経験点800
混沌にして悪/大型サイズの人型生物(巨人、変身生物)
イニシアチブ +4(木に登っている場合は+8); 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 15、接触13、立ちすくみ11(+2外皮、-1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 30(4d8+12); 再生5([火炎])
頑健 +7、反応 +5、意志 +4
弱点 火に対する恐怖心、[火炎]に対する脆弱性
移動速度 30フィート、登攀10フィート
近接 噛みつき=+5(1d4+3)、爪(×2)=+5(1d4+3)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート(爪は15フィート)
【筋】16、【敏】19、【耐】16、【知】9、【判】12、【魅】7
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +7; 戦技防御値 21
特技 《鋼の意志》、《腕力による威圧》
技能 〈威圧〉+5、〈隠密〉+5(植物の中では+9)、〈軽業〉+7、〈知覚〉+5、〈登攀〉+11; 種族修正 +4〈隠密〉(植物の中では+8)、+2〈軽業〉
言語 巨人語
その他の特殊能力 木への登攀者、変身(苔に覆われた木; ツリー・シェイプ)
出現環境 寒冷または温暖/森林
編成 単体、徒党(2~3)、または部隊(4~8)
宝物 標準
火に対する恐怖心(変則)/Fear of Fire モス・トロルは30フィート以内に目に見える炎があるか、少なくとも松明の大きさの裸の火がある限り怯え状態になる。
木への登攀者(変則)/Tree Climber 木や他の植物に登攀する際、モス・トロルの移動速度は30フィートに増加する。木に登っているときにモス・トロルが落下する場合、落下による合計ダメージを算出する際、最初の30フィートを無視する。木に登攀している限り、モス・トロルはイニシアチブ判定に+4の種族ボーナスを得る。
モス・トロルは背中の曲がったひょろ長いクリーチャーだ。彼らは通常のトロルに比べて小さく痩せているが、その腕はこのクリーチャーの大きさからすると異常なほどに長く細い。その肉体は樹皮のように苔やかびの成長に適している。
その食欲が旺盛なことで知られるが、モス・トロルは単なる荒くれ者と言うよりは内気な殺し屋である。彼らは木々の上を歌い、登り、飛び跳ねながら不安を掻き立てないように簡単に移動する。モス・トロルが獲物を見つけると、とどまらぬ食欲を満たすために落下する距離がどれだけ長くなるかを着にすることもなく、正面から接近したり飛び降りたりする。
モス・トロルは火を目の前にしない限り恐れることがなく、火でも飢えたモス・トロルの攻撃を止められないが、時に火によって傷ついたモス・トロルは逃走することがある。飢えたモス・トロルの攻撃を止めるものはないが、逃げる際に傷を負っている場合がある。しかし、モス・トロルと戦うものは、モス・トロルの再生能力に酸が何の効果も及ぼさないことを知るとぎょっとするかもしれない。
モス・トロルは木の上で狩りを行うだけではないが、彼らは木々の間で生活し、繁殖し、その財宝を隠す。彼らの持つ長い腕は、彼らが地上に降り立つことなく地上の敵を攻撃することを可能にしている。若いモス・トロルは喰らい殺すことと同じように登攀と軽業に長けている。他のトロルのように、成体のモス・トロルは若者を狩りや戦闘に備えて訓練した後、しばしば放り出す。モス・トロルの徒党や部隊は食料が豊富にあるところにだけ存在する。モス・トロルは有機物であればなんであれ消化することができるが、彼らは新鮮な肉を好む――特にしつこくつけ回し拷問をかけるような爽快な作戦の後に、まだ生きていて身悶えするものから取り出した肉がお好みなのだ。
モス・トロルは全長9フィート(約2.7m)で、重量は550ポンド(約249kg)。
経験点51,200
混沌にして悪/超大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +3; 感覚 鋭敏嗅覚、全周囲視覚、夜目; 〈知覚〉+26
