経験点600
真なる中立/小型サイズの植物
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+4
アーマー・クラス 14、接触13、立ちすくみ12(+1外皮、+1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 19(3d8+6)
頑健 +5、反応 +3、意志 +1
完全耐性 植物の種別特性; 抵抗 [強酸]5、[雷撃]5
弱点 光による盲目化、[火炎]に対する脆弱性
移動速度 10フィート、登攀10フィート、飛行40フィート(貧弱)
近接 噛みつき=+5(1d4+2、加えて“つかみ”)、巻きひげ(×2)=+3(1d4+1、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 つかみ(中型)、胞子
【筋】15、【敏】15、【耐】15、【知】3、【判】10、【魅】8
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +3; 戦技防御値 15(対足払い17)
特技 《かすめ飛び攻撃》、《複数回攻撃》
技能 〈知覚〉+4、〈登攀〉+10、〈飛行〉+5
言語 胞子との会話
出現環境 気候問わず/地下
編成 単体、2体、小集団(3~6)、または小群(7~20)
宝物 なし
胞子(変則)/Spores 標準アクションとして、ツアールグレンドは半径10フィートの拡散内に毒の胞子の雲を放出することができる。この範囲内の生きているクリーチャーは難易度13の頑健セーヴに成功するか、鮮烈な幻覚のため1d4ラウンドの間恐怖を伴う麻痺状態とならなければならない。この効果に対するセーヴに成功したクリーチャーは同じツアールグレンドの胞子に対して24時間完全耐性を持つ。これは[精神作用、恐怖]、麻痺効果である。セーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
ツアールグレンドはギザギザの紫色の棘を持つ丈夫な蔓の縺れに似ている捕食性のクリーチャーである。その色彩は茶色、緑色、黄色の黴の群生によって斑であり、このクリーチャーが空気中で身を捩ると剥げ落ちる。ツアールグレンドの蔓は、地面から浮遊していることを可能にする風船の働きをしている2つの半透明のガスで満たされた袋をかろうじて隠している。2本のより長い蔓がこのクリーチャーの中心から伸びているため、ツアールグレンドは獲物を捕らえることができる。クリーチャーの下部に位置するスパイク状の茨の列で満たされている開口部はこのクリーチャーの口として機能する。この穴は絶えず湿った腐ったような悪臭と喘鳴を発しており、それにより暖かいガスがこれの浮遊部から漏れている。
ツアールグレンドは複雑で歩行することのできる真菌であるが、他の黴、真菌、苔、着生植物を共生的に支えている。ツアールグレンドの中で成長するもっとも強力な黴は強力な幻覚性のある黒い胞子を作り出す。ツアールグレンドは主に狩りのためにこれらの微細な胞子を使用し、獲物を気絶させるために広範囲に胞子を放出することができる。胞子内で呼吸をするクリーチャーは原始の動物的な恐怖でその精神を溢れかえらせてしまい、即座に恐怖の反応に圧倒されてしまう。犠牲者の呼吸は速く浅くなり、心拍数は劇的に上昇し、近くの音が耳の中の血の流れで鈍いものとなる。クリーチャーの精神は逃避を乞うが、その筋肉はただきつく硬直する。ほとんどの犠牲者は、失望と恐慌がツアールグレンドの胞子の実際の化学的な効果を高めるのに十分なほどにこの経験は狂わせてしまうと分かる。
大胆なアルケミストは時折、生きている標本から黒い胞子を採取し、それを用いて新しい強力な吸入毒を作るという意図の下ツアールグレンドを狩り捕える。この胞子は放出された直後に効果を失い後の使用のための保管が実用的でないために、この工程において生きているツアールグレンドの確保は重要である。そのようなアルケミストは、これらの植物と交流して保護するような真菌に焦点を当てたドルイドとしばしば衝突する。
ツアールグレンドは、限られた知性を示し――類人猿と同じように簡単な――単純なパズルや挑戦を克服することができる。彼らは胞子の慎重な転送を通じてお互いと基本的な概念をコミュニケーションする。これらのコミュニケーションの間は様々な色や香りの爆発を伴い、大きくより多様な共生的群生を持つツアールグレンドたちにどこか統率者の役割に似たものを与える。ほとんどの場合、ツアールグレンドは狩りの取り組みを調整するためにお互い「話す」。この植物はいくらかの話し言葉にも反応するが、発達した聴覚がなく、ごく単純な語句以外を区別することが難しい。短く太い1~2インチの成長したいくつかの異なる部分は光と動きを追跡し、本質的には目として機能する。