経験点12,800
真なる中立/超大型サイズの粘体
イニシアチブ -1; 感覚 擬似視覚60フィート; 〈知覚〉-5
アーマー・クラス 7、接触7、立ちすくみ7(-2サイズ、-1【敏】)
ヒット・ポイント 172(15d8+105)
頑健 +12、反応 +4、意志 +0
ダメージ減少 10/―; 完全耐性 粘体の種別特性; 抵抗 [雷撃]20、[火炎]20
移動速度 30フィート、登攀20フィート、水泳30フィート
近接 叩きつけ=+20(6d6+16、加えて2d6[強酸]および“つかみ”)
遠隔 飛び散り=+8(10d6[強酸])
接敵面 15フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 腐敗した酸、飛び散り、締めつけ(6d6+16加えて2d6[強酸])
【筋】32、【敏】9、【耐】24、【知】―、【判】1、【魅】1
基本攻撃 +11; 戦技ボーナス +24(+28組みつき); 戦技防御値 33(足払いされない)
技能 〈水泳〉+19、〈登攀〉+19
腐敗した酸(変則)/Putrid Acid ピュートリッド・ウーズは素早く有機物と金属を溶かす消化液を分泌するが、石には効果がない。クリーチャーがピュートリッド・ウーズの酸からダメージを受けたとき、酸から同じ量のダメージをその衣類や鎧は受ける(反応・難易度23・衣類や鎧へのダメージ無効)。ピュートリッド・ウーズを攻撃する金属あるいは木製の武器は、武器を振るう者が難易度23の反応セーヴに成功しない限り2d6ポイントの[強酸]ダメージを受ける。ピュートリッド・ウーズが1全ラウンドの間金属製あるいは木製の物体に接触したままでいると、その物体は30ポイントの[強酸]ダメージを受ける(セーヴなし)。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
飛び散り(変則)/Splatter 標準アクションとして、ピュートリッド・ウーズは30フィート以内のクリーチャーに酸の沈殿物の一部を投擲することができる。ピュートリッド・ウーズは目標を攻撃するために遠隔接触攻撃に成功しなければならない。打たれたクリーチャーは10d6ポイントの[強酸]ダメージを受ける。
ピュートリッド・ウーズ(腐敗粘体ほどの意)は主にアビスのエネルギーで自立行動をする有機物の泥から作られる。これらのクリーチャーはアビスにある裂け目や次元門の近くに存在する。彼らは悪質な無情な飢餓を追求する中で動植物を腐食する。ピュートリッド・ウーズは、死んだクリーチャーを自身のゼラチン質の体内に包み込むというその不穏な習慣から名づけられている。ピュートリッド・ウーズは一般的に攪拌物の組み合わせであり、灰色と黒の懸濁液や湿った砂利の混じった塊状のタールと似ているが、彼らの体は食べた未消化の物も保持している。いつでも、彼らは自分の体を構成する雑多な汚泥の中で、腐った四肢、切断された頭部、絡み合った内臓の混合物を見せる。
ピュートリッド・ウーズの食らった固い物体の大半は完全に腐ることはない。ピュートリッド・ウーズはゆっくりと食事を、彼らの体を構成するのと同じ灰黒色の塊のような泥へと分解する。ピュートリッド・ウーズが飢えることはまれであるが、飢えから弱体化した者は、待伏せすることができる溝や渓谷を探し、ぶらつく食料を望むために最後の枯渇しつつあるエネルギーを使う。これらの暗い場所では、ピュートリッド・ウーズは休眠状態となり、クリーチャーが近づくまで粘着性の酸の濁ったプールとして存在している。このクリーチャーは本質的に冬眠中と同じであるが、単純な接触は彼らを起こす。これとは対照的に、活動的なピュートリッド・ウーズとは見るものを威圧する光景であり、誰かを不意討ちすることはめったにない。
他の粘体とは異なり、ピュートリッド・ウーズは有糸分裂――2つの同じ小さな粘体に分かれる――を介して繁殖しない。その代わり彼らはアビスへの堕落した裂け目から自発的に形成する。粘体のモンスターのデーモン・ロードであるジュビレックスのカルティストの中には、内臓、汚物、酸の懸濁液を汚れたエネルギーに晒すことで腐敗した実験を行っている者もいる。彼らは、これらの粘体を「無貌の統治者」の顕現だとして自発的な創造を試みる。
ピュートリッド・ウーズは破壊されるのに十分なダメージを受けると、他のほとんどの粘体のように溶けて不活性化した水たまりになるが、ピュートリッド・ウーズがそのような残骸から最終的に再構築できるのかは議論の的である。一旦彼らが破壊されると、日光がピュートリッド・ウーズを滅ぼすと幾人かは言う。
ピュートリッド・ウーズは典型的に12フィート×12フィートの範囲を覆い、高さ8フィート以下までしか積みあがらない。ピュートリッド・ウーズは体重約20米トンである。