経験点600
中立にして善/中型サイズの来訪者(原住、水)
イニシアチブ +0; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+7
アーマー・クラス 14、接触10、立ちすくみ14(+4外皮)
ヒット・ポイント 19(3d10+3)
頑健 +4、反応 +1、意志 +4
移動速度 5フィート、水泳40フィート
近接 高品質のトライデント=+5(1d8+1)
遠隔 ヘヴィ・クロスボウ=+3(1d10/19~20)
擬似呪文能力 (術者レベル7; 精神集中+7)
1回/日:サモン・ネイチャーズ・アライII(小型ウォーター・エレメンタルまたは1d3体のドルフィンのみ)
【筋】12、【敏】10、【耐】12、【知】13、【判】13、【魅】11
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 14
特技 《駆け抜け攻撃》、《騎乗戦闘》
技能 〈隠密〉+6、〈騎乗〉+6、〈交渉〉+6、〈真意看破〉+7、〈水泳〉+9、〈製作:いずれか1つ〉+7、〈生存〉+7、〈知覚〉+7
言語 共通語、水界語
出現環境 気候問わず/海洋
編成 単体、小集団(2~5)、戦隊(6~11)、または一団(12~21、加えてドルフィン2~16)
宝物 標準(高品質のトライデント、ヘヴィ・クロスボウとボルト10本、その他の宝物)
この水棲の来訪者は、マーマンが魚の尾を1つ持っているところにトリトンは鱗の生えた鰭のある2本の脚がある以外は、マーフォークに似ている。彼らは海の番人であり、しばしばドルフィンやそのほかの水棲クリーチャーを乗騎として使用し、波の下の邪悪な種族に対する見張りを行っている。もともと水の次元界の出身だが、トリトンははるか昔物質界の海洋に移民し、今やそこでの生活に完全に適応している。その2本の足は地上でもゆっくりとよろめき歩くことを可能とするが、滅多にそうすることはなく、本来の環境と彼らの形態がそこで可能とする偉大なる機動性を好む。
トリトンは彼らが自然で美しいと感じるような生息場所を作り出す、サンゴ礁が生育し岩が突き出してやさしい弧を描いているような海底を故郷とする。これらの場所の多くは大きな温泉の湧出地の近くにあり、熱だけではなくトリトンの食事となる魚やそのほかのクリーチャーのための豊富なミネラルや栄養分を供給する。トリトンは空気も水も呼吸できるが、水のほうを好む。彼らの都市は水中呼吸者のために設計されているが、通常は地上を歩く客人のために1つか2つの空気をためることができる気密性の建物を建てる。トリトンの居住地は極地から熱帯の水域までいかなる場所にも見られるが、ほとんどは温暖な場所にある。一般に、アボレスやクラーケンのような、トリトンが長い間戦争を行っているクリーチャーが支配している海洋の最も深い所は避ける。
トリトンは他の善の水中クリーチャーとの関係を維持しているが、ほとんどは彼ら自身だけでいる。彼らはその敵(主にクラーケンとアボレス、そしてサフアグンやスカムのようなより小さな邪悪)に対する戦いでは協力しあう。彼らは戦争に赴く場合は通常協調して戦う訓練を積んだ強力な水中騎兵大隊を組む。トリトンはよそ者を信用しない傾向があり、通常は地上に住む者を避ける。時として空気を呼吸する者に助力を与えることがあるが、しばしば彼らのことを海中への侵入者と見なしている。彼らが陸者を助ける場合、その代価は高い。言うまでもなく、陸者がアボレスのような大いなる邪悪と戦って打ち負かすのを目撃したような場合は、彼らは素早く偏見を捨てて大英雄たちを彼らの社会に手を開いて大歓迎で招き入れる。
トリトンは水の青から水草の緑の色合いをした銀色がかった皮膚を持つ。年長のトリトンはしばしばフジツボ、サンゴ、貝殻で背中、胸、肩を覆い、彼らの中での地位を示すための装飾品のように身にまとう。彼らは白、青、または緑の髪をしている。トリトンの目は透明な海での日の光のように輝いている。典型的なトリトンは身の丈6フィート、体重180ポンド。最も例外的なトリトンのみがクラス・レベル(通常はドルイド、オラクル、レンジャー)によって強大化するが、稀にわずかなトリトンがサイズを大きくすることによって強大化する。これらの大型サイズのトリトンは8以上の種族ヒット・ダイスを持つ、彼らの種の中での偉大な英雄である。