イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、呪文視界、ディテクト・マジック、夜目; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 14、接触14、立ちすくみ12(+2サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 11(2d10)
頑健 +3、反応 +5、意志 +1
移動速度 30フィート、登攀30フィート
近接 噛みつき=+6(1d3-2、加えて1“出血”)、爪(×2)=+6(1d2-2)
特殊攻撃 出血(1)
擬似呪文能力 (術者レベル1; 精神集中-2)
【筋】6、【敏】15、【耐】10、【知】5、【判】12、【魅】5
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +2; 戦技防御値 10(対足払い14)
特技 《武器の妙技》
技能 〈軽業〉+12、〈知覚〉+5、〈登攀〉+16; 種族修正 +6〈軽業〉、+6〈登攀〉
言語 アクロ語; スピーク・ウィズ・アニマルズ
その他の特殊能力 この世ならぬ接触
出現環境 気候問わず/森林
編成 単体、2体、徒党(3~14)、部族(15+、加えて非戦闘員50%)
宝物 乏しい
この世ならぬ接触(変則)/Otherworldly Touch ズーグの肉体攻撃はゴースト・タッチ武器であるかのように非実体クリーチャーにも当てられる。
呪文視界(超常)/Spell Sight ズーグの視界は15フィートの円錐形に通常の光を放ち、その範囲を超える追加の15フィートの光量を1段階上昇させる。こうした範囲内での魔法効果は微弱な灯りを放つ。この灯りはその魔法効果の系統や強度を明らかにはしない。ズーグは即行アクションとしてこの光を止め、あるいは再度放てる。
感情を持つ生き物の肉を好む、憎悪に満ちた不快なクリーチャーであるズーグは、この世界の薄暗い、黴の生えた場所に潜む。時に単なるこの世ならぬ動物と間違えられるズーグは下級の獣とはかけ離れた性根と物騒な態度を持つ。洗練されていない部族社会を形成するこうした邪悪なクリーチャーは暗い森林の奥地や、ジメジメした森を自らの領地として主張し、世界や次元界の境界線が薄い、奇妙なクリーチャー――ズーグ自身のような――が世界の罅に滑り込んでいるような土地を好む。
ズーグ1匹では自身より大きなクリーチャーに攻撃することは恐れるが、ズーグが数で侵略者に勝る時、彼らは殺意を秘めた待ち伏せをし、撓んだ大枝や隠された巣から跳びかかり敵に群がる。ズーグの魔法への好奇心に訴えられるようなアイテムを持った早口な異邦人だけが、ズーグの縄張りを安全に通過できる取引を持ちかけられる。ズーグの攻撃の犠牲者の多くはその場で胃に収まるが、より運のない者はズーグの共同体の中央の目印である、神秘的で奇妙な彫刻のされた石へと引き摺られる。そこで、そうした虜囚は奇妙な儀式の破滅する焦点具となってからズーグの堕落した神格たちの生贄となる。
大抵ズーグは茸や植物を食べるが、感情を持つクリーチャーの肉を好んでもおり、そうした生き物の屠殺と消化を滅多にない栄誉として扱う。ズーグはキャットを酷く憎み、あらゆる猫科を殺そうと長距離を移動し、そして貪る。
時にズーグは極めて道徳観念がないか、定命の世界を超えた領土やクリーチャーの神秘に興味を持つ術者に使い魔として仕える。術者がズーグの使い魔を得るには《上級使い魔》特技を持ち、混沌にして悪であり、そして5以上の秘術術者レベルを持っていなければならない。