このクリーチャーの背丈はかろうじて3フィートに届くかといったところで、そのやせっぽちな人型生物の身体は、幅広で見苦しい頭部のせいで小さく見える。
経験点135
ゴブリン、1レベル・ウォリアー
中立にして悪/小型サイズの人型生物(ゴブリン類)
イニシアチブ +6; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉-1
アーマー・クラス 16、接触13、立ちすくみ14(+1サイズ、+1盾、+2【敏】、+2鎧)
ヒット・ポイント 6(1d10+1)
頑健 +3、反応 +2、意志 -1
移動速度 30フィート
近接 ショート・ソード=+2(1d4/19~20)
遠隔 ショートボウ=+4(1d4/×3)
【筋】11、【敏】15、【耐】12、【知】10、【判】9、【魅】6
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +0; 戦技防御値 12
特技 《イニシアチブ強化》
技能 〈隠密〉+10、〈騎乗〉+10、〈水泳〉+4; 種族修正 +4〈隠密〉、+4〈騎乗〉
言語 ゴブリン語
出現環境 温暖/森林および平地(通常は沿岸地方)
編成 徒党(4~9)、戦闘集団(10~16、いずれもゴブリン・ドッグに騎乗)、部族(17+、加えてその100%の人数の非戦闘員; 成人20名につき3レベルの下士官1; 4~5レベルの副官1~2; 6~8レベルのリーダー1; およびゴブリン・ドッグ10~40、ウルフ、またはウォーグ)
宝物 NPCの装備品(レザー・アーマー、木製ライト・シールド、ショート・ソード、ショートボウとアロー20本、その他の宝物)
ゴブリンは洞窟、アザミやイバラの大きく深い藪の中、他者が建ててしかる後に廃棄した建造物に住むのを好んでいる。独自の建物を建てるほどの意欲を持ち合わせているゴブリンは極めて少ない。ゴブリンはより文明化された種族が捨てたものの中から宝物を探し出す終わりなき探索の中でごみと漂流物を吟味するのをとても好んでいるため、沿岸部を気に入っている。
ゴブリンの憎しみは根深いもので、ノーム(長きに渡ってゴブリンと戦い続けている)、ホース(馬、はなはだしくゴブリンを恐れている)、普通のドッグ(犬、ゴブリンは犬のことをゴブリン・ドッグの劣悪なまがい物と見なしている)以上にゴブリンの怒りをかき立てるものなどまれだ。
ゴブリンは実に迷信深くもあり、畏敬と恐怖が入り交じるへつらいの気持ちを抱いて魔法を扱う。ゴブリンは魔法の力を持たぬものより魔法が生じているのだと見なす習慣もあり、火と文書はどちらもゴブリンの社会においては神秘的な力を持つとされている。火は甚大なる破壊をもたらしうるその力ゆえに、そして用いるのに大きな体も力も必要としないがために、ゴブリンにとても愛されている。一方、文書は嫌われている。文書は頭の中から言葉を盗んでゆくとゴブリンは信じ込んでおり、そしてこの思い込みの結果として、ゴブリンは全般的に読み書きができない。
ゴブリンは食欲旺盛で、肥満の心配なしに1日に自分の体重と同じだけの食料を食べることができる。ゴブリンのねぐらは常におびただしい数の貯蔵庫と食糧貯蔵室を備えている。ゴブリンは人間とノームの肉を好むが、どんな食料だろうと嫌気をおぼえることはない――おそらく、野菜は例外だが。
ゴブリンは種族ヒット・ダイスを有していないため、クラス・レベルによって定義される。 すべてのゴブリンは以下の種族特性を有する。
-2【筋力】、+4【敏捷力】、-2【魅力】:ゴブリンは素早いが、脆弱で、周囲にいると不快だ。
小型:ゴブリンは、小型のクリーチャーであり、アーマー・クラスと攻撃ロールに+1のサイズ・ボーナス、戦技ボーナスと戦技防御値に-1のペナルティ、〈隠密〉判定に+4のサイズ・ボーナスを得る。
速い:ゴブリンはサイズのわりに素早く、30フィートの基本移動速度を持つ。
暗視:ゴブリンは、暗闇の中を60フィート先まで見通すことができる。
得意技能:〈騎乗〉と〈隠密〉判定に+4の種族ボーナスを得る。
言語:ゴブリンはプレイ開始時にゴブリン語を修得している。高い【知力】を持つゴブリンは、以下に挙げるボーナス言語のいずれかを選択できる:オーク語、共通語、ドワーフ語、ノーム語、ノール語、ハーフリング語、竜語。