経験点400
混沌にして悪/小型サイズの異形
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 14、接触13、立ちすくみ12(+1外皮、+1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 13(2d8+4)
頑健 +2、反応 +2、意志 +4
移動速度 30フィート、穴掘り5フィート、水泳20フィート
近接 噛みつき=+4(1d4+3)
【筋】14、【敏】15、【耐】14、【知】9、【判】12、【魅】13
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +2; 戦技防御値 14(足払いされない)
特技 《技能熟練:はったり》、《踏み込み》 (B)
技能 〈威圧〉+5、〈隠密〉+10、〈知覚〉+5、〈知識:地域〉+3、〈はったり〉+6
言語 共通語、ゴブリン語
その他の特殊能力 スネークとの共感+7
出現環境 気候問わず/地下または沼地
編成 単体、2体、または巣(3~12、加えてヴェノマス・スネーク1~6)
宝物 標準
ゴブリンのブレス(変則)/Goblin Breath 1d4ラウンドに1回、ゴブリン・スネークは標準アクションとして胸のむかつくようなゲップを吐ける。ゴブリン・スネークの5フィート以内にいるクリーチャーは、難易度13の頑健セーヴに成功しない限り1d6ラウンドの間悪臭によって不調状態になる。セーヴに成功したクリーチャーたちはそのゴブリン・スネークによるブレスの影響を24時間受けない。ゴブリン・スネークとゴブリンはこの効果に対する完全耐性を持つ。これは[毒]効果である。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
スネークとの共感(変則)/Snake Empathy この能力はドルイドの野生動物との共感のように機能するが、この能力によってゴブリン・スネークはスネークや類似した蛇体の爬虫類と言語によって意思疎通でき、ゴブリン・スネークの言語は彼らに理解されるようになる。このボーナスはゴブリン・スネークの種族ヒット・ダイスに加えその【魅力】修正値と+4ボーナスに等しい。
執念深い捕食者であり暴漢であるゴブリン・スネークは甲高い音を立て、直情的であり、そして飢えが満たされることはない。しかしながら彼らの本能的な狡猾さが確たるものになる時、この狂気のクリーチャーはゴブリンの移ろ気さを伴った大蛇の隠密性と致命的な狡猾さを見せつけるようになる。
非情で自己中心的なゴブリン・スネークが次の食事と自身の根拠のない傲慢さ以上に何かに興味を持つことはほとんどない。ゴブリンと同様、彼らは日々の食事の最中でも容易く体重が減るが、ゴブリン・スネークは怠惰でもあり、肉を見つけるために動くよりも手近にある食べられそうなものを食べることの方が多い。結果として、腐肉喰らいからゴミくず(その恐ろしく吐き気を催す吐息の発生源である)まで、鎌首が届き食べられるものをなんでも食べる。ゴブリン・スネークは新鮮な肉を喜ぶが、自力で狩って殺すよりも誰かに持ってきてもらうものの方をずっと好む。
スネークの仲間であるゴブリン・スネークは時に数匹の自身より小さい有毒の蛇と同行することがあり、ゴブリン・スネークはそれらを住処と食料の護衛のために使う。ゴブリン・スネークは熱狂的なまでにナーガに嫉妬しているが、その妬心は蛇の威厳と魔法の熟練に対してである。積極的で狡猾なゴブリン・スネークがナーガの物真似をすることは知られており、「ナーガの」魔法能力を崇めている騙されやすいクリーチャーに貢物と食べ物を要求する。一部の学者はゴブリン・スネークとナーガの表層的な類似性を気にかけ、ゴブリン・スネークは劣ったナーガ族の1種であるかもしれないという理論を立てている――この理論は大抵のナーガ族は歯牙にもかけていない。
ゴブリン・スネークはゴブリンほど賢くはないが、その恐ろしい姿によってゴブリン社会において大袈裟な地位を得ている。怖がりなゴブリンたちは概してこの獣を尊重し、ゴブリン・スネークの生来の傲岸さと優越感を満たす。ゴブリンの部族にいるゴブリン・スネークは通常そのゴブリンの仲間たちを最高で従者、最低なら奴隷として扱う。
ゴブリン・スネークはゴブリンのホース(不注意なゴブリン・スネークを容易に踏み潰せる)に対する恐怖と火(腕がないため放火して遊ぶ機会は皆無だが)への愛を共有するが、ゴブリンほどには迷信深くない。ゴブリン・スネークは機会があれば熱心に魔法を受け入れ、ゴブリン・スネークがアデプト、クレリック、オラクル、あるいはソーサラーのクラス・レベルを持ちゴブリンの部族の巫女あるいは高僧となることは珍しくない。