この蹲る人型生物はほとんど頭だけでできているように見える。その太った青い顔が如何に醜いかということを考えに入れれば、不幸な境遇だ。
経験点100
秩序にして悪/小型サイズのフェイ
イニシアチブ +1; 感覚 暗視120フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 12、接触12、立ちすくみ11(+1サイズ、+1【敏】)
ヒット・ポイント 3(1d6)
頑健 +0、反応 +3、意志 +3
ダメージ減少 2/冷たい鉄
弱点 光に過敏
移動速度 20フィート、登攀20フィート
近接 ダガー=+0(1d3-1/19~20)
遠隔 ダーツ=+2(1d3-1)
特殊攻撃 嫌悪
擬似呪文能力 (術者レベル1)
回数無制限:プレスティディジテイション
1回/日:ドゥーム(難易度10)
【筋】8、【敏】13、【耐】11、【知】8、【判】13、【魅】8
基本攻撃 +0; 戦技ボーナス -2; 戦技防御値 9
特技 《近距離射撃》
技能 〈隠密〉+13、〈騎乗〉+2、〈知覚〉+5、〈手先の早業〉+9、〈登攀〉+7、〈動物使い〉+0; 種族修正 +4〈隠密〉、+4〈手先の早業〉
言語 地下共通語
その他の特殊能力 蟲との共感 +4
出現環境 気候問わず/地下
編成 単体、一団(2~8)、部族(9~20、加えて2~4レベルの族長1およびジャイアント・ヴァーミン2~6)
宝物 標準(ダガー、ダーツ6本、その他の宝物)
嫌悪(変則)/Hatred:マイトは嫌う敵に対して特別な訓練を積んでいるため、ドワーフまたはノームの副種別を持つ人型生物クリーチャーに対する攻撃ロールに+1のボーナスを得る。
蟲との共感(変則)/Vermin Empathy:この能力は、使用できる対象が蟲であるということを除いて、ドルイドの野生動物との共感と同じように機能する。マイトは、この判定に+4の種族ボーナスを得る。蟲は通常精神を持たないが、この共感の対話はそれらに少量の知性を注入するため、マイトは中型サイズの蟲を訓練し、それらを乗騎として使用できる。蟲との共感は、あたかもスウォームが、1つだけの心を持っている1体のクリーチャーであるかのように扱う――それ故、マイトはこの能力を使用して比較的容易にスウォームに影響を及ぼしアクションを指示できる。
より一層小さなフェイの系統を引くマイトは、闇の住人の中でも最も哀れで臆病なものである。ぞっとするほど醜く、ゴブリンですらマイトの不器量な容貌を嘲る。ほとんどのマイトはその嘲りを心に留め、彼らの小さな家で何週間も何ヶ月もさらには何年も育む。最後には苦悩と怒りが生来の臆病さを圧倒し、短い間の血生臭い復讐の激発をもって、間違いなく安全な蜘蛛の後ろから出ていくまで。
マイトは、かつてはフェイの奇妙な領域に近い存在だったが、物質界で数え切れないほどの世代を過ごし、大きくずんぐりむっくりになった。しかし未だに彼らの立場は、その住まう危険な洞窟の最下層である。その伝統的な敵はドワーフとノーム、特に地下深い洞窟のスヴァーフネブリンである。戦いにおいて敵と渡り合うための重要な武器として彼らに与えられた1つのものは、通常は精神のない蟲との共感である。マイトは特にスパイダー、センチピード、ケイヴ・フィッシャーを好み、マイトの居住地にはこれらのはるかに危険な怪物が普通は数体いて守っている。
より邪悪で危険な親類のグレムリンが持っている魔法のアイテム、幸運、機械仕掛けをいじり回す超常的な能力は失ってしまったものの、マイトはプレスティディジテイションでささやかな魔法の技を使う能力は残しており、しばしばそれで敵を悩ます。危険な敵と直面した場合は、マイトはドゥームの特殊能力で敵を呪う。この擬似呪文能力を使う際、マイトの目はぞっとするほど飛び出て見開かれる。
マイトは、体長3フィート、体重40ポンドである。