ難易度は【魅力】に基づいている)。【知力】をもつアンデッドはミイラの長の支配下から抜け出すために追加のセーヴを毎日行える; 【知力】のないアンデッドにとって支配は永続的な物である。その意志セーヴに成功したクリーチャーは24時間同じミイラの長の支配下の影響を再び受けることはない。ミイラの長は自身が持つヒット・ダイス毎に6ヒット・ダイスのアンデッド・クリーチャーを支配下に置くことができる。この制限を上回るならば、アニメイト・デッドと同様、この能力の使用で早い方から超過したアンデッドが制御できなくなる。別のクリーチャーがアンデッド体得に対してのセーヴに失敗したアンデッドを現在制御しているならば、ミイラの長は現在の支配している者に対して【魅力】判定で対抗しなければならない。ミイラの長が成功すると、アンデッドの支配権を奪う。さもなければ、ミイラの長のアンデッド体得は効果を持たない。
能力値:【筋力】+8、【魅力】+6。アンデッド・クリーチャーと同様に、ミイラの長は【耐久力】の値を持たない。
技能:ミイラの長は〈威圧〉、〈真意看破〉、〈隠密〉判定に+8の種族ボーナスを得る。〈登攀〉、〈変装〉、〈飛行〉、〈威圧〉、〈知識:神秘学〉、〈知識:宗教〉、〈知覚〉、〈真意看破〉、〈呪文学〉、〈隠密〉をクラス技能として扱う。それ以外は基本クリーチャーのクラスと同じである。