この小さな人間に似た人形は動くたびに砕け騒々しい音を立てる。この身体は骨から削り出したもので、よくできた骨細工で飾られている。
経験点3,200
真なる中立/小型サイズの人造
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート、夜目; 〈知覚〉+0
アーマー・クラス 20、接触15、立ちすくみ16(+5外皮、+1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 59(9d10+10)
頑健 +3、反応 +7、意志 +3
ダメージ減少 10/殴打; 完全耐性 人造の種別特性
移動速度 30フィート、水泳60フィート
近接 噛みつき=+15(1d8+10/19~20、加えて“つかみ”)、爪(×2)=+15(1d4+5)
特殊攻撃 刈り取り顎、目標探索
擬似呪文能力 (術者レベル7; 精神集中+4)
3回/日:インヴィジビリティ
【筋】21、【敏】18、【耐】―、【知】―、【判】11、【魅】5
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +13(組みつき+17); 戦技防御値 27
技能 〈水泳〉+13
その他の特殊能力 骨細工の魔法
骨細工の魔法(擬呪)/Scrimshaw Magic トゥピラクが作られた際、作成者は自身が修得している(2レベルを超えることがなく、物質要素を必要としない)呪文1つをトゥピラクの中に複雑な骨細工の模様として彫り込むことができる。トゥピラクはこの呪文を擬似呪文能力(術者レベル7)として、1日に3回使用する能力を得る。トゥピラクの作成者が望むなら、以前の細工を彫り直すことで、新しい呪文を彫り込むことができる。新しい細工を彫り込むには24時間の作業と、素材として500gpの費用が必要となる。記載したトゥピラクは、この方法に従いインヴィジビリティを備えている。イレイズを使用してこの呪文に対する頑健セーヴに失敗すると、トゥピラクの細工は破壊される。トゥピラクの細工がこのようにして取り除かれると、トゥピラクは擬似呪文能力としてこの呪文を使用する能力を失い、作成者を攻撃し殺すために探し歩くようになる。この場合、トゥピラクの作成者はトゥピラクの目標探索能力の目標となる。トゥピラクの作成者が既に死んでいたなら、トゥピラクは代わりに最も近い生きているクリーチャーを探し、視界に入るとこの新しい目標を攻撃する。そして自らが破壊されるまで殺戮を撒き散らし続ける。
目標探索(超常)/Seek Target トゥピラクの作成者は1回の標準アクションとして、トゥピラクの口に血の一滴や髪一房、その他クリーチャーの肉体の一部を入れることができる。この時点から、トゥピラクは常にそのクリーチャーが位置する向きがどこかを知ることができ、そのクリーチャーの居場所をつかむための〈知覚〉判定に+20の洞察ボーナスを得る。以前の目標が死亡するまで、この方法でトゥピラクに目標を設定することはできない。
刈り取り顎(変則)/Shearing Jaws 全てのトゥピラクは引き裂き引き伸ばすことのできる、あまりにも大きい顎を持って作られる。トゥピラクは噛みつき攻撃に成功した際のダメージに【筋力】修正値の2倍を適用し、クリティカル・ヒットは19~20の出目で可能域となる。トゥピラクは組みついた敵を移動させる際に行うあらゆる判定において、大型であると見なされる。
トゥピラクは作成者の敵を殺すことをただひとつの目的とする、クジラの骨やクジラの歯で作られた小型の人造である。トゥピラクの外見はその構造により様々なものがあるが、全てのものが人目につく顎と手のついた小さな身体、それに水泳に適した脚を備えている。トゥピラクは通常、全長3フィート(約91cm)で重量は30ポンド(約13.6kg)しかない。
トゥピラクは秘密のうちに作られなければならない――他の人がトゥピラクが作られているところを見つけると、この人造を作ろうという試みは直ちに失敗する。作成の一部として、作成者はトゥピラクに宿らせるために宿主となる霊を招いたり誘い出したりする。ほとんどの場合、トゥピラクに宿る霊は死んだ子どもや他の小さな人型生物のもので、新しい入れ物とこの霊の以前の肉体とのサイズが一致することが、このクリーチャーの地上での速度や俊敏性、水中でのほとんどのクリーチャーと比較して不規則な動きを与える。この捕らえられた魂もまた、トゥピラクを粗暴で残忍なものとする。
トゥピラクは腱でがんじがらめにされた30ポンドで750gpの価値があるクジラの骨で作られる。このクリーチャーの作成が完了すると、この腱は落下し、この骨は融けて自律したクリーチャーを作り出す。
必要条件 《人造クリーチャー作成》、ギアス/クエスト、キーン・エッジ、ロケート・クリーチャー、作成者は術者レベル8以上でなければならない、作成者は誰にも気づかれること無く完遂しなければならない; 技能 〈製作:骨細工〉難易度20; コスト 10,875gp