この青い毛を生やしたクリーチャーは、短い鼻とらくだのような身体を誇らしげに見せている。その周りの空気は魔法のエネルギーで揺らめいている。
経験点800
真なる中立/大型サイズの魔獣
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・マジック、夜目; 〈知覚〉+9
アーマー・クラス 15、接触12、立ちすくみ12(+3外皮、-1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 30(4d10+8)
頑健 +6、反応 +7、意志 +4
ダメージ減少 5/魔法
弱点 ディスペル・マジックに対する脆弱性
移動速度 50フィート
近接 鼻=+7接触(呪文除去)、蹄(×2)=+2(1d6+2)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート(鼻は10フィート)
特殊攻撃 魔力の噴出
擬似呪文能力 (術者レベル4; 精神集中+3)
常時:ディテクト・マジック
3回/日:マジック・ウェポン
1回/日:ディメンジョン・ドア
【筋】19、【敏】17、【耐】14、【知】5、【判】12、【魅】8
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +9; 戦技防御値 22(対足払い26)
特技 《技能熟練:知覚》、《鋼の意志》
技能 〈脱出術〉+5、〈知覚〉+9
言語 なし
出現環境 暑熱/地上
編成 単体、2体、または一家(成体2およびヤング・クリーチャー・テンプレートを適用した子供1~2)
宝物 なし
呪文除去(変則)/Disenchant ディセンチャンターは近接接触攻撃としてその鼻を使用し、対象が着ているか手に持っているか運んでいる魔法のアイテムから魔力を吸い込むことができる。ディセンチャンターは目標の頑健セーヴと術者レベル判定(+4)で対決を行う。もしこの判定に成功したなら、ディセンチャンターはそのアイテムの魔力を吸い取り、非魔法のものに変えてしまう。目標の魔法のアイテムが効果を受けたかどうかを識別するためには、Core Rulebookの216ページにある表9-2を使用すること(ヘッドバンドや同種の頭スロットを占めるアイテムの場合はまず自分で身につけようとするので、ディセンチャンターはこの能力をそのようなアイテムに使用することはない)。ディセンチャンターは代わりに、特定の目に見えるアイテムを目標にすることもできる。このような場合、普通彼らはもっとも目に付くアイテムを目標とする。アーティファクトはこの能力に完全耐性を持つ。ディセンチャンターはこの能力を、直接触れたものに対してしか使用することはできない。布のような薄い膜であっても、この能力からアイテムを守る方法として有効に働く。
魔力の噴出(超常)/Power Spray 1日に1回、ディセンチャンターはその鼻を通して、20フィート円錐形の爆発に広がる生の魔法エネルギーを放つことができる。この円錐の範囲にいるクリーチャーは4d6ポイントのダメージを受ける(難易度14の反応セーヴに成功すれば半減)。呪文抵抗を行える魔法の効果に耐性を持つクリーチャー(ゴーレムなど)はこの能力に完全耐性を持つ。このセーヴ難易度は【耐久力】を基準に算出されている。
ディスペル・マジックに対する脆弱性(変則)/Vulnerable to Dispel Magic ディスペル・マジックの目標となったディセンチャンターは、術者レベルごとに1d6ポイントのダメージを受ける(最大10d6、頑健セーヴに成功すれば半減)。グレーター・ディスペル・マジックも同様に機能する(最大20d6、頑健セーヴにより半減)。
ディセンチャンター(呪文を取り除くもの)は青い毛を生やしたクリーチャーである。その姿は物をつかむのに適した鼻を持った、ヒトコブラクダに似ている。このクリーチャーは魔法を感知することができる。彼らは食料として魔法を取り込む。魔法のアイテムの力を吸収し、それをそのコブの中に魔法エネルギーとして貯めておく。ディセンチャンターは社会生活を営むクリーチャーであり、しばしば他の知的存在との交わりを求める。彼らはトレジャー・ハンターにとって素晴らしい乗騎や追跡獣となる。
一般的なディセンチャンターは全長8フィート(約2.4m)、重量1,600ポンド(約726kg)。