経験点1,600
真なる中立/大型サイズの人型怪物
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚; 〈知覚〉+14
アーマー・クラス 18、接触12、立ちすくみ15(+6外皮、-1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 59(7d10+21)
頑健 +5、反応 +8、意志 +8
移動速度 30フィート、登攀30フィート、飛行60フィート(貧弱)
近接 高品質のファルシオン=+12/+7(2d6+7/18~20)または叩きつけ(×2)=+11(1d6+5)
遠隔 ジャヴェリン=+9(1d8+5)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 空中突撃、ノックダウン
【筋】21、【敏】16、【耐】17、【知】9、【判】12、【魅】10
基本攻撃 +7; 戦技ボーナス +13; 戦技防御値 26
特技 《軽業師》、《技能熟練:知覚》、《鋼の意志》、《迎え討ち》
技能 〈軽業〉+12、〈知覚〉+14、〈登攀〉+13、〈飛行〉+9
言語 共通語、風界語
その他の特殊能力 轟き渡る声
出現環境 暑熱/森林および山岳
編成 単体、2体、部隊(3~5)、または部族(8~48)
宝物 標準(高品質のファルシオン、ジャヴェリン×4、その他の宝物)
空中突撃(変則)/Aerial Charge 飛行中、デルヒは通常の飛行移動速度の2倍の速度で急降下することができる。これは突撃と同様に扱い、攻撃ロールに+2のボーナスとアーマー・クラスに-2のペナルティを与える。
轟き渡る声(変則)/Booming Voice デルヒは自らの轟き渡る声を信号として使用する。この音は大気を12マイルにわたり振動させ、5分の間に60文字を伝えることができる。
ノックダウン(変則)/Knockdown デルヒが両手用武器でクリティカル・ヒットを確定させた際、クリティカル・ヒットのダメージに加えて目標を転倒させて伏せ状態にする可能性がある。デルヒのクリティカル・ロールが目標の戦技防御値を上回ったなら、目標は足払いの戦技を受けたかのように伏せ状態となる。この効果は機会攻撃を誘発しない。また、デルヒが目標の戦技防御値を上回ることに失敗したとしても、足払いをかけ返されることもない。
デルヒ、あるいはフライング・エイプ(飛行する猿)は穏やかで地上に住む猿の中でも、肉食で危険な種である。デルヒは黒と灰色をしたハゲタカやハゲワシの巨大な翼を持つゴリラに似ている。彼らの全長は9フィート(約2.7m)で、重量は400ポンド(約181kg)。
デルヒはトループと呼ばれる互いに関係のある小さな集団を構成する。通常は成体のオス1体、成体のメス複数体、そしてその子供が含まれる。時には複数のオスないしメスが子供をつれず、いずれかの性のみのトループを作ることもあるが、そのような集団は普通、狩りや襲撃、戦争などの特別な目的のために作られ、その目的が達成されるとばらばらになる。デルヒの複数のトループは大きな原始的な部族を形成し、強力な族長1体の支配下にあることが多い。
デルヒはしばしばジャングルの林冠や崖を住居とし、高い木々や地面よりも高いところにある崖の洞窟に巣を作ることを好む。これらの巣から、デルヒは下級のエイプに貢ぎ物を要求する一方で、ドラゴンやドラゴンヌのようなはるかに強力な飛行クリーチャーとでさえ同盟を結ぶ。デルヒはジャングルの奥地にある、崩れかけて草に覆われた廃墟にいることもある。
デルヒは生来肉食性で、好んで狩りを行う。手に持つ刃で止めを刺す前に、高いところからその強力な腕でジャヴェリンを投擲して獲物を攻撃する。しかし肉がほとんど獲れない場合、彼らは果物や根、その他見つかるものならば何でも口にする。