Clone/クローン
系統 死霊術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー8
発動時間 10分
構成要素 音声、動作、物質(1,000GPの価値がある様々な研究資材)、焦点(特別な研究設備、500GP)
距離 0フィート
効果 クローン1体
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
この呪文は1体のクリーチャーの不活性な複製を作り出す。複製元となった個体が殺されると、その魂は即座にこのクローンに移され、代わりの肉体を得る(魂が自由な状態で、生き返ることを望んでいるなら)。
複製元の死体がまだ残っているなら、それは不活性な物体となり、以後は生き返らせることができなくなる。複製元のクリーチャーの本来の寿命が尽きてしまった(自然死した)場合は、クローン化の試みはすべて失敗する。
複製を造るためには、術者は複製元のクリーチャーの生きている身体から採った肉片(毛髪や爪、鱗の類ではいけない)を、少なくとも1立方インチぶん用意しなければならない。肉片は新鮮である必要はないが、防腐されていなければならない(ジェントル・リポウズ呪文を使うなどして)。一度呪文を発動させたら、複製は2d4ヶ月かけて研究室で培養せねばならない。
クローンが完成したら、複製元のクリーチャーがすでに死んでいれば、その魂はただちにそのクローンに入る。そのクローンは複製元と肉体的に同一で、複製元と同じ人格と記憶を有する。 見方を変えると、このクローンはまるで複製元のキャラクターが生命力吸収を受け、永続的な負のレベルを2レベル得て復活したかのように扱われる。対象が1レベルであったなら、代わりに2ポイントの【耐久力】吸収を受ける(これによって【耐久力】が0以下になるならクローンによって復活することはできない)。複製元のクリーチャーから肉片を採った後で永続的な負のレベルを得たなら、クローンも同様に負のレベルを得ている。
この呪文が複製するのは肉体と精神のみであり、装備は含まない。複製元が生きていたり、魂が戻れない状況にある間も、複製は成長することができる。しかしこの体は魂の無い不活性な肉の塊に過ぎず、保護されなければ腐っていくほかない。