この片目で狼の頭をしたクリーチャーは、2本の有蹄の脚で直立して歩く。金属の牙をむき出しにして、細い鼠のような尾がその後ろでピクピクと動く。
出典 Bestiary 6 215ページ
経験点 25,600
混沌にして悪/中型サイズの人型怪物
イニシアチブ +8; 感覚 鋭敏嗅覚、暗闇を見通す; 〈知覚〉+20
アーマー・クラス 28、接触19、立ちすくみ19(+1回避、+9外皮、+8【敏】)
ヒット・ポイント 187(15d10+105)
頑健 +12、反応 +17、意志 +11
ダメージ減少 10/冷たい鉄および刺突
移動速度 40フィート
近接 噛みつき=+24(1d8+13/17~20、加えて“呪い”)、爪(×2)=+24(1d6+9)
特殊攻撃 獲物消化、呪いの噛みつき、かきむしり(爪×2、1d6+13)
擬似呪文能力 (術者レベル12; 精神集中+11)
3回/日―スロー(難易度13)、ダークネス、呪文高速化ブラー
1回/日―エア・ウォーク、フィアー(難易度14)、ヘイスト
【筋】29、【敏】26、【耐】25、【知】10、【判】15、【魅】10
基本攻撃 +15; 戦技ボーナス +24(武器破壊+28); 戦技防御値 43(対武器破壊45)
特技 《回避》、《擬似呪文能力高速化:ブラー》、《強行突破》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《上級武器破壊》、《武器破壊強化》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+26、〈軽業〉+23、〈生存〉+20、〈知覚〉+20
言語 共通語、地下共通語
出現環境 気候問わず/地下
編成 単体、2体、または小さな群れ(3~6)
宝物 ×2(大抵は宝石)
獲物消化(超常)/Consume Prey ソグラヴは人間の肉を食べることで力を得る。ソグラヴが人間(またはハーフエルフやハーフオークなどのハーフ・ヒューマンのクリーチャー)に噛みつくと、噛みつきで与えたダメージの半分に等しい数のヒット・ポイントを回復し、次の1ラウンドの間、アーマー・クラス、攻撃ロール、ダメージ・ロールに+4の不浄ボーナスを得る。
呪いの噛みつき(変則)/Cursed Bite ソグラヴの噛みつき攻撃は、常にダメージ・ロールに【筋力】修正値の1.5倍を加え、19~20のクリティカル可能域を持ち、ダメージ減少を克服する目的において魔法かつ冷たい鉄とみなされる。ソグラヴの噛みつきによるダメージは自然に治癒せず、魔法の治癒に抵抗する。ソグラヴに噛まれたクリーチャーに魔法の治癒を使用しようとするキャラクターは、難易度 24の術者レベル判定を行わねばならない。失敗すると、治癒は致傷したクリーチャーに影響を与えない。ソグラヴが物体に噛みつくと、噛みつきは物体の実際の硬度よりも5低いものとして扱われる。
地下に住む恐ろしく貪欲なクリーチャーは地上の世界に出ていくのにあまりに熱心であり、ソグラヴは生ける者を恐怖に陥れ死者を冒涜し、全ての肉のために飢えを満たさせる。クリーチャーは様々な動物と人型生物の一部の恐ろしいアマルガムである――一つ目の狼の頭には鉄の歯があり、人間の胴体には凶暴な爪のある手があり、細長い馬のような脚で直立歩行する。
この不浄なモンスターは、食料を探すように小さな村を全滅させ、墓地を一掃するという恐ろしい評判がある。どのような人型生物であっても食べることはできるが、人間を狩ることを好み。その肉を食べると暗黒の恩恵を得られる。ソグラヴの攻撃の犠牲者は厳しい経験から生存することはできるが、クリーチャーの呪われた噛みつきによって何ヶ月も、何年も苦しむこととなる。
ソグラヴは犠牲者の安定した供給を確保するために、貿易路や村の近くの深い洞窟の上流に隠れ家を作ることを好む。彼らは宝石を大量に保持している洞窟での隠れ家を好む。実際に宝石に惹かれているのか、単に餌としてこのような宝物を使っているのかは不明であるが、ソグラヴは掘り起こした死体から宝石などを収集することが多いため、彼らの隠れ家は膨大な量の富が眠っている。一部のソグラヴは、貴重な装身具を持つものもいる。魔法の指輪や宝石はモンスターが該当のアイテムの使用方法を完全に理解していない場合でも、このクリーチャーにおける一般的な戦利品である。
典型的なソグラヴは直立すると身長6フィート、体重200ポンドである。