経験点800
中立にして悪/中型サイズのアンデッド
イニシアチブ +1; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+0
アーマー・クラス 15、接触11、立ちすくみ14(+4外皮、+1【敏】)
ヒット・ポイント 26(4d8+8)
頑健 +2、反応 +2、意志 +4
完全耐性 アンデッドの種別特性
移動速度 30フィート、飛行30フィート(劣悪)
近接 爪(×2)=+5(1d4+2)、噛みつき=+5(1d6+2)
【筋】15、【敏】13、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】13
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +5; 戦技防御値 16
特技 《追加HP》 (B)
その他の特殊能力 作成ポイント(追加移動速度 [飛行]、追加攻撃[噛みつき])
出現環境 気候問わず/地上または地下
編成 単体、2体、または徒党(3~6)
宝物 なし
作成ポイント/Construction Points ネクロクラフトは能力と防御を購入するために使用する作成ポイント(CP)を持っている。中型のネクロクラフトは2CPを持つ; 異なるサイズのネクロクラフトは201ページのサイズ・チャートで詳述されているようにCPの合計を持つ。そのサイズの範疇より多くのCPでネクロクラフトが造られるならば、費やされた2CP毎に脅威度が1増加する(最小値+1)。特に明記されていない限りこれらの能力は1度のみ購入できる。ここで提示されているデータは中型のネクロクラフトのものである(追加移動速度 [飛行]、追加攻撃[噛みつき]を2CP費やしたものである)。
追加移動速度(変則、1CP)/Additional Movement:ネクロクラフトは基本移動速度に等しい移動速度の新しい移動を得る(地中、登攀、飛行[劣悪]、水泳)。
全周囲視覚(変則、2CP)/All-Around Vision:ネクロクラフトは主となる頭から反対方向に顔が向いてる追加の頭部や、体のあらゆる点に移植されている追加の目を持つ。ネクロクラフトは全周囲視覚を持つ。
剣の拳(変則、1CP)/Blade Fists:最大2つまでのネクロクラフトの爪攻撃を、鋭くした骨や金属製の剣へと置き換えられる。これは1d4ポイントの出血ダメージを与える。この能力は複数回選択でき、より多くの爪攻撃に適用できる。
骨鎧(変則、1CP)/Bone Armor:追加の骨で補強された(おそらく鎧のように骨が表面と融合することを含んでいる)ネクロクラフトは、外皮ボーナスを2増加する。この能力は最大3回まで選択できる。
同族食い(変則、1CP)/Cannibalize:ネクロクラフトが識別可能な解剖学的構造を持つ中型より大きなクリーチャーの死体の近くに配置されている場合、自身の要素を直すために死体を食べたり部位をむしり取る。この行為で消費されるアンデッドのクリーチャーはネクロクラフトを5ヒット・ポイント+中型サイズを上回るごとに5ヒット・ポイントを治癒する; 他のクリーチャーの種別ではこの量の1/5だけを回復する。食事には1時間かかる; 中断(戦闘など)は最初から始めることを要求する。
締めつけ(変則、1CP)/Constrict:ネクロクラフトの爪攻撃は締めつけの能力を得る。この能力を選択する前に、つかみを得ていなければならない。
病気(超常、1CP)/Disease:ネクロクラフトの肉体攻撃の1つはグールの口と融合しており、命中したクリーチャーは食屍鬼熱に晒される。食屍鬼熱:噛みつき、爪、または叩きつけ・致傷型; セーヴ頑健・難易度13; 潜伏期間 1日; 頻度 1回/日; 効果 1d3 【耐】ダメージおよび1d3【敏】ダメージ; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【魅力】に基づいている。罹患した人型生物が食屍鬼熱によって死亡した場合、そのクリーチャーは次の真夜中にグールとして蘇る。このようにしてグールとなった人型生物は、生前の能力を何一つ保持していない。他のグールの制御下にあるわけではないが、生きものの肉を求めてやまず、あらゆる面において通常のグールと同様にふるまう。4HD以上の人型生物はグールではなくガストとなる。
追加攻撃(変則、1CP)/Extra Attack:ネクロクラフトは追加の噛みつき攻撃か爪攻撃を得る。この能力は複数回選択できる。
追加脚(変則、1CP)/Extra Legs:ネクロクラフトは追加の2本の足を得て、基本移動速度を5フィート上昇させ、蹴散らしと足払いに対する戦技防御値を4増加させる。この能力は複数回選択できる。
