このロブスターに似たクリーチャーは厚い鎧のような甲殻をしている。1対の小さな目が、蠢く触手でいっぱいの口の上でぎらついている。
経験点3,200
混沌にして悪/大型サイズの異形(水棲)
イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+19
アーマー・クラス 22、接触12、立ちすくみ19(+10外皮、-1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 85(10d8+40)
頑健 +7、反応 +6、意志 +9
完全耐性 毒
移動速度 30フィート、水泳20フィート
近接 爪(×2)=+14(2d6+7、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 締めつけ(2d6+7)、麻痺させる触手
【筋】25、【敏】16、【耐】18、【知】10、【判】14、【魅】5
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +15(組みつき+19); 戦技防御値 28(対足払い32)
特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《武器熟練:爪》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+9、〈真意看破〉+9、〈水泳〉+28、〈知覚〉+19、〈知識:自然〉+8
言語 共通語(地下に住む変種は時々地下共通語)
その他の特殊能力 水陸両生
出現環境 温暖/沼地
編成 単体、2体、小さな群れ(3~6)
宝物 標準
麻痺させる触手(変則)/Paralytic Tentacles チュールは1回の移動アクションで、つかんだ犠牲者を爪から触手に移すことができる。触手は爪と同じだけの筋力で相手に組みつくが、ダメージは与えない。その代わり触手からは麻痺性の分泌液がにじみ出てくる。触手に捕らえられたものは、難易度19の頑健セーヴに成功しなければ、6ラウンドの間麻痺状態になる。セーヴ難易度は【耐久力】修正値に基づいて算出されている。触手に捕らえられている間、麻痺状態にあるかどうかに関わらず、犠牲者はクリーチャーの顎によって毎ラウンド自動的に1d8+7ポイントのダメージを受ける。
チュールは甲羅のある甲殻類に似た捕食者で、浅い池や泥濘の水面下に潜み、隠れ家から躍り上がって獲物をキチン質の鋏で捕らえ、触手で麻痺させて生きたまま食べてしまう。
チュールは非常に泳ぎがうまいが、地上にいるクリーチャーや浅い水場で転げまわっているクリーチャーを襲うことを好む。いったん犠牲者を捕まえると、多くの場合チュールは組みついた敵を深い水の中に引き込んで溺れさせる。リザードフォークが特にチュールのお気に入りの獲物だが、地下に住む色素の薄いチュールの一族は、モーロック、ドゥエルガル、不注意なドラウ、その他の彼らのいる地下水路に近づきすぎた不運なものを好む。例外はトログロダイトで、チュールはその味を非常に不快に感じる。
チュールは驚くほど知能があり、多くの者が彼らの起源と動機に関する甲斐のない思索にふけっている。共通語を子供のようにペチャクチャと話すが、少数のものは自分たちの近くにいる種族の言語を話すことがある。チュールの社会が彼らが狂乱する繁殖期以外にも存在するかどうかは、人型生物はまだ記録していない。かわりに、チュールの知性は、他の知的クリーチャーを襲うための完璧な奇襲の場所を探し、自身の手の込んだねぐらを殺したものから奪った戦利品で飾り付けることに完全に没頭しているように見える。チュール自身はいかなる種類の道具を使うことにも興味がないらしいが、犠牲者からの記念品をほとんど衝動的に集める。
典型的なチュールは身の丈8フィート、体重650ポンド。