出典 Paths of Prestige 14ページ
秘密都市として知られるケール・マーガで、最大の謎の1つはOriatの地下に隠された巨大な妖術の封印である。何世紀もの間、この扉はブラザー・オヴ・ザ・シールと呼ばれる修道士たちによって守られ、誰もこの強力な宝物庫を邪魔することなく、その中に閉じ込められている力を解き放つことができないように守られてきた。しかし、時の流れとともに、封印の真相はその守護者たちによってさえも失われてしまった。守護者たちが消え、記録が失われる中、ブラザー・オヴ・ザ・シールたちは、自分たちが何を、誰のために守っているのか疑問に思うようになり、誰も答えを本当に知らない事に気がついた。
このことに気づき、その後2つの派閥に分かれた。忠実派は、誰が決めたかにかかわらず、守護の神聖な信頼を守らなければならないと信じている。一方、分派は、過去のマスターとの約束は守る必要がないと主張する。一方、兄弟派の第3の派閥が形成され、同胞を再び団結させようとする者たちによって構成されている。
ブラザー・オヴ・ザ・シールになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
ブラザー・オヴ・ザ・シールのクラス技能は、以下の通り:〈装置無力化〉【敏】、〈知識:工学〉【知】、〈知識:歴史〉【知】、〈知覚〉【判】、〈真意看破〉【判】、〈呪文学〉【知】、〈隠密〉【敏】。
ヒットダイスの種類:d8。
1 |
+0 |
+1 |
+1 |
+1 |
|
2 |
+1 |
+1 |
+1 |
+1 |
|
3 |
+2 |
+2 |
+2 |
+2 |
ルーン探し |
4 |
+3 |
+2 |
+2 |
+2 |
|
5 |
+3 |
+3 |
+3 |
+3 |
開封 |
6 |
+4 |
+3 |
+3 |
+3 |
ドミノ倒し |
7 |
+5 |
+4 |
+4 |
+4 |
|
8 |
+6 |
+4 |
+4 |
+4 |
ぶっとばし叩きつけ |
9 |
+6 |
+5 |
+5 |
+5 |
雪崩式打撃 |
10 |
+7 |
+5 |
+5 |
+5 |
以下のすべてがブラザー・オヴ・ザ・シールのクラス上級クラスの特徴である。
武器と防具の習熟:ブラザー・オヴ・ザ・シールは追加の武器や鎧の習熟を得ない。
素手戦闘(変則)/Unarmed Combat:ブラザー・オヴ・ザ・シールのクラスレベルは、連打、朦朧化打撃、素手打撃のクラス特徴を決定する目的でモンク・レベルと累積する(素手打撃攻撃によって与えるダメージを決定するものも含む)。
水破石(変則)/Water Splitting Stone:物体を攻撃するとき、ブラザー・オヴ・ザ・シールはクラス・レベル毎に1ポイントの硬度を無視する。
門番(擬呪)/Gatekeeper:2レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールはホールド・ポータルまたはアーケイン・ロックのいずれかを選択でき、選択した呪文を1日1回発動する能力を得る。一度選択を行うと、変更することはできない。6レベルおよび10レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは選択した呪文の1日毎の追加の使用回数を得る。
罠探し(変則)/Trapfinding:2レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは、罠探しや罠解除のために行う〈知覚〉判定と〈装置無力化〉判定にクラス・レベルの半分を加え、魔法の罠を解除するために〈装置無力化〉を使用できる。
ルーン探し(変則)/Runefinding:3レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールの罠探しのボーナスは、魔法のグリフ、シンボル、ルーン、および書き込みを処理している間クラス・レベルに等しくなる。加えて、罠見抜きのローグの技を得るが、魔法の文書の罠にのみ適用される。
ふっとばし攻撃(変則)/Awesome Blow:4レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは前提条件を満たしていなくとも、ボーナス特技としてでは、アザラシの兄弟は、前提条件を満たしていない場合でも、ボーナス特技として《ふっとばし攻撃》(Bestiary 314ページ)を得、《ふっとばし攻撃》の戦技判定に【判断力】修正値を加え、目標に素手打撃によって与えるダメージに等しいダメージを与える。ブラザー・オヴ・ザ・シールにの水破石によって無視する硬度は、ふっとばし攻撃の戦技を使用しているに障害物に与えるダメージを決定するときにも適用される。
