経験点600
中立にして善/中型サイズの来訪者(善、他次元界、動物の変性種)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 15、接触12、立ちすくみ13(+3外皮、+2【敏】)
ヒット・ポイント 17(2d10+6)
頑健 +6、反応 +5、意志 +3
防御能力 石の防御2回/日、対なる庇護者; ダメージ減少 5/殴打; 完全耐性 睡眠、毒、病気、麻痺
移動速度 40フィート
【筋】17、【敏】15、【耐】17、【知】6、【判】12、【魅】6
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 16(対足払い20)
特技 《技能熟練:知覚》、《鋼の意志》 (B)
技能 〈軽業〉+6(跳躍時+14)、〈知覚〉+8; 種族修正 +4〈軽業〉(跳躍時)、+4嗅覚による追跡での〈生存〉
出現環境 気候問わず/地形問わず(涅槃界ニルヴァーナ)
編成 単体または2体
宝物 なし
経験点1,200
中立にして善/大型サイズの来訪者(善、他次元界、動物の変性種)
イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 17、接触12、立ちすくみ14(+5外皮、-1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 42(5d10+15)
頑健 +7、反応 +7、意志 +4
防御能力 石の防御5回/日、対なる庇護者; ダメージ減少 5/殴打; 完全耐性 睡眠、毒、病気、麻痺
移動速度 40フィート
近接 噛みつき=+8(1d8+6、加えて“つかみ”)、爪(×2)=+8(1d4+6)
特殊攻撃 飛びかかり、引っかき(爪(×2)=+8、1d4+6)
【筋】23、【敏】17、【耐】17、【知】6、【判】12、【魅】6
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +10(組みつき+14); 戦技防御値 23(対足払い27)
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:知覚》、《疾走》、《鋼の意志》 (B)
技能 〈隠密〉+8(下生えでは+16)、〈軽業〉+11(跳躍時+15)、〈知覚〉+9; 種族修正 +4〈隠密〉(下生えでは+8)、+4〈軽業〉、+4〈知覚〉
出現環境 気候問わず/地形問わず(涅槃界ニルヴァーナ)
編成 単体または2体
宝物 なし
フー種クリーチャーは元々は外方次元界ニルヴァーナから降り立つ情け深い守護精霊であり、彼らは涅槃界では日々牧歌的な野原ではしゃぎ回るか、その領地の住人、特にアガシオンの手助けをしている。ニルヴァーナから来てはいるが、フー種クリーチャーは多くの文化圏や宗教でよく召喚されるため、時に物質界でも遭遇することがある。
数え切れないほどのフー種クリーチャー種族が存在する――物質界に動物1匹でも生息しているなら、ニルヴァーナの広大な野原の何処かには確実にその生き写しが陽気に遊んでいる。それでも尚、フー種クリーチャーの一部は間違いなく他よりも多数おり、遭遇するのはドッグとライオンばかりである。
フー種クリーチャーは召喚者が想像できるあらゆる理由で物質界に呼ぶことができる――こうしたモンスターは概して片割れよりも遥かに知的であり、また複雑な命令に従えるだけでなく対話もできる。典型的に、フー種クリーチャーは一時的に守護者として仕えるよう接触を受ける――フー種クリーチャーは建物の正面の左右に配置される普通の装飾や、都市の広場にある噴水の守護像とさして変わりない外見を取れる。フー種クリーチャーは戦争を嫌悪するため、彼らが軍隊の兵士として仕えるよう呼ばれることはほとんどない。彼らは通常乗騎として仕えることも嫌うが、特に敬虔で優しい民族に対してはその例外となることが知られている。
“フー種クリーチャー”はあらゆる動物(以下これを基本クリーチャーと呼ぶ)に付加できる先天性テンプレートである。フー種クリーチャーはここに書かれていない限り基本クリーチャーのデータと能力の全てを維持する。
種別:基本クリーチャーの種別は(善)の副種別を持つ来訪者に変更される。(変性種)の副種別も得る。基本攻撃ボーナス、セーヴ、そして技能ランクは再計算しないこと。
アーマー・クラス:フー種クリーチャーの外皮ボーナスは+2上昇する。
