象牙色の牙、昆虫のキチン甲、モジャモジャの毛皮、鱗のある肉体、それ以外にもさまざまなものが組み合わさってぞっとするような人型の姿を取っている。
経験点400
秩序にして中立/中型サイズの人型怪物
イニシアチブ +1; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+6
アーマー・クラス 13、接触11、立ちすくみ12(+2外皮、+1【敏】)
ヒット・ポイント 15(2d10+4)
頑健 +2、反応 +4、意志 +4
移動速度 30フィート
近接 クラブ=+4(1d6+3)または叩きつけ=+4(1d4+3)
【筋】14、【敏】13、【耐】15、【知】10、【判】12、【魅】7
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +4; 戦技防御値 15
特技 《技能熟練:隠密》
技能 〈隠密〉+13、〈生存〉+5、〈知覚〉+6、〈手先の早業〉+7、〈登攀〉+6; 種族修正 +4〈隠密〉、+4〈手先の早業〉
言語 共通語、地下共通語
その他の特殊能力 音真似(声)
出現環境 気候問わず/廃墟または地下
編成 単体、2体、徒党(3~6)、一団(7~12)、または部族(21~30、加えて30%の非戦闘員、1~3レベルのローグ2~4、2~4レベルのオラクルまたはウィッチ1~2、3~6レベルのファイターまたはレンジャーの族長1、ダイア・バット4~6、およびダイア・ラット3~20)
宝物 標準(クラブ、その他の宝物)
その怪物のような外見にもかかわらず、マングラルマンは一般によく働く平和的なクリーチャーである。マングラルマンはいかなる人型生物とでも子を為し、より頑健な雑種を作り出すような奇妙なやり方で血統を混じり合わせる。どのマングラルマンも全く同じ外見をしているものはいない。ある者は半分ホブゴブリン、半分リザードフォークのような顔をして、1本は人間のような足、1本は割れた蹄になっているかもしれないし、その姉妹はエルフの耳とドワーフの髭、オークの牙、そして爪の生えた手を持っているかもしれない。それぞれのマングラルマンは通常は少なくとも半ダースの異なった種族に由来する特徴を有する。この奇妙な混ざり具合によって、彼らの捻じ曲がった外見を怖れる者たちを避け、マングラルマンは世界の辺境に身の置き所を持つことを強いられる。全ての者に敵と誤解されるため、マングラルマンは1人でいることを好む。
ほとんどのマングラルマンは文明から遠く離れた世界の地下の隠された洞窟に住む。このクリーチャーはその生存技能を誇りとする。大地の奥深くに弱者の居場所はないからである。地下の支配権を主張する他の邪悪な知的種族(特にモーロック)は、この醜い種族は従順な性格とよく働く態度によって労働の道具として非常に有用であることを知り、マングラルマンを奴隷として扱う。この立場でも、マングラルマンはその生存能力への誇りを拠り所とし、ゆっくりと反乱にむかい、主たちを放逐する機会を忍耐強く待つ。
地表に住むマングラルマンは時として都市の喧騒の只中に住み、気付かれるのを避けるためにその居住区と下水道の中に引き篭もる。都市のマングラルマンは物乞いとスリに生計を依拠するかもしれないが、ほとんどの者は交易路の近くに田舎の共同体をつくりだす。
そのさまざまな肉体的な形態にもかかわらず、ほとんどのマングラルマンは身の丈5~6フィート、体重は平均150~250ポンド。悲劇的なまでに短い人生によってこのクリーチャーの人口増加は抑えられている。マングラルマンは35歳を越えて生きることはめったにない。