このクリーチャーの太い蛇のような体は分厚い角質の甲板で守られている。熱によって目視できる薄霧が赤熱した鱗から立ち上っている。
経験点600
真なる中立/中型サイズの来訪者(エレメンタル、他次元界、地、火)
イニシアチブ +1; 感覚 暗視60フィート、振動感知60フィート; 〈知覚〉+10
オーラ 熔融体
アーマー・クラス 15、接触11、立ちすくみ14(+4外皮、+1【敏】)
ヒット・ポイント 22(3d10+6)
頑健 +5、反応 +4、意志 +2
完全耐性 [火炎]、エレメンタル
弱点 [氷雪]への脆弱性
移動速度 30フィート、穴掘り20フィート
近接 叩きつけ=+4(1d6+1、加えて“着火”)
特殊攻撃 着火(1d6、難易度13)
【筋】13、【敏】13、【耐】15、【知】6、【判】12、【魅】10
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 15(足払いされない)
特技 《技能熟練:知覚》、《素早い移動》
技能 〈隠密〉+7、〈軽業〉+7、〈生存〉+7、〈知覚〉+10
言語 火界語(話せない)
出現環境 気候問わず/地上(火の元素界)
編成 単体または2体
宝物 なし
熔融体(超常)/Molten Body ソックアの体は石を溶解させるほど熱い。ソックアに肉体武器または素手攻撃で攻撃を命中させた者は1d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける。ソックアに組みついた、あるいは組みつかれたクリーチャーは組みつき状態が続いている毎ラウンドに3d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける。人工的な武器でソックアに攻撃を命中させたクリーチャーは、クリーチャーの熔融体から素早く武器を引き抜くために難易度13の反応セーヴを行わなければならず、失敗した場合はその武器は1d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける。この場合に武器が受けたダメージはアイテムに生じる通常のダメージのように半減はされず、そのアイテムが有する硬度は最初の5ポイントまで無視される。その結果、ほとんどの金属製の武器は大きなダメージを受けずに概して安全にソックアを攻撃できるが、木製の武器はこのクリーチャーの1体に使用された場合は燃えてなくなる可能性が大きい。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
ソックアは火と燃え殻でできた扱いがたいクリーチャーである。その体はほとんどの地表や硬い岩でさえも掘り溶かすことができる信じられないほどの熱を発する。ソックアは地の次元界に隣接した火の次元界にある広大な灰の砂漠と溶岩の平原の原産である。そこでそれらは鉱石と鉱物を貪り、そのクリーチャーに外皮を与える装甲板をその溶鉱炉のような体のまわりに精錬する。来訪者であるこのクリーチャーは生きるために食事をする必要はないが、飢えているソックアは概して健康な者よりも低い外皮ボーナスを持つ。
ソックアの体の先端の節は焼け付くような熱を出して輝くまっすぐな角のような嘴になっている。蒸気の煙が絶えず継ぎ目から噴出し、遠目からはソックアは奇妙な金属でできた人造と間違われることがある。成体のソックアは体長5フィート、体重200ポンド。
ソックアに近づくことはその火のような気性のため危険だ。驚かされたり苛ついた場合、考えることなく攻撃してくる。ソックアが縄張りの中にいる人型生物をすぐに追い払わない場合、その居住地を徐々に所有物であるとみなすようになり、それを守りさえする。
メフィットはソックアの思考過程を理解しているらしく、時としてこの単純な精神の蟲と取引をすることがある。メフィットによれば現代のソックアの山のような大きさの祖先はエレメンタル・ロードのしもべであり、物質界の生まれたばかりの世界に最初の火山を掘ったのだという。この始祖蟲は世界の核に引きこもり、今日でもそこで彼らの熱で星を暖めているのだと言う。物質界のソックアは火山の周りに集まっているが、そこではこれは金属分の豊富な食物のある場所や聖なる地が知られないように守っている。