この巨大なオーガとクラブが混ざった混交物には、威嚇するために音を鳴らす巨大な1本の鋏があり、もう片方の腕には捻じれ曲がった人間のような手がある。
経験点2,400
混沌にして悪/大型サイズの人型怪物(水棲)
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+11
アーマー・クラス 19、接触9、立ちすくみ19(+10外皮、-1サイズ)
ヒット・ポイント 76(8d10+32)
頑健 +6、反応 +6、意志 +6
移動速度 30フィート、水泳40フィート; 間隙縫い
近接 爪=+13(1d10+9/19~20、加えて“つかみ”)、叩きつけ=+13(1d6+6)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 締めつけ(1d10+6)
【筋】22、【敏】10、【耐】16、【知】6、【判】10、【魅】7
基本攻撃 +8; 戦技ボーナス +15(+19組みつき); 戦技防御値 25
特技 《強打》、《クリティカル強化:爪》、《渾身の一打》、《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+9、〈水泳〉+21、〈知覚〉+11
言語 水界語
その他の特殊能力 水への依存
出現環境 気候問わず/水
編成 単体、徒党(2~6)、または部族(3~18)
宝物 標準
間隙縫い(変則)/Sideways Scuttle カルキノイが5フィート・ステップを行う時、直線である限り5フィートの代わりに最大10フィートまで移動できる。これは歩いているときか水泳中に限る。
水への依存(変則)/Water Dependency カルキノイは【耐久力】1ポイントにつき1時間水の外で生存できる。この制限を超えると溺れているかのように窒息の危険がある。
怪物的な狩人であり深海の暴漢であるカルキノイは、敢えて自分の視界に入って来る者を破壊し、その後その敗北者の死体を食らう為だけに生きている。精神を持たないわけではないが、彼らは文明や居住地を構築する傾向がなく、移動する一団や遊牧する部族として生きる。彼らがより人型に近い付属肢で使う道具は通常犠牲者からであるが間違いなく漁ったものであり、壊れたかもうすぐには使わなくなった時に捨てる。作成、学習、交渉などの追求は彼らにとって無駄なことである; 彼らはこれらを、世界をありのまま――支配、摂食、産卵の舞台――に見える程の強さを持たない食料となるクリーチャーの活動だと見做している。これらの暴漢が団結する時でさえ、それは通常産卵か、1体か2体のカルキノイのみでは敵わないほど強い食料源と立ち向かう為にである。
カルキノイの大群は沿岸の居住地の住民を探すためにやってくる。夜になると、食事を海に引きずり込む前に可能な限り多くのダメージを与える。居住地が破壊される、または抵抗があまりに激しくなるまで、彼らは毎晩攻撃を行い、どちらかになった時点で大群は解散し、各々のカルキノイは海で独自の行動を始める。カルキノイは地上を歩くことができるが、乾燥し、ひびが入り、最終的には窒息するため、長時間海から遠く離れては楽しめない。
沿岸の襲撃はカルキノイの繁殖サイクルの一部である。彼らが海に引きずり込む死体は、大量の卵に縛られ、カルキノイの産卵のための食料として用いられる。スポーンは地上の肉の味を覚えそれを渇望するようになり、次世代の空腹の襲撃を確実なものにする。
カルキノイは他のクリーチャーと滅多に同盟関係とならないが、彼らは破壊と未加工の力を約束するアボレスに容易に心動かされる。見返りに、アボレスは消耗可能な急速に増殖する突撃部隊かつ護り手を得る。一部の学者はこの種族は実際にアボレスが古代に作ったが、スカムがカルキノイの暴漢より信頼できる奴隷を作ったため、後に海で解放されたのだと信じている。