アーマー・クラス 30、接触7、立ちすくみ30(+23外皮、-2サイズ、-1【敏】)
ヒット・ポイント 216(16d8+144); 再生10([強酸]または[火炎])
頑健 +16、反応 +6、意志 +13([精神作用]効果に対して+17)
防御能力 複数の精神; 完全耐性 コンフュージョンおよびインサニティの効果
移動速度 30フィート
近接 クラブ=+20/+15/+10(2d6+10/19~20)、噛みつき=+15(2d6+5、加えて“つかみ”)、爪=+15(1d8+5、加えて“つかみ”)
遠隔 岩=+10(2d8+15)
接敵面 15フィート; 間合い 15フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)、高速飲み込み、全てを見通す攻撃、飲み込み(4d6+15殴打、アーマー・クラス21、ヒット・ポイント21)、耳障りな怒声
【筋】31、【敏】8、【耐】29、【知】10、【判】17、【魅】6
基本攻撃 +12; 戦技ボーナス +24(組みつき+28); 戦技防御値 33
特技 《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《強打》、《クリティカル強化:クラブ》、《渾身の一打》、《神速の反応》、《突き飛ばし強化》、《ふっとばし攻撃》
技能 〈知覚〉+26、〈登攀〉+29; 種族修正 +4〈知覚〉
言語 巨人語
出現環境 寒冷/丘陵または山岳
編成 単体または戦闘部隊(ヨツン・トロル1、加えてヒル・ジャイアント2~5またはオーガ3~12)
宝物 標準(クラブ、その他の宝物)
全てを見通す攻撃(変則)/All-Seeing Attacks ヨツン・トロルは1ラウンドに1つの頭ごとに1回、追加で9回の機会攻撃を行うことができる。ただし1つの機会につき1回より多く攻撃を行うことはない。
耳障りな怒声(超常)/Cacophonous Roar 1d4ラウンドごとに1回、1回の標準アクションとして、ヨツン・トロルは9つの頭から耳障りな怒号を発することができる。このトロルから半径60フィート拡散の範囲内にいる全てのクリーチャーは難易度20の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1d4ラウンドの間混乱状態となる。これは[精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。この難易度には、+4の種族ボーナスが含まれている。
複数の精神(変則)/Multiple Minds ヨツン・トロルはいつも互いにやり取りができる9つの異なる精神を持つ。入り組んだ思考の寄せ集めの結果として、このトロルは[精神作用]効果に対するあらゆる意志セーヴィング・スローに+4の種族ボーナスを得る。加えて、ヨツン・トロルが意志セーヴを行わねばならないときはいつでも、セーヴィング・スローを2回ロールし、そのうち良い方を実際のセーヴィング・スローの結果として用いることができる。
ヨツン・トロルは巨大な、九頭の恐怖そのものだ。極寒の荒野や湿地を徘徊するこの肉食クリーチャーは一般的なトロル同様に凄まじい食欲を有するが、そのいき過ぎた大きさのためにずっと多くの滋養が必要となる。ヨツン・トロルは全長30フィート(約9.1m)で、重量は25,000ポンド(約11.3t)。彼らは100年程度まで生きることができる。
ヨツン・トロルの9つの頭はそれぞれ脳と感覚を持つが、一応は同じ精神を共有している。にもかかわらず、ヨツン・トロルはしばしば文句をいい口喧嘩をする。どの頭が食事にありつけるかという時にはなおさらだ。9つの口全てが同じ共通の胃を持つという事実は、このような食事の論争には少しの意味も持たない。
ヨツン・トロルは同種のものとも他のトロルとの間でも子をなす。後者の場合、子供がヨツン・トロルである確率は5%しかない。短い交配期間を除くと、ヨツン・トロルは一体で行動する。しかし地域全体を荒廃させる破壊的な戦闘部隊に、他の巨人の集団とともに行くことを選ぶものもいる。