この植物の茎の中央から、先端が小さな爪になった大きな巻き蔦が翻っており、それが今にも襲いかかろうとする蛇のように持ち上がった。
経験点25,600
真なる中立/大型サイズの植物
イニシアチブ +8; 感覚 振動感知60フィート、夜目; 〈知覚〉+13
アーマー・クラス 27、接触14、立ちすくみ22(+1回避、+13外皮、-1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 190(20d8+100)
頑健 +16、反応 +12、意志 +6
完全耐性 [強酸]、植物の種別特性
弱点 [氷雪]による活力低下
移動速度 10フィート
近接 噛みつき=+23(2d6+8/19~20、加えて3d6[強酸])、触手(×4)=+21(1d6+4、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート( 触手 は20フィート)
特殊攻撃 心奪う雲、締めつけ(1d6+8)
【筋】26、【敏】19、【耐】19、【知】1、【判】10、【魅】6
基本攻撃 +15; 戦技ボーナス +24(組みつき+28); 戦技防御値 39(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《強打》、《クリティカル強化:噛みつき》、《神速の反応》、《追加HP》、《武器熟練:噛みつき》、《武器熟練:触手》、《複数回攻撃》、《迎え討ち》
技能 〈隠密〉+13、〈知覚〉+13
出現環境 温暖または暑熱/森林または沼地
編成 単体
宝物 乏しい
心奪う雲(超常)/Captivating Cloud 1日に1回、即行アクションとして、ヴァイパー・ヴァインは、その匂いを嗅いだ者の心を惹きつける力を持つ花粉の透明な雲を、半径60フィートに放つことができる。一度発動された場合は、雲は強風以上の力を持つ風によって吹き散らされない限り、5ラウンドの間継続する。この雲の中にいる全てのクリーチャーは毎ラウンド難易度24の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は心を奪われた状態になる。心を奪われた状態になったクリーチャーは、利用できる最も直接的な手段でヴァイパー・ヴァインに近付くことを除けば何のアクションも取ることはできない。道が火の中や崖から飛び降りるような危険な場所に通じている場合は、危険の中に入る前に効果を終わらせるための2回目のセーヴィング・スローを行うことができる。ヴァイパー・ヴァインの攻撃を受けた犠牲者はフリー・アクションとしてヴァインの攻撃が来る度に効果を克服するためのセーヴィング・スローを新しく行うことができる。これは[精神作用]効果である。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
[氷雪]による活力低下(変則)/Cold Lethargy 何らかの[氷雪]効果にさらされるとヴァイパー・ヴァインは1d4ラウンドの間( スロー呪文と同様に)減速する。
貪欲な肉食生物であるヴァイパー・ヴァインには、葉の生えた太い蛇のような蔦が生えている大きな花が1つある。この植物が適当な獲物の接近を、その敏感な浅く埋まっている根の広がりで感知すると、それは興奮した蛇のように起き上がり、明るい色をした花を翻らせ、心をぼんやりさせる花粉を撒き散らす。物語では獲物を惹きつけて捕らえるこの植物の能力はそのうねる動きによるとされるが、実際はこの効果はこの不可視で無臭の花粉の雲によって作り出されている。
ヴァイパー・ヴァインは湿気と土よりもクリーチャーを食らうことによって栄養を得ているため、わずかな移動能力を発展させており、触手のような根によって地面をずるずる進むことができる。また一種の発展途上の自我さえも持っており、獲物の違いを見分けて限定された戦術を選択することができるだけではなく、特に大きい、あるいは危険な見掛けのクリーチャーを避けることができる。この捕食者の狩場の周りの地域はしばしば犠牲者の残骸が散らばり、植物の犠牲者の残した偶然の財宝が撒き散らされているすぐ傍に野生動物、不運な冒険者、さらには巨人の腐った死体が見られることも稀ではない。