経験点1,600
混沌にして悪/大型サイズの魔獣
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+2
アーマー・クラス 18、接触10、立ちすくみ17(+8外皮、-1サイズ、+1【敏】)
ヒット・ポイント 57(6d10+24)
頑健 +9、反応 +6、意志 +4
完全耐性 毒、病気
移動速度 60フィート、登攀30フィート
近接 噛みつき=+10(2d6+7/19~20)、蹄(×2)=+5(1d6+2)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 強大なる噛みつき、誘引
【筋】21、【敏】12、【耐】18、【知】11、【判】14、【魅】17
基本攻撃 +6; 戦技ボーナス +12; 戦技防御値 23(対足払い27)
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:隠密》、《技能熟練:はったり》
技能 〈隠密〉+9、〈登攀〉+13、〈はったり〉+12
言語 共通語
その他の特殊能力 音真似(声)
出現環境 温暖または熱帯/森林または丘陵
編成 単体、2体、または小さな群れ(3~12)
宝物 標準
ハイエナとデーモンの王の末裔と言われているこのクリーチャーは、高い知能と冷酷さを持ち、驚異的な音声模倣を用いて愚かで不用心なクリーチャーを群れのいる場所までおびき寄せ、食料として食いつく前に、時間をかけて苦痛を与えて弄ぶ。
レウクロッタは、乾いてこびりついた汚物に覆われていることが多い黄褐色の体毛が生えており、肩までの高さが5フィート、800ポンドを超える体重を持つ力強い獣である。歯の代わりに特大の顎に並でいる鋭くとがった骨は驚異的な耐久度を持ち、がっしりとした顎の筋肉と組み合わされることにより、骨を(そして鋼鉄でさえ)噛み切ることができる。レウクロッタは獲物の装備などを丸ごと食いつくす。その後、消化できないものを吐き出し、獲物をおびき寄せるのに有用なアイテムがないか吐き出した残骸を丹念に調べる。
ときおり、レウクロッタはノールの群れ、あるいは野蛮な近縁種であるクロコッタの群れを率いる(下記参照)。彼らは運搬用の動物として使われることを拒むが、戦闘において好意的なノールの連れが乗騎となりレウクロッタを騎乗させることもある。ノールの群にいるレウクロッタは通常グループのリーダーであり、既にいるノールの頭目を蔑み、扇動してこのノールを攻撃させることを試みる。ノールの頭目を始末することに成功したレウクロッタは、概してより簡単に集団のリーダーの役割を果たすことになる。
この堕落したレウクロッタの派生種は動物並みの知性を持っているが、レウクロッタとの類縁関係をかぎ分けて本能的にレウクロッタに従う。クロコッタはボーナス特技として《クリティカル強化:噛みつき》を持つアドヴァンスト・ダイア・ハイエナとして扱う。
クロコッタは短い後ろ足を除けば体をかがめたレウクロッタと良く似ており、よりハイエナらしい外見をしている。レウクロッタはクロコッタを見下しており、恥だと思っているが、この大きなハイエナ風の獣をレウクロッタの群の近辺で見かけることは珍しくない。旅回りの遊園地ではクロコッタは人気の見世物で、そこでは恥知らずのペテン師がクロコッタを呪われた人型生物や動物であると謳っている。