この自然のものならぬ獣は、後ろ足の前に爪のついた手をぶら下げている。コウモリの翼を持つこの姿は、人間と犬の特徴を混ぜ合わせている。
出典 Bestiary 6 180ページ
経験点 9,600
混沌にして悪/中型サイズの異形(他次元界)
イニシアチブ +11; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、センス・フィアー; 〈知覚〉+21
アーマー・クラス 25、接触18、立ちすくみ17(+1回避、+7外皮、+7【敏】)
ヒット・ポイント 123(13d8+65); 高速治癒10
頑健 +9、反応 +11、意志 +13
防御的能力 負のエネルギーへの親和性; 完全耐性 [病気]、[氷雪]
移動速度 40フィート、飛行40フィート(良好)
近接 噛みつき=+18(2d6+9/19~20)、爪(×2)=+18(1d6+9)
特殊攻撃 付きまとう遠吠え、肉体損壊
擬似呪文能力 (術者レベル12; 精神集中+16)
常時―センス・フィアー
回数無制限―ロケート・オブジェクト、ロケート・クリーチャー
3回/日―呪文高速化サモン・スウォーム(バット・スウォームのみ)、ディメンジョン・ドア
1回/日―ワード・オヴ・リコール(墓へのリンク参照)
【筋】29、【敏】24、【耐】21、【知】14、【判】20、【魅】19
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +18; 戦技防御値 36
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《かすめ飛び攻撃》、《擬似呪文能力高速化:サモン・スウォーム》、《強行突破》、《クリティカル強化:噛みつき》、《渾身の一打》
技能 〈隠密〉+23、〈軽業〉+23、〈生存〉+21、〈知覚〉+21、〈飛行〉+27、〈変装〉+17(+27欺きの死相使用時); 種族修正 +10〈変装〉欺きの死相使用時
言語 アクロ語、共通語
その他の特殊能力 欺きの死相、活動停止(欺きの死相使用時、人間のスケルトンとして)、墓へのリンク、無呼吸
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、または小さな群れ(2~8)
宝物 標準
欺きの死相(変則)/Charnel Deception レン・ハウンドは全ラウンド・アクションとして、その獣のような特徴を体に収めることができる。毛皮と翼がなくなり、それを覆っていた皮膚が隠れた空洞に入り込み、顎が縮んで人間のような顔になる。これにより人間や人間と同じ大きさの人型生物の少し傷んだ死体に見えるようにするために行う〈変装〉判定に+10のボーナスを得る。
付きまとう遠吠え(超常)/Haunting Howl 1日3回、レン・ハウンドは深く響く無愛想な遠吠えを発することができる。レン・ハウンドが追跡しているか、占術擬似呪文能力で探そうとしているクリーチャーだけが、レン・ハウンドから300フィート以内にいるときに付きまとう遠吠えを聞くことができる。このようなクリーチャーは難易度20の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると【知力】、【判断力】、【魅力】のそれぞれに1d4ポイントのダメージを受け、1時間の間怯え状態となる。これは[恐怖、精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づく。
肉体損壊(変則)/Mutilate レン・ハウンドは犠牲者を荒々しく扱い、肉を引きちぎり、骨を砕く。レン・ハウンドが1ラウンドの間に3つ全ての肉体攻撃をクリーチャー1体に命中させたか、《渾身の一打》を命中させたかしたなら、目標は難易度21の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると2ポイントの【耐久力】吸収を受ける。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
墓へのリンク(超常)/Grave Link 全ラウンド・アクションとして、レン・ハウンドは生前に悪属性だったクリーチャーの死体が収められた墓を墓へのリンクの対象に指定することができる。レン・ハウンドがワード・オヴ・リコールを使用すると、この墓に戻ってくる(墓へのリンクを使用していないレン・ハウンドはワード・オヴ・リコールを使用できない)。クリーチャーが墓を乱したり盗掘したりすると、レン・ハウンドのロケート・オブジェクトおよびロケート・クリーチャー擬似呪文能力は、墓を乱したあるいは盗掘したクリーチャーを探す際に距離の制限がなくなる。
レン・ハウンドは悪夢のようなレン高原からやってきた。彼らはその永遠に古い遺跡を徘徊している。彼らは墓場の守護者として物質界に招かれることが多く、墓地の他の場所で死んだものを頂く機会と引き換えに、熱心に任務に取り組む。レン・ハウンドは、守護する棺の中に潜み、骨格の形に自分の姿を再構成することを好む。
レン・ハウンドはコンタクト・エンティティIII呪文でつながることができる。術者はレン・ハウンドが護衛する棺に、死体とともに少なくとも2,000GPの価値がある墓材を与えなければならない。