ブラザー・オヴ・ザ・シールはぶっとばし攻撃を与えるこの能力と組み合わせて、自分のサイズのクリーチャーに1気ポイントまたは朦朧化打撃の1回分の使用回数を費やすか、自分より1段階サイズが大きいクリーチャーに2気ポイントまたは朦朧化打撃の2回分の使用回数を費やすことができる。この方法で朦朧化打撃または気ポイントを使用しても、ぶっとばし攻撃で影響を与える事ができるクリーチャーのサイズを大きくする以外の効果はない。
8レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは、朦朧化打撃の使用回数または気ポイントを費やすことなく《ふっとばし攻撃》特技で自身のサイズまでのクリーチャーに影響を与えることができる。加えて、サイズ段階の違い毎に1気ポイントまたは朦朧化打撃の1回の使用回数を費やすことで、自分よりも大きいサイズのクリーチャーに影響を与えることができる。
開封(超常)/Unsealing:5レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは魔法の守りや保護を破ろうとすること試みることができる。これには防御術、グリフ、ルーン、シンボル、その他魔法の文書が含まれる。ブラザー・オヴ・ザ・シールは保護されている物体、クリーチャーまたは範囲に接触しなければならず――通常のダメージのための素手打撃の一部としてこれを行うか、ダメージを与えない近接攻撃として行う――効果を解除するために朦朧化打撃の1回分の使用回数を費やすことができる(キャラクター・レベルに等しい術者レベルを持つディスペル・マジックとして)。開封が成功した場合、効果は破壊され、ブラザー・オヴ・ザ・シールは、通常それに接触する者に害を及ぼすとしても、害を被ることはない。開封に失敗した場合、ブラザー・オヴ・ザ・シールは、保護の範囲、物体、またはクリーチャーに接触することで通常の効果を受け、通常の操作で破壊しない限りそのまま残る。
ドミノ倒し(変則)/Domino Strike:6レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールのぶっとばし攻撃の戦技が成功し、目標を障害物(別のクリーチャーを含む)に突き飛ばすと、目標と障害物が受ける通常の1d6ポイントのダメージにクラス・レベルを加える。
石手(超常)/Hands of Stone:7レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは素手打撃のダメージをサイズが1段階大きいクリーチャーであるかのように増加させる。
ぶっとばし叩きつけ(変則)/Rapid Slam:8レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールは連打の一部として1ラウンドに1回《ふっとばし攻撃》特技を使用することができる。または、突撃の一部としてあるいは攻撃と伴う別の戦闘特技(《薙ぎ払い》や《渾身の一打》など)を行うために使用するのと同じ標準アクションの一部として、《ふっとばし攻撃》の戦技を行うことができる。攻撃の回数の関係なくラウンド毎に1回のみぶっとばし攻撃を行うことができる。
雪崩式打撃(変則)/Cascading Strike:9レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールのぶっとばし攻撃の戦技が成功し、目標をそのサイズ以下のクリーチャーにぶつけると、ブラザー・オヴ・ザ・シールはこの2番目のクリーチャーに対して-2のペナルティを受けぶっとばし攻撃の戦技をこころみることができる。成功した場合、ブラザー・オヴ・ザ・シールはこの2番目の目標に(障害物を攻撃するための通常のダメージではなく)素手打撃の攻撃ダメージを与え、その目標を10フィート突き飛ばす。ブラザー・オヴ・ザ・シールは、目標が後ろにいるクリーチャーを攻撃するたびに、追加のぶっとばし攻撃の戦技を行うことができ、追加の目標ごとに累積する-2のペナルティを受ける。すべての目標は直線上にいなければならない。目標が同時にいくつかの小さなクリーチャーを突き飛ばした場合、ブラザー・オヴ・ザ・シールは雪崩式打撃で影響を与える1対だけを選択できる。
白紙(超常)/Unraveling:10レベルの時点で、ブラザー・オヴ・ザ・シールの開封能力は、通常はディスペル・マジックの対象として効果を発揮できない場合でも、静止した障壁を作成する防御術、召喚術、力術効果(プリズマティック・スフィアー、タイニイ・ハット、ウォール・オヴ・アイスなど)を破壊できる。