経験点400
混沌にして悪/超小型サイズの魔獣(他次元界)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 15、接触15、立ちすくみ12(+2サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 11(2d10)
頑健 +3、反応 +6、意志 +0
完全耐性 [氷雪]
移動速度 30フィート
近接 噛みつき=+7(1d2、加えて1d6[強酸])
接敵面 2・1/2フィート; 間合い 0フィート
特殊攻撃 骨製チャリオット
【筋】4、【敏】16、【耐】10、【知】3、【判】11、【魅】9
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +3; 戦技防御値 10
特技 《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+15、〈知覚〉+4
言語 奈落語(話せない)
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、2体、または巣(3~6)
宝物 標準
骨製チャリオット(超常)/Bone Chariot 生前に2ヒット・ダイス以下(クラス・レベルによるヒット・ダイスは数えない)であり骨格の構造を含む死体と共にいるオストヴァイトは、1時間を費やして元のクリーチャーの歪んだ骨格のバージョンを作成するために骨を引き抜き、柔らかくし、再編集できる。この「骨製チャリオット」は、蘇生しスケルトン・テンプレートを得ているがアンデッドの種別の代わりに人造の種別を得、自身の意志を持たない死体として機能する――移動し、中心に乗るオストヴァイトの指示で攻撃をする。骨製チャリオットに安座している間、オストヴァイトは自身の攻撃を使うことはできず、骨製チャリオットのヒット・ポイントが0になるまで骨製チャリオットに与えられるダメージはオストヴァイトを害さないが、そうなった時点で骨は崩れオストヴァイトは通常通り攻撃し攻撃されることができる。複数のオストヴァイトは全員が同じ骨製チャリオットに乗る限り、より大きなクリーチャーの骨格を自立行動させる彼らの能力を組み合わせることができる――各々の追加のオストヴァイトはこの能力で自立行動することができる死体の最大ヒット・ダイスを2増加させる。
超小型のアビスのゴミあさりであるオストヴァイトはデーモンの戦場中や納骨堂の穴の中を跳ね回り、その次元界の荒廃した下水道を通って餌となる死体を探す。これらの一片を見つけると、彼らは肉を消化するための酸性の唾液を使い、自己保存に必要なものを摂取する。しかしオストヴァイトが本当に望んでいるものは、食料ではなく自己改善である。
かろうじて知的でしかないオストヴァイトにはより巨大な種族への根深い嫉妬心があり、同様に細い圧縮した骨でできた銀色の魚に似た自分自身の形状に関する本能的な恥もある。オストヴァイトが大きなクリーチャーの死体を――特に人型生物や他の知的な生物の死体を――見つけたとき食事は止まらなくなる。その代わり、飢えを満足させるや否や、オストヴァイトは自身の酸を用いてそのクリーチャーの骨を柔らかくし、それらを元の構成の捻じれた模倣品へと描き再構築し始め、オストヴァイトはその彫刻の中心にある巣のような建造物に鎮座する。ひとたび終わると、オストヴァイトはその創造物を魔法的に自立行動させ、操り人形のように制御し、最終的により大きく――オストヴァイトの精神にとっては――より重要な存在になるというスリルを経験する。これらの身の毛もよだつ創造物は、オストヴァイトの生体構造の理解がしばしば粗雑であるがために概して通常のアンデッドより不穏であり、潜在的に四つ足全てで動き回るか地上を這うオクトパスのように全身を引き摺る人型生物のスケルトンとなる。甲羅を変えるヤドカリのように、オストヴァイトは定期的にチャリオットを交換し、社会的な地位を高め、潜在的な仲間に印象付ける。彼らはしばしば小さなスケルトンで小競り合いをするが、特に価値のある死体があるとオストヴァイトの巣全体が伝説的な規模の一つの骨製チャリオットを作るために団結するかもしれない。
成体のオストヴァイトは体長2フィート(約60cm)、体重3ポンド(約1.4kg)。自分のチャリオットの中に鎮座している時――その時は多くが自分は無敵であると信じる――を除いて元来臆病者であるオストヴァイトは、しばしば良質な死体の為に争うより強力なvermlekデーモン(訳注:Pathfinder Campaign Setting:Lords of Chaos:Book of the Damned, Vol. 2掲載)への憎悪を種の規模で持っている。