ヒット・ダイス:基本クリーチャーの種族ヒット・ダイスはd10に変化する。
防御的能力:フー種クリーチャーは基本クリーチャーの防御的能力とその他の特殊能力の全てを維持する。そして以下も得る。
ダメージ減少(変則)/Damage Reduction:フー種クリーチャーはヒット・ダイスに基づいてダメージ減少/殴打を得る。フー種クリーチャーが最大でも10HDを持つなら、ダメージ減少5/殴打を得る。11以上のヒット・ダイスを持つフー種クリーチャーはダメージ減少10/殴打を得る。
完全耐性(変則)/Immunity:フー種クリーチャーは毒、病気、麻痺、睡眠に対する完全耐性を得る。
対なる庇護者(超常)/Paired Protectors:お互いから30フィート以内に別のフー種クリーチャーがいる時、彼らはプロテクション・フロム・イーヴル呪文の利益を得る。このプロテクション・フロム・イーヴル効果の術者レベルは影響を受けているフー種クリーチャーたちの中で最も高いヒット・ダイスの値に等しい。この効果は解呪できるが、そうしても、フー種クリーチャーは即行アクションとしてそれを再起動できる。
石の防御(超常)/Stony Defense:1日にヒット・ダイスに等しい回数、フー種クリーチャーは割り込みアクションとして自身の皮膚を弾性のない石へと硬化させられる。次のフー種クリーチャーのターンの終了時までフー種クリーチャーは硬度8を得るが、その間移動速度は10フィート減少する。
特殊能力:フー種クリーチャーは基本クリーチャーの特殊攻撃と特殊能力の全てを維持する。また以下のその他の特殊能力も得る。
活動停止(変則)/Freeze:フー種クリーチャーは石像のように静止できる。活動停止を使用しているフー種クリーチャーはひらけた場所でも石像として出目10の〈隠密〉判定で隠れることができる。フー種クリーチャーは望む限り姿勢を維持できる。
特技:フー種クリーチャーは全員が《鋼の意志》をボーナス特技として得る。
フー種クリーチャーの中には「インペリアル」として知られる者も存在する――特定のフー種クリーチャー種族の指導者だ。インペリアル・フー種クリーチャーはその種族の凡例よりも遥かに強力であり、広範な追加の魔法の力を持つ。インペリアル・フー種クリーチャーそれぞれは唯一無二の存在である; 一時期に1体しか存在しない。インペリアル・フー種クリーチャーが殺された時、その種族のうちの次に強力なフー種クリーチャーが即座に超越し、身罷った者の役割を引き継ぐ。
インペリアル・フー種クリーチャーを作成するには、まず一般的なフー種クリーチャーのデータを生成すること。そのフー種クリーチャーのインペリアル版の作成の次の段階は、標準的なテンプレート付与よりもヒット・ダイスによってクリーチャーを強化する工程に近い。
ステップ1―能力値を上昇:インペリアルになると、そのフー種クリーチャーは【知力】を除くあらゆる能力値に+6のボーナスを得、【知力】は上昇し20になる(【知力】を+6すれば20以上になるなら、代わりにそちらの値を使用すること)。
ステップ2―追加のヒット・ダイス:インペリアル・フー種クリーチャーは必ず最低でも元々のフー種クリーチャーのヒット・ダイスの2倍を持つ――特に強力な個体が欲しいなら、そのインペリアル・フー種クリーチャーにそれ以上のヒット・ダイスを与えること。基本攻撃ボーナス、セーヴ、技能ランク、特技、そしてヒット・ダイスに基づく他のあらゆる変更を通常通り変更すること。
ステップ3―サイズを上昇:フー種クリーチャーのサイズを1段階上昇し、サイズの変更の修正を適用すること。
ステップ4―呪文の発動:インペリアル・フー種クリーチャーは10レベル・ソーサラーとして呪文を発動し、クレリック呪文リストにある呪文も通常のソーサラー呪文リストにあるものと同様に発動できる。インペリアル・フー種クリーチャーはクレリック呪文も秘術呪文として扱う。インペリアル・フー種クリーチャーは《物質要素省略》をボーナス特技として得るが、ソーサラー・クラスが通常与える他のクラス能力は得ない。
ステップ5―脅威度を決める:フー種クリーチャーのデータと比較して、そのクリーチャーの最終脅威度を決定すること。インペリアル・フー種クリーチャーは脅威度の値は最低でも11である。作成したデータが最低脅威度を満たすには不十分な場合、インペリアルのデータが基準に達するまで種族ヒット・ダイスを加え続けること。