このしゃがみこんだ獣は幅と背の高さが同じくらいである。奇妙な対称形をしており、3本の腕、3本の足、3つの目、大きな口が1つある。
経験点2,400
真なる中立/中型サイズの来訪者(他次元界、地)
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート、振動感知60フィート、全周囲視覚; 〈知覚〉+14
アーマー・クラス 21、接触10、立ちすくみ21(+11外皮)
ヒット・ポイント 66(7d10+28)
頑健 +8、反応 +2、意志 +5
ダメージ減少 5/殴打; 完全耐性 [火炎]、[氷雪]、挟撃; 抵抗 [雷撃]10
移動速度 20フィート、穴掘り20フィート; 地潜り
近接 噛みつき=+10(4d6+3)、爪(×3)=+10(1d4+3)
【筋】17、【敏】10、【耐】17、【知】10、【判】11、【魅】10
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +10; 戦技防御値 20(対足払い22)
特技 《強打》、《追加HP》、《突き飛ばし強化》、《薙ぎ払い》
技能 〈威圧〉+10、〈隠密〉+10、〈鑑定〉+10、〈生存〉+10、〈知覚〉+14、〈知識:ダンジョン探検〉+10; 種族修正 +4〈知覚〉
言語 共通語、地界語
出現環境 気候問わず/地形問わず(地の元素界)
編成 単体、2体、小集団(3~6)
宝物 標準(高価な金属、宝石、魔法の宝石または装身具のみ)
全周囲視覚(変則)/All-Around Vision ゾーンは一度に全ての方向を見ることができ、〈知覚〉判定に+4の種族ボーナスを得る。ゾーンは挟撃されることがない。
地潜り(変則)/Earth Glide ゾーンはあらゆる種類の自然の土と石の中を、魚が水中を泳ぐのと同じくらい自在に進むことができる。こうして進んだ後には通過の徴を残さず、振動感知を持たないクリーチャーにその存在を教えることもない。移動中のゾーンがいる範囲にムーヴ・アースの呪文を発動した場合、ゾーンは30フィート押し戻され、難易度15の頑健セーヴに成功しない限り1ラウンドの間朦朧状態になる。
ゾーンは背丈と幅が同じくらいの奇妙なクリーチャーであり、物質界の住人にはほとんど興味を持たない。宝石や高価な金属を身につけていない限りは。人間には長く思われる時間、地表の下に潜み、彼らの大好きな食べ物である宝石や銀を身につけたものに襲い掛かるというめったにない楽しみが訪れるのを、ゾーンは何ヶ月も何年も待ち続ける。ゾーンが住む地域によく訪れる冒険者は、しばしば賄賂として希少な鉱石の小さなかけらや比較的高価でない宝石や水晶を持ち歩く。宝石や金属の価格はしばしば食物としての味わいや望ましさに比例するが、ほとんどのゾーンは大食らいであり、食事の場合、質よりも量を好む。
ゾーンが持ち運んでいたりねぐらに隠している宝物は、次の日のために取っておいたおやつ以上のものではない。特に美味しい(高価な)宝石や金属片を差し出せば、速やかにゾーンと一時的な同盟関係を築くことができる。ゾーンは固い岩の中を易々と泳ぎ進むことができるため、地下ではすばらしい案内人となる。
ゾーンは年齢に比例して成長する。最も若いゾーンは大きさおよそ3フィートであり、ここに示されたデータにヤング・テンプレートを適用して作ることができる。最も普通に遭遇するゾーンは縦横5フィートで、最も大きなゾーンは8フィート以上、体重およそ9,000ポンド。このエルダー・ゾーンはジャイアント・テンプレートとアドヴァンスト・テンプレートを適用したゾーンである。15ヒット・ダイスを超えるより巨大なゾーンも存在する。
しばしばエルダー・ゾーンはクラス・レベルを持つ。これらは一般的に指導者、英雄、あるいはゾーン社会の追放者または犯罪者である。クラスを持つエルダー・ゾーンは典型的にはバーバリアンかローグである。ゾーンは特に宗教的ではないが、深い信仰心を持つものは大体ドルイドになる(そのようなゾーンがいても、岩の中についてこれない動物の相棒を持つことはめったにない。かわりに地の領域を選ぶ)。ゾーンのバードやソーサラーも聞かれないわけではない。バードは呪芸(歌)に専心することを好み、ソーサラーは常に元素(地)の血脈を持つ。