この重々しく動く猿のような怪物は血のように赤い毛皮と、2本の捩れた角と、そして胸部の中央にある悍ましい牙の生えた開口部を持っている。
経験点19,200
混沌にして悪/大型サイズの来訪者(悪、混沌、他次元界)
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+22
アーマー・クラス 25、接触13、立ちすくみ21(+12外皮、-1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 168(16d10+80)
頑健 +15、反応 +14、意志 +10
ダメージ減少 10/善; 完全耐性 [雷撃]、毒; 抵抗 [強酸]10、[火炎]10、[氷雪]10; 呪文抵抗 23
移動速度 30フィート、登攀40フィート
近接 噛みつき=+23(1d8+8)、爪(×2)=+23(1d10+8、加えて“つかみ”)、突き刺し=+23(1d8+8)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 怪物的挑戦、片腕保持、貪る組みつき
擬似呪文能力 (術者レベル16; 精神集中+19)
常時:シー・インヴィジビリティ
回数無制限:ディスペル・マジック、テレポート(自身に加え50ポンドまでの物体のみ)
3回/日:呪文高速化ホールド・パースン(難易度16)
1回/日:アンホーリィ・ブライト(難易度17)、招来(4レベル、1d4体のダイア・エイプ[50%]または1d2体のギラロン[35%])
【筋】26、【敏】19、【耐】20、【知】15、【判】16、【魅】17
基本攻撃 +16; 戦技ボーナス +25(組みつき+29); 戦技防御値 39
特技 《イニシアチブ強化》、《擬似呪文能力高速化:ホールド・パースン》、《強打》、《クリティカル熟練》、《追尾》、《鋼の意志》、《万能投擲術》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+30、〈隠密〉+19、〈軽業〉+15、〈交渉〉+11、〈真意看破〉+14、〈水泳〉+16、〈生存〉+19、〈知覚〉+22、〈知識:次元界〉+13、〈知識:自然〉+10、〈登攀〉+27、〈はったり〉+14
言語 共通語、天上語、奈落語、竜語; テレパシー100フィート
出現環境 暑熱/森林(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または部隊(3~5)
宝物 標準
貪る組みつき(変則)/Devouring grapple バレガラの胸部の中央にある口はバレガラが組みついているクリーチャーに対し1ラウンドごとに自動的に2d8+4ポイントのダメージを与える。
怪物的挑戦(超常)/Monstrous Challenge 標準アクションとして、バレガラは1体の相手の士気をくじくために〈威圧〉判定を行える。この判定に成功した場合、バレガラは力を漲らせ、10分間【筋力】と【耐久力】に+4の強化ボーナスを得る。この能力は1日に3回使用できる。
片腕保持(変則)/One-Armed Hold バレガラの巨大な腕は、「腕が両方とも自由である」を満たしていないことによる標準的な-4のペナルティなしに組みつきを開始でき、維持できる。
アビスを原住とし、強力なデーモンあるいはデーモン・ロードの手下となることもあるが、バレガラは実はデーモン本人ではない。一部の学者は彼らを「プロトデーモン」――ベビリスやザカーバのような、いつか超自然的な進化を遂げて完全なるデーモンの栄光を手にできるかもしれないが、まだ全くその域に到達していない怪物――に分類している。勿論、バレガラの犠牲者にとって、そうした討論は末節もいいところだが。
アビスにおいて、バレガラは物質界のエイプが取るのと同様の小さな部隊を構築する。そうした部隊は最強のファイターあるいはバレガラの部隊が仕える強力なデーモンが聖別した個人によって統率される。部隊間での敵対はバレガラ以外にとっては理解できない複雑な階級社会の一部として存在するが、次元界学者はバレガラは例外なく有名な獲物から戦勝記念物を取ること、そうした気味の悪い記念品は自身の部隊の統率者と隊員たちの入り組んだ社会的地位を向上する役割を果たすことを観察している。
両足と両拳で歩く握りこぶし歩行をする時でさえ、バレガラは角のてっぺんまでの高さが12フィートを超え、そのぎっしり詰まった肉体は最大で1,500ポンドにまでなる。