この鷹ほどの大きさの鳥型は6脚のコウノトリによく似ている。その羽毛は乱雑で脂ぎっており、嘴は剃刀のように鋭い。
経験点400
中立にして悪/小型サイズの魔獣
イニシアチブ +2; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 13、接触13、立ちすくみ11(+1サイズ、+2【敏】)
ヒット・ポイント 15(2d10+4)
頑健 +5、反応 +5、意志 +1
移動速度 30フィート、飛行50フィート(良好)
近接 噛みつきき=+5(1d6/×3)、爪=+5(“つかみ”)
特殊攻撃 卵の産みつけ
【筋】11、【敏】15、【耐】14、【知】2、【判】12、【魅】7
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +1(組みつきの開始、+9組みつきの維持+5); 戦技防御値 13(対足払い21)
特技 《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+10、〈知覚〉+5、〈飛行〉+8
出現環境 温暖/森林または地下
編成 単体、編隊(2~8)、または大編隊(9~20)
宝物 乏しい
つかみ(変則)/Grab グリフは中型サイズまでのクリーチャーに対してつかみ攻撃を行うことができる。組みつき状態を維持するための組みつき判定に+4の種族ボーナスを持つ(つかみ能力から得る+4ボーナスに加えて)。
卵の産みつけ(変則)/Implant Eggs 1日1回、グリフは無防備状態の目標またはそれが組みついている目標に対して卵を産みつけることができる。全ラウンド・アクションとして、グリフは突き刺し攻撃(近接+5)を成功させれば、腹部から産卵管をのばし犠牲者の肉を突き破ることができる。命中するごとに、産卵管は犠牲者に1ポイントのダメージを与え1d4個の卵を産みつける。卵は目標の肉体から栄養を吸収し、目標は不調状態になる。卵は急速に成長し、たった1d4分後には飢えたグリフの雛が孵化し、即座に犠牲者の肉体を掘り抜いてくる。これによってグリフの雛1羽ごとに2ポイントの【耐久力】ダメージを与え、その後雛は即座に翼を広げ飛び去る(必要ならば、雛を表すためには使い魔のバットのデータを使用すること)。産み付けられた卵を除去するためには難易度20の〈治療〉判定を要する(全ラウンド・アクション)。1回試みるごとに1ポイントのヒット・ポイント・ダメージを受ける。病気への完全耐性はグリフの卵の産み付けに対しては何の防護も与えないが、リムーヴ・ディジーズ、ヒールまたは類似の効果は自動的に産みつけられた全てのグリフの卵を破壊する。
グリフは通常は地下で見られる鳥に似たクリーチャーだが、暗く絡まりあった森林も好む。グリフは普通は死肉と小動物を食べて生きのびているが、飢えに駆られた場合や脅かされたと感じた場合はより大きな獲物にも襲い掛かる。もっとも心がかき乱されるのはその繁殖の手段である。グリフは雌雄同体で頻繁に交尾し、そのためその卵のうが空であることはほとんどない。小型サイズ以上の温血クリーチャー、できれば単独の、適当な宿主と出会った場合、グリフは急襲し、目標にしがみつき、その肉体に直接卵を産みつける。目標が意識がある限り、群れは攻撃を続けるが、目標がその地域から逃げた場合はグリフは巣に戻る。ひとたび産みつけられた卵は速やかに孵り、グリフの雛はわずか数分後にしばしば宿主にとって致命的となる血塗れの誕生を迎える。
グリフは蟲と奇妙な親和性を持ち、しばしば1つ以上の昆虫のスウォームや中型サイズ以下の蟲と密接な関係を持つ。昆虫はグリフを本能的に避け、群れの食物の残りやグリフがわずらわせるには小さすぎるクリーチャーを食らう。
ほとんどのグリフは6脚だが、一部は4または8脚である。個々の群れは常に脚数が同じグリフによって構成される。グリフは身の丈3フィート、体重45ポンド。