追加筋力(変則、1CP)/Extra Strength:ネクロクラフトは【筋力】を2増加させるが【敏捷力】を2減少させる。この能力は2回まで選択できる。
高速化(変則、1CP)/Faster:ネクロクラフトの基本移動速度、穴掘り、登攀、飛行、水泳移動速度は10フィート増加する。
つかみ(変則、1CP)/Grab:ネクロクラフトは肉体攻撃としてつかみの能力を得る。
金属鎧(変則、2CP)/Metal Armor:金属鎧がネクロクラフトにボルト留めされているか融合し、鎧としてアーマー・クラスに+4の鎧ボーナスを与える。
概ねスケルトン(変則、1CP)/Mostly Skeletons:ネクロクラフトの大部分の部位がアンデッドのスケルトンからできている。ネクロクラフトはダメージ減少5/殴打と[氷雪]に対する抵抗5を得る。この能力は概ねゾンビの能力を持つネクロクラフトに加えることができない。
概ねゾンビ(変則、1CP)/Mostly Zombies:ネクロクラフトの大部分の部位がゾンビからできている。ネクロクラフトはダメージ減少5/斬撃と5追加ヒット・ポイントを得る。この能力は概ねスケルトンの能力を持つネクロクラフトに加えることができない。
麻痺(超常、2CP)/Paralysis:ネクロクラフトの最高3つまでの肉体攻撃は麻痺の能力を得る(1d4+1ラウンド、難易度13、エルフはこの能力に対して完全耐性がある)。これは少なくとも1体のグールを肉体として要求する。追加の1作成ポイントで、麻痺能力はエルフに影響を与えることができるようになる。
間合い攻撃(変則、1CP)/Reach Attacks:ネクロクラフトの最高2つまでの肉体攻撃は5フィート間合いを増加させる。この能力は複数回選択できる。
かきむしりの爪(変則、2CP)/Rending Claws:ネクロクラフトはかきむしりの能力を得て、両方の爪が命中すると起動し、1つの爪にネクロクラフトの【筋力】ボーナスの1.5倍とダメージ・ダイスに等しい追加ダメージを与える。
腐りかけの肉(変則、2CP)/Rotting Flesh:ネクロクラフトの噛みつきか爪攻撃のうち2つは有毒である。毒:噛みつきまたは爪・致傷型; セーヴ頑健・難易度15; 頻度 1回/ラウンド(2ラウンド間); 効果 1d3【耐久力】ダメージ; 治癒 1回のセーヴ成功。
悪臭(変則、2CP)/Stench:ネクロクラフトは悪臭の能力を持つ(10フィート半径、難易度15頑健、無効、1d6+4分間不調状態)。これは少なくとも1体のグールを肉体として要求する。
ネクロクラフトは1体の自立行動するアンデッド・クリーチャーを作る為の暗黒魔法を以て移植されあったアンデッドの体の一部と死体の寄せ集めであり、構成要素と製作者の外科及び死霊術の才能に基づく能力を持つ。ネクロクラフトは難しい操作より暴力に適しており、多くの制作者は小さく、機敏な(そして脆い)ネクロクラフトより大きな残骸を作る。ネクロクラフトは実質どのようなサイズでもありえ、どのサイズのアンデッドの体あるいは部位からでも成り立たせうるが、典型的な中型の見本は身長7フィートで体重250ポンドである。
ネクロクラフトを作成する儀式の詳細は大きく変化し、使用される特定のアンデッドの部位と、結果として生じるクリーチャーの意図されるサイズに依存する。作成の最終的な肉体構造は主に主人の芸術の手腕、創造性、個人の選択に依存する――同様に、心に置いている、そのクリーチャーの特定の目的にも。例えば、ネクロクラフトの「歯」は実は多数のひっかくためのグールの鉤爪であったかもしれないし、目と口は異常な頭というよりは箱の中に位置しているかもしれない。
ネクロクラフトを作成するためには、術者は少なくとも5体のアンデッドのクリーチャー(もしくはその死体)を使わなければならず、そのすべては製作者が制御するか無防備状態か、殺されていなければならない。大きなアンデッドや死体は1段階小さいサイズの2体分として使うことができる。製作者は望ましい構成で部位を縫うか接着するか結び付けなければらなず、作成を完了するためにアニメイト・デッドとメイク・ホウルを発動しなければならない(アニメイト・デッドの物質構成要素のコストは最終的なネクロクラフトのヒット・ダイス毎に50gpである)。製作者は術者より高いヒット・ダイスのネクロクラフトを作成することはできない。アニメイト・デッドと同様に、作成されたときネクロクラフトは製作者の制御下におかれる。ネクロクラフトを作成することは[悪]の補足説明を持つ呪文を発動することを必要とすることに注意すること。